HOME >> パドック・返し馬指南 - 馬券厳選講座 >> パドックではここを見ろ!
パドックの見方といっても、競馬場で見る場合と映像で見る場合とでは、大きく異なります。まずはこれから解説していきましょう。

競馬場で見る場合、全馬を見渡せる位置で見るのがベストです。なぜなら出走全馬中どの馬がいいのかを判断しやすいからです。また「止まれ」の合図が掛かって騎手が騎乗したときに、どの馬が変わったかがわかりやすいからです。ここで注意してほしいのが、事前に馬体重をチェックしてはいけないということ。どうも太く見えると思っていたら、そのときに初めて掲示板の馬体重を見て、実際はどうだったのかをチェックするのです。最初から大幅プラス体重だとわかっていて見ると、先入観が先にインプットされてしまい、正しいパドック判断の眼を養うことができません。
次に、見る場所はいつも同じ位置で見るのが正しい見方です。1階と2階とでは角度が違いますし、遠いところから見るのと近場で見るのとでは、印象が変わってきます。A競馬場ではあの位置、B競馬場ではあそこと自分の好みの位置をまず探し、そこを中心に見るべき。前回見た馬の印象が残っていたら、今回とどこが違うかがわかるのです。
次にテレビなどでパドックを見る場合です。まずは音を消してください。自分の眼でどう評価をするのかが、パドックを見る目的だからです。もしひいきにしている解説者や、尊敬する人がいる方は録画をしてください。まずは自分がどう思ったかをしっかり認識して、あとで録画を見て、解説者がどう評価していたかと比較をしてください。そうすることにより、徐々にその解説者と同じレベルまで達することも容易です。また馬体重はだいたいの番組で映像と一緒に放映されますので、先にチェックしても同時進行でチェックしても構いません。

ではパドックの見るポイントを解説したいと思います。その前にパドックを見る目的は何か? 馬券を的中したいというのはもちろんですが、デキの良し悪しを判断するためではありません。デキの良し悪しは自己満足で抽象的な事項で、それよりも馬の将来性、能力を推理するのです。それではポイントを解説したいと思います。

走る馬は体のバランスがいいのが普通です。人間だって才能あるスポーツ選手の外見は違うはず。走る馬は誰が見ても良く見えますし、パッと見て「いいな」と思う馬は、だいたい能力が違います。問題は能力の劣る馬をどうやって判断するかです。
パドックを見るときは側望、前望、後望の3望から見る癖をつける必要があります。側望からは体のバランス、プロポーション、シルエットを判断できます。トモが淋しく映ったり、胸前=懐が狭く映ったり、首が短かったり、胴が長かったり短かったりと、様々な体型があります。その体型がどれぐらいの距離に適しているのか、または能力にどれだけ影響するのかは、場数を重ねるに連れわかってきます。「均整の取れた馬は走る」。まずはこの言葉に見合った馬を探すことです。肢勢も側望、前望、後望から観て判断します。側望からは馬体と四肢のバランスがどうかを見ることができます。前望からは前脚の肢勢、少し難しいかもしれませんが広踏肢勢、狭踏肢勢、O状肢勢(内孤肢勢)、X状肢勢(外弧肢勢)といった肢勢があります。ただし難しく考える必要はありません。肢勢のきれいな馬は能力が高く、何かしらぎこちない肢勢(不正肢勢)は減点になりますが、パッと見て歩様がスムーズな馬は誰が見てもよく見えます。調律良くテンポがある歩様、リズミカルな歩様の馬は高い評価をしていいのです。


人間だって初対面の人を見るときは、顔を見るでしょう。それと同じで、パドックでは馬の顔を見て性格とか能力を推理します。「心耳気眼」という言葉がありますが、馬の眼と耳は「心の窓、心の鏡」といわれ、性格判断、能力判断の目安になります。特に眼が豊円(大きくて愛らしい眼)の馬は能力が高いですね。(実際に名馬の多くはきれいな眼をしている)逆に、耳を盛んに動かしたり、落ち着きのない馬からは好結果は期待できません。
以上3つのポイントで解説をしてみましたが、難しく考える必要はありません。いい馬は誰が見てもよく見えるのです。とにかくたくさんの馬を見ることが、パドック観察力の向上に繋がります。頑張ってください。