おしらせ
【今週の重賞】[日経新春杯]ダービー3着馬・ヴェルトライゼンデが重賞2勝目に挑む
1月15日、中京競馬場で第70回・日経新春杯(GII、芝2200m)が開催される。
ヴェルトライゼンデ(牡6、栗東・池江)は2023年始動戦で2度目の重賞制覇を目指す。2歳時のホープフルSでは、後の無敗3冠馬・コントレイルに0秒2差の2着と早い時期から頭角を現していた素質馬。翌2020年の日本ダービーでは3着好走を果たす。その後脚元の弱さで順調に使えてこなかったが、屈腱炎から1年4カ月ぶりの復帰戦だった鳴尾記念で見事復活勝利。ブランクを感じさせない走りで力健在を大いにアピールした。前走のジャパンCで3着に好走するなど左回りコースではこれまで馬券外に沈んだことがなく、同舞台の神戸新聞杯でも2着しているのも強調材料。地力、勢いは抜けた存在で、ここでも勝ち負けだろう。
充実期のロバートソンキー(牡6、美浦・林)は得意のコースで重賞初制覇を狙う。前走オールカマーでは内ラチで脚を溜めると、上がり最速の脚を使って6番人気ながら2着。勝ったのは次戦でエリザベス女王杯を制し、続く有馬記念で3着に好走のジェラルディーナだった。直線でみせた最後の差し脚は重賞制覇も目前かと感じさせる走り。加えて同馬は中京コースで【2.0.1.0】という成績で相性抜群だ。また2200mの距離についても【2.1.1.0】とこちらも得意にしておりこれ以上ないベストな条件だろう。重賞勝ちを狙える態勢にありそうだ。
ヤマニンゼスト(牡4、栗東・千田)は菊花賞6着からの巻き返しを期す。デビュー戦から5戦目で勝ち上がりとやや時間を要したが、連勝で札幌の1勝クラスを勝ち上がると、2走前の神戸新聞杯では、内でじっくり脚を溜め、後方から追い上げると12番人気の低評価を覆し2着に入ってオープン入り。今回と同条件のコースで有馬記念2着のボルドグフーシュに先着しているようにコース適性は高そう。そして初GI挑戦となった前走の菊花賞でも6着と健闘。4角でスムーズに走れれば着差はもう少し詰められただろう。今回、好走した神戸新聞杯と同じ舞台なら勝ち負けがあっても。
プラダリア(牡4、栗東・池添学)もポテンシャルを秘める4歳馬だ。父はディープインパクト、母父はクロフネという血統構成。3歳シーズンの1月とデビューはやや遅れたものの、3戦目の未勝利戦で7馬身差の圧勝で勝ち上がると、続く青葉賞では好位から鋭く伸びていきなり重賞を勝利し、2連勝で一気に日本ダービーの優先出走権を獲得した。しかしともに5番人気に支持された日本ダービーと菊花賞では5着、7着とGIの壁に跳ね返されている。ただ血統から考えるとそこまで長距離がいいタイプではなく、中京芝2200mのほうが適性は向きそう。800mの距離短縮に戸惑わなければ、この馬にもチャンスは十分。
この他にも、GIII・京成杯S3着、GII・京都新聞杯では2着と重賞でも健闘しているヴェローナシチー(牡4、栗東・佐々木)、芝の函館記念、ダートのレパードSと芝ダート双方の重賞を制覇している白毛馬・ハヤヤッコ(牡7、美浦・国枝)、中日新聞杯7着から巻き返しを図るイクスプロージョン(牡5、栗東・杉山晴)、昨年は京都記念と鳴尾記念で3着に好走したサンレイポケット(牡8、栗東・高橋忠)、2021年の小倉記念以来の重賞制覇を目指すモズナガレボシ(牡6、栗東・荒川)あたりが主な出走メンバー。今年で70回を数える伝統の古馬中距離重賞で是非とも注目したい一戦だ。
(Text:Nakai)
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