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指数Xとは?

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第3章 基本計算システム

本邦初公開! 指数Xの基本計算システムを大公開

Step1 走破タイムを前・中・後半に3分割
 既存のスピード系指数は、レース全体の走破タイムだけを指標にしているものが多く、脚質などは反映されていない。いっぽう『指数X』では、よりリアルなレースを再現するため、レースを前・中・後半に3分割。その間をどのようなペースで走ったかを反映し、脚質などの再現に努めている。つまり、走破タイムが同じでも、ハイペースで逃げ粘った馬や、スローな流れのなか追い込みを決めた馬などは、指数がやや高くなるようになっている。
Step2 独自の公式、区間別評価で指数化
 次に、Step1で算出した前・中・後半での値をトータルし、いよいよ馬の能力を指数化だ。それは、3分割した各セクション(区間)のスピード(秒速)を単純に平均することに始まる。

 たとえば、1800m戦で、最初の3ハロンを34秒、次のセクション(中間の3ハロン)を36秒、最後の3ハロンを38秒で走破した馬がいたとしよう。この馬の各セクションごとのスピードは、前から順に秒速17.64、16.67、15.79。この合計が50.1で、平均する(3で割る)と16.7。この値が『指数X』の元になるものだが、この段階では、単にレース内容を指数化しただけ。そのレースでの能力発揮値と考えいただきたい。

 なお、先の公式(3区間のスピードの平均を算出)は、現在、すべてのコース、距離には当てはめてはいない。たとえば、前後半の3ハロンがすべて直線コースで、中間の3ハロンがすべてカーブだったりすると、当然ながら中間数ハロンのペースが落ちる。緩ペースの中盤で「引っ掛かる」のは致命傷だが、おおむね重要な区間とはいえず、単純平均していないレースもある。たとえば、平均を算出する際、中間セクションのスピードを半分にして、3で割る代わりに2.5で割ったりしているのだ。その差別化については、現在もなお試行錯誤中で非公開とさせていただく。
Step3 細かい条件に併せて偏差値化する
 Step2で算出された数値は、コース(競馬場)、芝・ダート、距離などを考慮していない。すなわち、短距離レースほど(スピードが速いほど)数値が大きくなってしまっている段階である。そこで、競馬場の全コース別に、独自の基準になる数値を設け、その数値をStep2で算出した数値を比較することで、偏差値を算出する。これにより、前走で違うコース・距離を走っていた馬同士でも、能力比較が可能になるというわけだ。説明すると、過去3〜5年の、コース別、芝・ダート別、距離別に、500万クラス、1000万クラスの1〜3着馬のタイムを、Step2の公式を用いて平均値を出す(ただし、ラップ・走破タイムが大きく違ってくる不良馬場のレースは不採用)。これが「基準になる数値」である。ただし、施行数が極端に少ないレースもあり、また、新潟・東京競馬場のリニューアルもあり、常に微調整をしているため、単なる平均ではないケースもある。この調整の詳細は非公開とさせていただく。
Step4 出遅れや道中の不利を反映する
 レースに不利はつきもの。スタートの出遅れあり、直線で前が開かずに脚を余すといったシーンは多々見受けられる。こういった不利を見逃してしまうと、不当にも、その馬の指数が低くなってしまう。つまり、能力を反映できた数値とはいえなくなってしまう危険がある。そこで『指数X』では、レース中の進路妨害など、不利を受けた馬については、現在、一律で2m余計に走ったものと想定し、数値にプラスαを加え、補正を行なっている。もちろん、不利にも大小があるため、補正の多様化、差別化について現在も研究中だ。
Step5 馬場の状態・コース取りを補正
 続いては、馬場状態、内・外どこを回ったか(コース取り)によっての補正を加える。ご存知の通り、芝の道悪での走破タイムは遅くなり、ダートの道悪でのそれは速くなるのが普通。また、ラチ沿いに内々べったりを走れた馬と、外々を回った馬とには歴然たる走行距離の差がある。これらの状況によって大きな差がある項目について、補正するわけだ。

 馬場状態に関して説明すれば、各クラス別に、1〜3着馬の指数(Step2での値)の平均、そのクラスの「基準になる数値」(Step3参照)とを比較。両者の差のバラツキを補正する仕組み。たとえば、ある日の東京の芝は「プラス30」、福島のダートは「マイナス60」の補正をしたとすると、前者は「やや重たい力の要する芝」を意味し、後者は「脚抜きのいい軽い砂」となる。ただし、コース取り補正を含めて、詳しい補正値については非公開とする。
Step6 あらゆる補正を経て『指数X』完成!
 以上の作業より、レースぶりを評価する要素のほとんどが反映された能力発揮値が完成。が、少数点第2位まで(100分の1桁)の表記ではわかりにくいため、Step3で求めた偏差値に一律300を乗する。それに、便宜的に設けた係数(700)、補正値を加えた(引いた)数値が、その馬がレースで記録した『指数X』の数値である。ここへ、レース間隔、コース適性などを加味して、次走で出すであろう数値を予測。この値こそが『指数X』である。

 たとえば、Step3で、東京の芝1800mの「基準になる数値」からの偏差は、A馬が17.3−16.7=+0.6、B馬が15.9−16.7=−0.8(ただし、実際の秒速の値は小数点以下5位まで見ている)。そして、当日の東京の芝(馬場補正値)が+10だったとすると、『指数X』の値は、A馬=(0.6×300)+10+700=890、B馬={(−0.8)×300}+10+700=470。ここへ「予測の要素」を加味して、発表している数値が『指数X』というわけだ。

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