UMAJIN.net

スマートフォンアプリ

UMAJIN.netのスマートフォンアプリが登場!

バナーをクリックして、リンク先よりお持ちのスマートフォンにダウンロードしてください。
タブレット端末にも対応しております。

iOS端末の方はこちら

app store

Android端末の方はこちら

google play
馬市ドットコム
相川牧場採用情報

競馬サロン

佐倉京助

2022/07/03 00:20

【7月3日(日)】CBC賞、ラジオNIKKEI賞 「軽い斤量」と「軽いハンデ」は似て非なるもの…!?

539
【第121夜・CBC賞、ラジオNIKKEI賞】

昨日の続き。先週の宝塚記念でビックリしたこと、もうひとつ。

それは、キングオブコージに騎乗した横山典弘騎手の最後の直線です…!

「途中でヤメたって言いたいんだろ? そんなのいつものコトじゃないか」と言われそうですが、そうではありません。

横山典弘騎手は最初から最後まで徹頭徹尾、まったく追わなかったのです!

最初から追ってないのですから、決してヤメたわけではありません。“ハナから追っていないのです”。「ホントかよ!?」って信じられない方はぜひ宝塚記念のパトロールフィルムをご覧ください。大げさでもなんでもなく、ありのままの事実を述べただけです。

いやあ、条件戦ならさておき、重賞よもやGIレースで、あそこまで無気力な騎乗というのは、自分の記憶にはありませんね。逃げたりマクリが不発で末を失った馬であれば理解もできるのですが、後方を進んだ馬で最後ひとたびも追わないっていうのは、ある意味、すごいですよ。ブービー16着馬から3秒も離された超大差の最下位だったのも、直線で何もしていないのですから当然の着順ですよね。

しかも追わないだけでなく、直線の勝負どころからは、ずっとオーロラビジョンを見てましたからね。もちろん、可愛い長男・和生騎手跨るタイトルホルダーをガン見していたのでしょう。ゴール後なんかは、ずっと後ろを振り返っていますし。唖然としますわ。

“父兄参観”と揶揄された昨年のダービーでも、オーロラビジョンを見たのはゴールを過ぎてから。それまでは一生懸命追っていましたよ(それもパトロールフィルムを見れば一目瞭然です)。追わなきゃ天下のダービーで11着には入れませんからね。あれなら“笑いごと”で済ませることもできたでしょう。

僕はキングオブコージに対抗を打っていたのですが、当初は本命まで考えていました。しかし、昆厩舎の管理馬のような特殊なケースを除き、横山典弘騎手の馬に本命を打つことは、スタート直後に金をドブに捨ててもいいくらいの覚悟が必要。自分だけならともかく、曲がりなりにも人様に予想をお見せしている以上、そんな理不尽におつきあいさせることはできません。

買い目でも本命馬(パンサラッサ)とは別軸の3連複を押さえたのですが、そちらもキングオブコージだけでなく☆印のマイネルファンロンとの2頭の軸で買い目を組み立てました。押さえ馬券でも彼と心中するのはまっぴらご免と思ったし、実際にデムーロ騎手が操るマイネルファンロンは見せ場たっぷりの5着に頑張ってくれました。

キングオブコージは最後全力で追ったとしても馬券に絡む可能性がなかったことは、レース展開を見ればわかります。だから馬券が外れたことに腹を立てているわけではありません。それに横山典弘騎手がああいった騎乗をすることは当然、織り込み済み。馬券や予想については、すべて“自己責任”です。

しかし、そういったこととはまったく別の次元で、“職場放棄”といってもおかしくない、あの騎乗を看過してもいいものなのでしょうか。

競馬場のコースには裁決がレースをチェックするために、あらゆる角度からカメラが向けられています。内馬場からホームストレッチへ向けられたカメラも間違いなくあるはずで、そのフィルムには直線で馬も追わずにオーロラビジョンをガン見している横山典弘騎手の顔が写っているはずです。裁決はそれを見て、何も思わなかったのでしょうか。

これはもう、横山典弘騎手の問題ではないと個人的に考えています。金科玉条のごとく“公正競馬”を謳うJRAが、ああいう騎乗を放置していいのか、という段階に来ているのではないでしょうか。JRAが黙認しているのですから、当人も「あれでいいんだ」と開き直っているのですから。

まあとにかく、今年の宝塚記念には“驚かされました”。すごくいい意味でも、とてつもなく悪い意味でも。そして、その両極端な出来事に関わっているのが、実の親子であるという点は、なんともアイロニーだと思います

さて、それでは予想に参りましょう。

まずはレース順に、小倉のメイン、CBC賞(芝1200m)から。

昨年に続き、今年も本来の中京ではなく小倉で行なわれるスプリント重賞。コースが替わるので、過去のデータは役に立つものと役に立たないものに分けなければなりません。枠や種牡馬の傾向などは、まったく参考にはなりませんね。

今年話題になっているのは、ハンデ49キロのアネゴハダと48キロのテイエムスパーダ。特に後者に関しては、現在売り出し中のルーキー・今村聖奈騎手が初めて重賞に挑戦するということでマスコミも色めき立っています。そして前売り段階では、この“極軽コンビ”が1、2番人気と、人気にも祭り上げられているわけです。

確かに僕もハンデが発表された直後は、この軽ハンデの2頭に真っ先に目が行きました。アネゴハダは前走本命にして馬券を的中。テイエムスパーダも2走前の重賞・葵Sで単穴▲の重いシルシを打ったほど、どちらも能力を高く評価していた馬でしたし。それにくわえて、この“恵量”ですから、いかにも魅力的に映りました。

ただし、注意しなければならないのは、この2頭の40キロ台の斤量というのは、別定戦による“斤量”ではなく、ハンデキャッパーが決めた“ハンデ”であるということ。

例えば函館スプリントSを優勝したナムラクレアは斤量50キロでしたが、これは「ナムラクレア」だから50キロになったのではなく、「6月短距離戦の3歳牝馬」だから自動的に50キロになったもの。

しかし今回の40キロ台のハンデは、ハンデキャッパーが能力を吟味したうえで「軽くしよう」と決めたものです。身もふたもない言い方をすれば、「弱いから軽くしないと」ということ。ナムラクレアの50キロと、アネゴハダの49キロやテイエムスパーダの48キロとは、根本的に意味合いが違うのです。

今回はふだん“女性減量”がある今村騎手が乗るので、なおさら混合しがち。今村騎手が平場で「50キロ」で乗るのは、本来は「54キロ」で乗るべき馬を、“女性減量”の特典のおかげで4キロ減じて騎乗するもの。まさに「特典」というように“おトク”な斤量であるわけです。

ところがCBC賞のテイエムスパーダの「48キロ」は、どの騎手が乗ろうが「48キロ」で乗るべきもの。トクでもなんでもなく、「48キロじゃなきゃ勝負にならない」と判断された結果なのです。つまり「弱い馬(このメンバーの中では)」の烙印を捺されたに等しいのです。

近年のハンデ戦は軽ハンデの馬ではなく、むしろ重ハンデの馬の方が走ってくる傾向にあることは、多くの方も実感されていることと思います。軽ハンデ馬が穴をあけることで有名なマーメイドSも、今年は54キロ・55キロの馬が馬券内を占めました。

実際、ハンデ重賞で49キロ以下の馬が馬券になったことは、ここ10年一度もありません。40キロ台のハンデ馬が重賞で馬券に絡んだのは、2009年の日経新春杯(テイエムプリキュア49キロ1着)まで遡らなければならないのです。

CBC賞に限らずハンデ重賞で40キロ台の馬が1、2番人気に推された例はほぼ皆無。だから過去の事例は参考にはならないかもしれません。けれども、近年重ハンデ馬のほうが好走するという大きなトレンドや、ハンデキャッパーの“判断”を踏まえると、やはり今回の“極軽コンビ”を重視することはできない。馬券妙味もないわけですし、切りこそしないものの、ここはハンデ同様に“軽く”見ることにしました。連下△印。

そして本命は、14番タマモティータイムです。

「その馬も50キロの極軽ハンデじゃないか! ここまでの長い口上はいったいなんだったんだ!!」と、石が飛んできそうですが(汗)、実は49キロとは1キロしか違わなくても「50キロ」になると、それなりに馬券に絡んでくるのです(大汗)。マーメイドSは昨年、一昨年と50キロの馬が勝っていますし、2020年中山牝馬S2着リュヌルージュや2019年ダイヤモンドS2着のサンデームーティエなど、重ハンデ馬隆盛の近年も、ポツポツとは来ています。何より、前日段階で10番人気と、人気は全然ありませんから…!

本命にした決め手のひとつは「出走間隔」。「近年の芝重賞はレース間隔が空いたほうが好走しやすい」という、お馴染みの“フレッシュ理論”のみならず、このCBC賞自体、ゆったりとしたローテの馬のほうが好走確率が高くなります。過去10年、中9週以上空いた馬は【5.5.5.30】という成績で、勝率11.1%、複勝率33.3%と、3頭に1頭も馬券になるのです。

これはタマタマではなく、必然の結果ではないかと。なぜなら例年CBC賞が行なわれる時期は、場所が中京だろうが小倉だろうが、梅雨から盛夏にかかる季節の変わり目。馬にとって不快な時期で疲れもたまりやすく、使い詰めの馬には厳しいはずです。初めて小倉で開催された昨年も、優勝したファストフォースは前年10月以来の実戦で、3着アウィルアウェイも高松宮記念以来の3カ月ぶり。2着ピクシーナイトもNHKマイルCから中7週と、そこそこ間隔は空いていました。

昨年は日本レコードが飛び出したように、夏の小倉の開幕週はバカッ速い時計が出ます。こういった高速スピードで走るには、連戦中の馬より、じっくり英気を養ったフレッシュな馬のほうが有利でもあるのです。その点で先の“極軽コンビ”は、アネゴハダが中3週、テイエムスパーダにいたっては中2週⇒中1週と押せ押せで来ており、これも狙いを下げた理由でありました。

タマモティータイムの前走は4月16日のやまびこSで、中10週とたっぷり間隔が空いています。しかもその前走は初のダート戦、レースではただ後方を回ってきただけで、まったく消耗しませんでした。そして前走後はここを目標にしていたようで、馬なりに終始した調教を見ると、この間はきっちり予定通り調整できたことがうかがえます。

馬柱に目をやると、ふたケタ着順やら競走中止やらで、さんざんな成績です。4走前に鼻出血を起こしたように、このターンは体調がすぐれなかったのではないでしょうか。今回の休養は心身ともにリフレッシュし、悪い流れを断ち切れたかもしれない。確証があるわけではないものの、陣営のコメントや調教からは前向きな印象を感じ取ることができました。

もうひとつ本命の決め手は、「スピード」です。まず今回、スプリント重賞にしては逃げ先行馬が少ないメンバー構成。それで開幕週なのだから、なおさら先に行けたほうが有利なはず。

そしてこのタマモティータイムは、馬柱には載っていないものの、小倉ではすさまじい速さを見せています。2年前、小倉芝1200mで未勝利を勝ったときの走破タイムは、なんと1分07秒1。このレースは鮮烈だったのでよく覚えているのですが、近2走芝中距離を走っていた馬がいきなり後続を3馬身も千切ってしまい、「すっごい速く走れるんだなあ」と目を丸くしたものです。

翌日には2歳コースレコードが出たように、確かに速い時計が出る馬場状態だったとはいえ、そんな高速馬場に3ハロンもの大幅距離短縮でいきなり対応できたのは、スピード能力がなければ成し得ない“荒業”です。これは「中11週」という余裕のあるローテも後押ししたものと思われます。

続く昇級初戦も同じコースで連勝したのですが、時計は2秒以上遅い凡庸なもの。それは稍重馬場だったせいもありますが、それ以上に中2週の詰まったローテの影響も大きかったのでは。それでも2着にはコンマ3秒差もつけているのですから、強い走りではありました。

さらに3走後、同コースの小郡特別を3馬身半差で圧勝。字面のタイムこそ1分07秒4と未勝利勝ち時よりコンマ3秒遅かったものの、夏開催ほどには時計が出ない冬開催での記録。パフォーマンスを大きく跳ね上げたことは間違いなく、それはこちらも「中8週」のゆとりのある臨戦過程が奏功したのでしょう。

土曜日は1勝クラスで1分07秒0の時計が出たことから、CBC賞では1分06秒台の決着が予想されます。今年のパッとしないメンバーの中に06秒台で走れる馬が何頭いるかわかりませんが、未勝利を1分07秒1で駆け抜けたタマモティータイムは間違いなく対応できます。まして当時より4キロも斤量が軽くなるのですから。

枠は7枠14番と、一見不利な枠に入れられました。ところが小倉芝1200mの上級条件を調べると、外枠は不利どころか、むしろ内枠より有利な傾向が出ていました。おそらく外から競りかけていくほうが、押圧される内より伸び伸び走れるからでしょう。

また鞍上の国分恭介騎手は本来はテイエムスパーダに乗る予定でしたが、48キロのハンデはさすがに厳しく、同馬の手綱を今村騎手に譲らざるを得なかったそう。だから国分騎手にしてみれば想定外の騎乗とはいうものの、逆にタマモ陣営にしてみれば“棚ボタ”的な好都合。ほかに50キロで乗れるマトモな騎手なんて、そうそういなかったでしょうから。

注目集まる今村騎手は確かに新人、しかも女性としては確かに達者ではありますが、とはいえ重賞は初騎乗で、当然勝ったこともない。一方の国分恭介騎手は重賞ウイナーであり、今年はアフリカンゴールドで京都記念を勝ち、初のGIIをゲットと調子もよさげ。宝塚記念はそのアフリカンゴールドで大敗したものの、果敢に先行する姿は、どこぞのベテランジョッキーとは異なる爽快感を覚えたものです。

この乗り替わりは“吉”と出ると見ました。国分恭介騎手には気風よくハナを切ってくれるだけで構いません。それで最後歩いたら、こちらの見立てが間違っていただけ。もちろん、粘り倒してくれたら大勝利です…!

対抗は8番タイセイビジョンにしました。本馬も4月の春雷S以来でフレッシュな状態。また昨年本レースでは直線で不利を受けながら、3着に半馬身差の4着に走っています。重賞2勝2着3回と実績も最上位。57キロの斤量も昨年と同じなので、そこまで気にする必要はありませんし、背中も同じ川田騎手なので、昨年の轍は踏まないはずです。

単穴は11番のカリボール。本馬も中8週とゆとりのあるローテを好感。また前走初めての1200m戦でいきなり勝ったところを見ると、年を重ねた末にスプリンターの資質が表出してきたのではないか。これまでの走りを見ると、高速馬場のスピードについていけるか若干不安ではありますが、そこは2度目のスプリント戦での慣れや上積みに期待したい。

そのほかのシルシや序列は以下に記しました。買い目と一緒に発表します。

〈小倉11R・CBC賞〉
◎14 タマモティータイム
○8 タイセイビジョン
▲11 カリボール
☆3 レジェーロ
注17 ファストフォース
注12 スマートリアン
△15 スティクス
△2 アネゴハダ
△5 テイエムスパーダ
△10 メイショウチタン
△9 ロードベイリーフ

【馬単ウラオモテ】14⇔2、3、5、8、9、10、11、12、15、17(20点)
【3連複フォーメ】14=3、8、11、12、17=2、3、5、8、9、10、11、12、15、17(35点)


小倉メインまでに資金が増えているようであれば、タマモティータイムとタイセイビジョンの2頭軸で3連単マルチを買ってみようと思っています。

続いては、福島メインのラジオNIKKEI賞(芝1800m)を。

ご多分に漏れず、今回も最初の重賞だけですっかり長くなったので、ここからはコンパクトサイズに進めます。

ここは僕の“お気に入り”のチェック馬が2頭出走します。一頭は前走・プリンシパルSで本命にしたショウナンマグマ。もう一頭はデビュー以来、地味に連対を続けているゴーゴーユタカ。前者は2走前の圧勝劇、後者はレッドモンレーヴやモンタナアゲートといった骨っぽい相手と勝ち負けをしている点を、それぞれ高く評価しています。

しかしショウナンマグマはハンパなく気性が悪い馬で、前走の騎乗を見るに、菅原明騎手では御せないと判断。またゴーゴーユタカは大外を引いてしまい、鞍上の田辺騎手は枠なりに乗る騎手なので道中は激しく距離ロスが生じそう。というわけで、どちらも本命にはできませんでした。

代わりに◎を献上したのは、5番のクロスマジェスティ!

ラジオNIKKEI賞はサンデーサイレンス系が異様に強いレースで、近10年、昨年を除いた9回はすべて父サンデー系の馬が優勝しています。ところが例年出走馬の大半を占める父サンデー系が今年は少なく、3番枠から6番枠までの4頭しかいません。クロスマジェスティはその中の1頭、父がサンデー系のディーマジェスティです。

本馬は過去5戦すべてマイルを走っており、1ハロン延長の初の1800mに不安を感じます。しかしディープブリランテを父に持つ兄メイショウテンモンは芝では小倉1800mと阪神2000mに勝っている。ディープブリランテはディーマジェスティと同じ中長距離タイプのサンデー系です。また、ちょっと遡りますが、祖母のテンザンユタカは旧・中京コースで行なわれた芝2000mの重賞を2勝(サファイアSと愛知杯)に優勝している名牝。

このように兄も祖母も小回りの芝中距離で勝っていることから、クロスマジェスティも小回り中距離適性を秘めている可能性が十分考えられます。

そして決定打になったのは、“急遽の騎手変更”。騎乗予定だった三浦騎手が土曜9Rの装鞍中に馬に踏まれて負傷。診断の結果、骨折の疑いと診断され、騎乗が不可能になりました。

代わりに跨るのが、内田博幸騎手。あれ!? このシチュエーション、どこかで見たことがあるような…。

そうです、2年前にバビットが勝ったときと瓜二つなのです…!

あのときも、レース当日に騎乗予定の団野騎手が落馬負傷。骨盤を骨折する大怪我で騎乗不可能となり、急遽代打に指名されたのが、内田博幸騎手だったのです。

結果はご存知の通り、バビットは果敢にハナを奪い、そのまま逃げ切り勝ち。この勝利を機会に同馬は内田騎手のお手馬となり、セントライト記念も連勝することになりました。

「そんなタダの偶然を本命の根拠にするのか!?」と怪訝に思われる向きもあるでしょう。しかし、“急遽の乗り替わり”が激走のスイッチを入れることは、たびたびあることなのです。

なぜかというと、ジョッキーはつねにさまざまな“制約”に縛られながらレースに騎乗しています。調教師やオーナーはもちろんのこと、ときには厩務員や調教助手からも「ああ乗れ、こう乗れ、それは絶対するな」と細かく指示を受けるのです。「どスローでハナに行けば勝てそうなのに、なんであの騎手、馬を引っ張ってるんだろう?」などと疑問に思った際は、ほぼ間違いなく「逃げるな」「脚をためろ」とレース前にキツく言われています。“感性”に従って自由奔放に乗れる騎手なんて、どこぞの大ベテランくらいなものでしょう。笑

ところが“急遽の乗り替わり”となると、事情が違ってきます。ふだんは“頭が高い”調教師やオーナーも、アクシデントによる急な騎乗依頼では、騎手に対してさすがに強く出ることができません。そもそも時間がないので、指示を細かく出すこと自体が難しく、たいていは馬の特徴やクセを伝えたうえで、「あとは流れで…」(笑)といった感じになるケースが多い。

ジョッキーとは本来、レースの流れに応じて臨機応変に馬を操れる“プロ”であり、細かい指示などないほうが、むしろいい騎乗ができるもの。ウチパクさんほどの名手・ベテランであればなおさらです。

くわえて、急遽の代打騎乗は精神的にもすごくラク。お願いされて乗っている立場のうえ、指示も少ない。かりにヘグったところで、もともとお手馬じゃなかったのだから、次走の騎乗依頼の有無を気にする必要もない。逆にうまく乗って好結果を残せば、次走も依頼が来る可能性があるし、またその馬の調教師やオーナーとの縁が深まるかもしれない。

最近ではナムラクレアが好例。松山騎手の怪我のため手綱が回ってきた浜中騎手は、代打騎乗の小倉2歳Sに勝つと、そのまま主戦に。ファンタジーSやフィリーズRで2着に入り、桜花賞では3着に入る活躍。そして先日の函館スプリントSでは見事にふたつめのタイトルをゲットしたわけです。

このように、急遽の代打騎乗というものは、ジョッキーにとってプラスこそあれ、マイナスは一切ありません。リラックスした状態で“プロ”がプレーしたとき、いつも以上に高いパフォーマンスを発揮するのは当然ともいえるのです。

2年前のバビットだって、内田騎手だったからこそ、毅然とした逃げを打つことができたと見ています。もし団野騎手のままなら、逃げなかった(逃げられなかった)可能性もあったわけで、そのときはおそらく勝つことはなかったでしょう。

今回、内田騎手がどのような乗り方をするのか、それこそ外野はわかりません。ただしメンバーを見る限り、今年はけっこうペースが厳しくなりそう。もし持久力勝負になれば、内田騎手の“剛腕”がきっと活きるに違いない。

枠も内目のいいところをもらいました。あとは“代打・ウチパク”の大胆騎乗に託したいと思います。

対抗以下のシルシや序列は下記にまとめました。買い目と併せてご覧ください。

〈福島11R・ラジオNIKKEI賞〉
◎5 クロスマジェスティ
○3 フェーングロッテン
▲13 ゴーゴーユタカ
☆4 オウケンボルト
注6 ボーンディスウェイ
注7 ショウナンマグマ
△2 ホウオウノーサイド
△1 サトノヘリオス
△12 グランディア
△11 ソネットフレーズ

【馬単ウラオモテ】5⇔1、2、3、4、6、7、11、12、13(18点)
【3連複フォーメ】5=3、4、6、7、13=1、2、3、4、6、7、11、12、13(30点)


今年はラジオNIKKEI賞もCBC賞も、異様に予想が難しかったです。正直なところをいえば、積極的に買いたい馬がどちらにもいませんでした。

そんなわけで、今夜はどちらもあまり自信がないのですが、でも競馬はそれこそわからないものであり、自信がないときのほうがちゃっかり当たったりするもの。

いずれにせよ、僕は不格好ながらも最後まで“追い通した”末に、今回の結論にたどり着きました。果たして、ゴールの“写真判定”はどのような結果になるのでしょうか…?

それでは明日こそ、無敵の現状維持を突破せよ!

この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)

エール0
競馬サロン TOP

PAGE TOP