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吉岡司の「調教コース解説」

美浦トレセン調教コース解説

競走馬の調教が行われ、調整、診療なども行われる「美浦トレーニングセンター」。一般ファンには「美浦トレセン」の名で親しまれています。この巨大施設の敷地の広さは、東京ドーム約48個分。南調教馬場、北調教馬場、坂路などで構成される、通常は関係者しか入れないこの場所の隅々までを、解説していきます。

ウッドチップコース

ウッドチップコース

ダートコースの上に細かな木片(ウッドチップ)を敷き詰めたのがウッドチップコース。南調教馬場にあり、一周距離が約1600mになります。木片がクッションとなり脚元への負担が和らげられるという利点があるため、主流の調教コースとなっています。


坂路コース

坂路コース

ウッドチップを敷き詰めた勾配のあるコース。坂を駆け上がることでスピード能力を鍛えられるといわれており、また下がウッドチップのため脚元への負担もそれほど掛かりません。美浦トレセンの坂路は約1200m。時計の計測が可能な距離は約800mで、高低差は約18m。栗東トレセンの坂路に比べると、やや勾配が緩いことは有名です。


ダートコース

ダートコース

美浦トレセンには南のAコース、Dコース、北のAコース、Bコース、Cコースと5つのダートコースがあります。砂の上を走るので、パワーをつけるために使用するのが一般的。また、脚元に不安を抱える馬の多くがダートコースを使用していましたが、最近ではポリトラックができたため、ダートコースの使用頻度は年々減少傾向にあります。また北のAコースの外側は、障害専用の芝コースとなっています。


ニューポリトラックコース&芝コース

ニューポリトラックコース&芝コース

美浦は南のCコースが、内と外に別れており、内側が全長1800mの芝コース。外側が1858mのニューポリトラックコースとなっています。芝コースは実戦と同じ調教ができるので、芝初挑戦の馬がどれぐらいやれるのかを判断するのに、多く用いられているような気がします。ただ芝は他のコースと比べて脚元への負担が大きいのが難点です。それを解消させるために外側に設けられたのが、ニューポリトラックコース。これはオールウェザー型で優れた排水性を持ちます。またクッション性に優れグリップ力があるため滑りにくく、脚元への負担が少ないため、最終的な仕上げに使われる頻度が多いようです。




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