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新潟競馬場では40年以上の歴史がある関屋記念、新潟記念のほか、2歳重賞の新潟2歳S、5月の新潟開催で唯一の重賞である新潟大賞典、日本唯一の直線重賞アイビスサマーダッシュ、そして障害重賞の新潟ジャンプS、そして今年から、3歳ダート重賞のレパードSが新設され、計7つの重賞が行なわれます。
古い歴史を誇る新潟競馬場ですが、99年から約2年かけてコース・スタンドなどの大幅改修が行なわれました。01年に全面リニューアルオープン後は、回りが右回りから左回りに変わったことをはじめ、芝・外回りコースの最後の直線は659mと日本の競馬場で最も長いものとなり、日本の競馬場で唯一の1000m直線コースも設置されるなど、日本有数の大型競馬場に生まれ変わりました。

芝直1000mは、リニューアルオープンの目玉コースとして01年から使用されており、重賞はリニューアルと同時に新設されたアイビスサマーダッシュが行なわれます。フルゲートはAコース18頭、Bコース16頭となっています。
コースはスタートから270mは上り坂になっており、そこから200mで同じくらい一気に下ります。その下り坂部分で最もラップが速くなり、各馬一気に脚を使えないと馬群から取り残されてしまいます。下り切った後はほぼ平坦になっており、ゴールまで我慢比べになります。
開幕週は枠による差はありませんが、開催が後半に進むごとに馬場が荒れていない外ラチ沿いを走れる外枠の馬が有利になります。とはいえ、先行できる脚がないと内から外へ外へと馬が殺到してきますから、外枠でもテンに遅い馬だと苦戦を強いられるかもしれませんね。

内回りコースが使用される芝1200mは、2歳新馬、未勝利と、3歳以上1000万以下より下のクラスでレースが組まれており、準オープン、オープン戦は行なわれません。フルゲートはAコース18頭、Bコース16頭となっています。
2コーナーを通過して向正面に入ったくらいのところからスタートし、3コーナーまでの448mは長い直線になっています。スパイラルカーブを導入しておりゴールまでほぼ平坦なことから、一気にスピードで押し切れる馬が有利な傾向にあります。
スピードが落ちない一方で、少々競り合いになるだけで一気にハイペースになることがあり、そうなると差し馬の出番もあるといえます。どうしても逃げたい馬が揃った場合、そのあたりも考慮する必要があるといえますよ。

芝1400mは外回りコースも施行することは可能ですが、基本的には内回りでしか開催されないので、そちらを説明します。フルゲートはAコース18頭、Bコース16頭です。
レースは2コーナーのポケットからスタートし、3コーナーの入口まで648mの長い直線になっています。コーナーに入ってからは1200m戦と変わりませんが、激しい先行争いが繰り広げられるスタートからの直線が200m長いため、逃げた馬は苦しくなることが多いです。
脚質的には、逃げ馬よりも好位抜け出しの馬に有利なデータが出ており、枠的には不利を受けず、しかも馬場の良い外を選んで走れる外枠の方が優勢だといえますね。

芝1600mはすべて外回りで開催され、古馬重賞の関屋記念、2歳重賞の新潟2歳Sと2つの重賞が行なわれます。フルゲートはAコース18頭、Bコース16頭ですね。
向正面の2コーナー寄りからスタートし、外回りの3コーナー入口までは548mと長め。スタートして200mほど進み、外回りに入ってから3コーナーの途中までやや急勾配の上り坂になっており、そこから逆に4コーナーにかけては上ったぶん下っていく形になっています。
659mと長い最後の直線では極限の末脚勝負が繰り広げられ、切れ味のある末脚を長く使える差し・追い込み馬が有利といえます。逆に、一息で走る逃げ馬は余程乗り方を工夫しなくては上位に残るのは厳しいでしょう。

外回りコースが使用される芝1800mは、芝1200m戦と同じく2歳新馬、未勝利と、3歳以上1000万以下より下のクラスでレースが組まれており、準オープン、オープン戦は行なわれません。フルゲートはAコース18頭、Bコース16頭となっています。
スタートは芝1200m戦と同じく、2コーナーを通過して向正面に入ったくらいのところからスタートし、外回りの3コーナー入口までは748mとかなり長い直線になっています。
スタートから競り合いになるとペースが速くなりますが、比較的向正面で落ち着く傾向が強いといえます。芝1600m戦と同じく659mと直線が長いことから、切れる脚を使える差し・追い込み馬が実力を発揮しやすいコースですね。

2歳戦は行なわれず、3歳以上のレースのみ開催される芝2000m。その中でも内回りの芝2000m戦は、新潟で行なわれるすべての3歳未勝利と、500万条件の数レースのみ開催されます。
4コーナーの出口、直線入口付近からスタートし、一度スタンド前を通過してもう一周することになります。コーナーが4つあるので、芝1800mより短くコーナーが2つしかないコースとは雰囲気が変わってきます。
各馬コーナーで距離ロスをしないように内へ殺到するため、ある程度先行できないと内枠の馬は揉まれて厳しい競馬を強いられることになります。大外枠の馬は距離ロスが大きく、1コーナーの入りまでにある程度の位置につけることができないとつらいですね。脚質的には、目標にされる逃げ馬より、好位から抜け出す馬の方が有利といえるでしょう。

内回りと同じく2歳戦は行なわれず、3歳以上のレースのみ開催される芝2000m。新潟大賞典、新潟記念と2つの重賞が行なわれるほか、すべての1000万、1600万下、そして一部500万下のレースも行なわれます。フルゲートはAコース18頭、Bコース16頭です。
レースは2コーナーのポケットからスタートし、外回りの3コーナー入口までの直線は何と948m。直線競馬を除いては、スタートからの直線部分が全国で最も長い設定になっています。
3、4コーナーを抜けて最後の長い直線に入ると、やはり切れ味勝負のレースになります。主に上級クラスのレースが行なわれるため、より切れ味勝負の傾向が強く、スペシャリスト的な存在の馬が生まれることもよくあるといえます。多くのレースが上がり3F33秒台、場合によっては32秒台のレースになることもあるので、上がり勝負に対応できることが重要です。

内回りコースを使って行なわれる芝2200mは、3歳以上の未勝利から準オープンまでのレースが行なわれますが、レース数自体は各クラス年間数レースだけで、さほど多くはありません。フルゲートはAコース18頭、Bコース16頭です。
スタート地点は、内回りの4コーナー出口から、やや外回りコースに食い込んだ部分。一度スタンド前を通過しもう1周しますが、3、4コーナーは内回りコースを走ります。レースのサンプル数が少ないため傾向は微妙ですが、平均ペースになることが多く、脚質的な有利不利はほとんどないといっていいと思います。
コーナーが4つあり、距離ロスを避けるため各馬内に殺到するのは相変わらずで、差しに回る内枠の馬は、揉まれてしまい抜け出せなくなることがあるので注意が必要といえますね。

内回りコースを使って行なわれる芝2400mは、3歳以上の未勝利から500万下までしか行なわれないため、1年間にこのコースで行なわれるレースはかなり限られてきます。フルゲートはAコース18頭、Bコース16頭です。
スタート地点は、外回りの4コーナー出口付近から、やや直線競馬のコースに食い込んだ部分。837mとかなり長いスタンド前の直線を通過し1コーナーから向正面に入っていきますが、3、4コーナーは内回りコースを走ります。このコースもレース数が少ないので傾向は変わってくることもあるかもしれませんが、脚質による有利不利はないといえます。
芝2400mも、距離ロスを避けるため各馬内に殺到しますから、内枠の馬は、ある程度の位置取りでレースを進めることができた方がいいですね。

2歳新馬から3歳以上オープンのレースまで、毎年多くのレースが組まれるダート1200m。フルゲートは15頭となっています。
2コーナーのポケットからスタートしますが、スタートから約100mは芝コースをまたぐことになります。当然、芝コースでスピードに乗れる馬が有利で、内枠でモタついてしまうと、外枠の馬が殺到し厳しい展開を強いられることになります。
ダート戦とはいえ最後の直線は354mと比較的長く、差し・追い込み馬でも4コーナーをロスなく進むことができれば追い込むことが可能です。ですが、コースは終始平坦のため、ペースが緩むと、先行馬が止まらない展開になってしまうのでご注意を。

リニューアルオープン当初の01年はダート1700m戦も行なわれていましたが、現在はダートの中距離戦はすべて1800mで行なわれています。2歳戦は行なわれず、3歳未勝利から3歳以上オープンのレースが行なわれるコースで、フルゲートは15頭です。
スタートは4コーナー出口、直線入口部分。一度スタンド前を通過し、さらに1周するコース形態です。ほぼ平坦コースでコーナーが4つあることから、ペースも緩くなることが多く、先行馬同士で決着することが多いといえます。
外枠の馬は、1コーナーに入るまでに先行し内に潜り込めないと、4つのコーナーで距離ロスをしてしまうので、頭に入れておいてください。