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【今週の重賞】[フローラS]オークス母仔制覇を目指してイングランドアイズが権利獲りに挑む

■4月23日、東京競馬場で第58回・フローラS(GII、芝2000m)が行なわれる。

“オークス母仔制覇”を目指して参戦するのがイングランドアイズ(牝3、栗東・安田翔)。2014年のオークスを優勝したヌーヴォレコルトがイギリスに渡り、当地で名マイラー・キングマンを配されて誕生したのが本馬である。昨年11月の阪神新馬をデビュー勝ち。2戦目のクイーンCは4着に敗れたが、そこを勝利したのは前走で2着に下したハーパーだった。クイーンCでの着差はわずか0秒1。またハーパーが桜花賞で4着に善戦したことから、イングランドアイズも重賞級の力を秘めていると考えられる。マイル戦の前走は忙しそうだったので、2ハロン延長は歓迎だろう。

優秀な兄姉たちに続きたいのはソーダズリング(牝3、栗東・音無)だ。父はハーツクライで、母・ソーマジックは桜花賞3着馬。兄・ソーグリッタリングはOPクラス2勝、姉・マジックキャッスルは愛知杯に勝ち、秋華賞2着、ヴィクトリアマイル3着とGIでも好走、現役の兄・ソーヴァリアントはチャレンジC連覇と、兄姉が大活躍している良家の出身だ。デビュー戦はタイム差なしの2着。2戦目は2着を2馬身半突き放す快勝。その2着馬は次走で楽勝した。姉のマジックキャッスルは早い時期から重賞で好走しており、3戦目の重賞初挑戦でも期待できるかもしれない。

ドゥムーラン(牝3、美浦・尾関)も素質の高さでは負けていない。新種牡馬・サトノダイヤモンドの産駒。母・アメリはJRA3勝止まりだったが、その母・アゼリは米GIを11勝、年度代表馬に輝き、アメリカ競馬殿堂入りしたほどの歴史的名馬である。脚元が弱く仕上がりが遅れ、すでに新馬戦が終了した3月の中山未勝利で初出走。既走馬相手にくわえて、体質の弱さが懸念されて6番人気の伏兵扱いだった。レースでも前半ついていけずに後方を追走していたが、3コーナーで外から進出し、直線であっさり他馬を抜き去ってデビュー勝ち。逃げ先行馬が2、3着に残る前有利の展開を差し切ったのだから、着差以上に強い勝ち方だった。ポテンシャルはかなり高そうだが、2000年以降キャリア1戦での優勝例はなく、成長途上の本馬が前例を覆すことができるか。

キミノナハマリア(牝3、栗東・千田)は成長力で勝負。父は2017年本レースで産駒がワンツーフィニッシュを決めたハービンジャー。祖母パールシャドウは地道に勝ち上がりOPクラスまで上り詰めた。昨夏の函館で新馬勝ち。エリカ賞3着などを経て、5戦目の君子蘭賞を制覇。上がり最速(タイ)で後続を3馬身突き放す圧勝劇だった。戦歴は決して派手ではないものの、デビュー時から10キロ以上体重を増やしてパフォーマンスを上げている点は大いに強調できる。1勝クラスを勝って臨む馬の好走が目立つレースであり、今年はキャリアの浅い馬も多いので、“経験の豊富さ”は有利に働きそうだ。

そのほかに、フラワーC4着、芙蓉S2着のゴールデンハインド(牝3、美浦・武市)、ひいらぎ賞3着のティファニードンナ(牝3、美浦・木村)、アネモネS3着のクイーンオブソウル(牝3、美浦・林)、既走馬相手のデビュー戦を4馬身差圧勝したブライトジュエリー(牝3、栗東・橋口)などがエントリー。実績馬が少なく、キャリアの浅い素質馬が人気に推されそうで、波乱含みの一戦だ。

(Text:Hattori)

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