おしらせ
【今週の重賞】[神戸新聞杯]青葉賞勝ち馬プラダリアらが菊花賞に向けて秋初戦に挑む
■9月25日、中京競馬場で第70回・神戸新聞杯(GII、芝2200m)が行われる。
青葉賞を勝利し、日本ダービーでは5着だったプラダリア(牡3、栗東・池添学)が最有力候補か。年明けデビューながらレースごとに力をつけ3走目で勝ち上がり。続く青葉賞では、いきなりの重賞挑戦ながら5番手を取って道中内めの好位をロスなく走り、前で粘っていたロードレゼルを差し切る完成度の高い内容を見せた。次戦の日本ダービーでも皐月賞組が上位独占するなか5着に好走。別路線組で唯一掲示板入りを果たし地力をアピールした。大目標は次の菊花賞のはずだが、ダービー入着馬としてここは期待に応える走りを見せたいところ。
こちらも重賞勝ちのあるアスクワイルドモア(牡3、栗東・藤原)は、日本ダービー12着から巻き返しを狙う。2走前の京都新聞杯(開催は中京芝2200m)は、その後に信夫山特別(2勝クラス)を逃げ切り勝ちするブラックブロッサムや一宮特別(2勝クラス)を上がり最速で制するボルドグフーシュなど、メンバーがある程度揃った一戦であったが、当時芝2200m日本レコードとなる2分9秒5のタイムで勝利。次走の日本ダービー大敗は、相手関係もそうだが、休み明けでのレコード駆けから中2週での東上戦とあって、反動が抜け切れていない面も影響したか。休養でリフレッシュし、レコードVを果たした舞台で巻き返しを期す。
同じく日本ダービーから巻き返しを図るジャスティンパレス(牡3、栗東・杉山晴)も実績上位。新馬戦→黄菊賞と2連勝で挑んだGI・ホープフルSで2着。続く春の二冠では上位争いに加われなかったが、ディープインパクト産駒にとって7年連続馬券に絡んでいる相性がいい当レースをきっかけに2歳時の勢いを取り戻したい。また、前走の日本ダービーで内へ大きく斜行しており、その反省材料を生かしうまく立て直しができれば、能力的にはここで勝っても不思議はない。
1番人気に支持された青葉賞で5着に終わり、ダービー切符を逃したレヴァンジル(牡3、美浦・堀)はゆりかもめ賞(1勝クラス)を勝利時の鞍上M.デムーロ騎手とのコンビで重賞初制覇を目指す。前走・青葉賞では、道中4番手追走で、しっかり折り合っていたものの、残り1ハロンを過ぎたあたりで急に脚色が衰え、5着に終わってしまった。2000m以上のレースが続いており疲労が少なからずあったのだろう。キャリア6戦全てで道中6番手以内という安定した先行力があり、かつ掲示板を外していない堅実な走りを見せているように、ポテンシャルは今回のメンバーに入っても上位なのは間違いない。十分に休養を取って挑む前哨戦のここで軌道に乗り、秋の大舞台へ飛躍なるか。
ほかにも、前走の出雲崎特別(1勝クラス)でレコード勝ちしたジュンブロッサム(牡3、栗東・友道)、無傷の2連勝でここに挑むパラレルヴィジョン(牡3、美浦・国枝)に加え、3走前のスプリングS覇者ビーアストニッシド(牡3、栗東・飯田雄)など、どの馬が勝ってもおかしくない混戦の中、菊花賞の優先出走権を得るのはどの馬になるのか必見だ。
(Text:Nakai)
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