おしらせ
【今週の重賞】[阪神牝馬S]ルージュスティリア4連勝で重賞制覇なるか
■4月8日、阪神競馬場で第66回・阪神牝馬S(GII、芝1600m)が行われる。
連勝街道を突き進むのはルージュスティリア(牝4、栗東・藤原)。新馬戦は桜花賞、オークスの勝ち馬スターズオンアースを下して勝利。その後のチューリップ賞、フローラSでは出遅れ、初の長距離輸送や折り合いを欠くなど脆さが露呈し結果が出なかったが、立て直して臨んだ昨年秋の1勝クラスでは馬体重を20キロ増やして難なく勝ち上がり。そこから2勝クラス→3勝クラスと目下3連勝中だ。高いスピード能力と瞬発力からマイルがベストだろう。前走は前に壁がない状態でも折り合うことができており、成長を感じる内容だった。秘めたる素質が開花し、ここで重賞制覇を果たしても驚けない。
ソダシの全妹ママコチャ(牝4、栗東・池江)の活躍にも注目が集まる。自己条件を3連勝して挑んだ前走ターコイズSでは、先行して脚を伸ばすも外の差し馬に飲み込まれて5着。それでも勝ち馬に0秒2差と初重賞でメドの立つ走りができた。2歳時に出走したファンタジーSでは桜花賞で好走したウォーターナビレラ、ナムラクレアに続く3着と一線級を相手に戦ってきており重賞Vも時間の問題か。例年差し馬が台頭するレースだが、流れ次第でチャンスは十分だ。
イズジョーノキセキ(牝6、栗東・石坂)は今年初戦を迎える。前走の有馬記念は2歳秋のサフラン賞以来の中山舞台だったが、先日のドバイシーマクラシックにも勝利したイクイノックス、阪神大賞典2着のボルドグフーシュ、エリザベス女王杯勝ちのジェラルディーナに続く4着に善戦。GII・府中牝馬S勝ちもあり、今回のメンバーなら1枚上の実績だ。久しぶりのマイル戦となるので流れに乗れるかがポイントになるだろう。
アンドヴァラナウト(牝5、栗東・池添)は復活Vを目指す。近2走の愛知杯、エリザベス女王杯は大きく負けたが、いずれも重い馬場を気にして進みが悪く、自身の競馬ができなかったのが敗因だ。昨年の当レースでは2着に好走しており、阪神芝マイル戦の成績は【1.3.0.0】と得意コース。開催が進み馬場が踏み固められ、今週は良馬場で行われそうなので同馬にマッチした馬場コンデションになりそう。不完全燃焼で終わった近走の鬱憤を晴らす走りに期待したい。
悲願のタイトル奪取に燃えるのはピンハイ(牝4、栗東・田中克)。昨年はチューリップ賞2着、桜花賞5着、オークス4着と健闘を重ね、昨秋のエリザベス女王杯では9着。大きく負けたが、これが内を通った馬に不利な馬場状態だったためで参考外でいい。今年初戦の東京新聞杯は8着も勝ち馬とは0秒5差に留めていた。牝馬限定戦なら巻き返しも可能だろう。
他にも、重賞2着が続くウインシャーロット(牝4、美浦・和田郎)、ヴィクトリアマイル連覇のヴィルシーナを母に持つディヴィーナ(牝5、栗東・友道)や、昨年チューリップ賞で0秒3差4着だったサウンドビバーチェ(牝4、栗東・高柳大)などが出走予定。ヴィクトリアマイルに繋がるレースなだけに注目の一戦だ。
(Text:Funaki)
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