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2022/11/03 17:30

【週末☆馬券のツボ】今週の2歳戦・注目ポイント! 京王杯2歳S、ファンタジーSほか

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週末に行なわれる2歳戦(1勝クラス以上)の中から注目レースをピックアップする好評企画「今週の2歳戦・注目ポイント!」。好走・激走が期待できそうな馬や予想に役立つレース傾向を紹介するコーナーです。

今週は土曜日に、京王杯2歳SファンタジーSの2重賞が行なわれます。京王杯2歳Sは昨年3着のラブリイユアアイズが次走阪神JFで2着に激走しましたし、ファンタジーSは勝ち馬からメイケイエールやレシステンシアなど後の活躍馬を多数輩出。今年は果たして、ターフを賑わすような出世馬が現れるでしょうか?

この両重賞に日曜日の特別2鞍をくわえた4レースについて、今回も“予想の役に立つ”情報や見解をご用意しました。週末の馬券検討の一助、ならびに「Weekly POG」の参考にしていただければ幸いです!

【11月5日・土曜日】
■東京11R・京王杯2歳S(GII、芝1400m)
過去10年の京王杯2歳Sを分析すると、前走小倉2歳S組が【3.1.2.4】で勝率30.0%、複勝率60.0%とハイアベレージ。

特に小倉2歳Sの勝ち馬が次走に京王杯2歳Sを選んだ場合は【1.1.1.1】で複勝率75.0%とほぼ外していない。

今年の小倉2歳S勝ち馬ロンドンプラン(牡2、栗東・宮本)は上位人気が予想されるが、データからは外せない1頭と言える。

前走新馬・未勝利組全体の成績は【2.3.2.35】で勝率4.8%、複勝率16.7%とそれほど目立った数字ではないが、「前走で2着に0秒3以上の差をつけて勝利」という条件を加えると、【1.1.2.9】で複勝率30.8%とまずまず狙える数字に。

前走で新馬・未勝利を勝ち上がった馬の取捨の基準はその着差にありそうだ。

今年の登録馬で「前走新馬・未勝利かつ2着馬に0秒3以上の差をつけて勝利」の条件を満たすのはシェーンプリマー(牝2、美浦・黒岩)、ノーブルラン(牡2、美浦・尾形)、ペースセッティング(牡2、栗東・安田隆)の3頭。

ノーザンファーム育成の外国産馬ペースセッティングは人気に推されそうな感もあるが、他の2頭は配当妙味も見込めそう。高配当の使者になる可能性も十分だ。

▽京王杯2歳S・重賞攻略データコラムはコチラ▽
https://uma-jin.net/pc/column/columnDetail.do?charaId=63&pcId=101835

■阪神11R・ファンタジーS(GIII、芝1400m)
過去10年、前走重賞組が【4.3.2.15】、それ以外が【6.7.8.82】と馬券絡みは重賞以外の方が多いものの好走率は前者が堅実。

また2021年はメイケイエールが勝利、昨年はナムラクレアが2着と活躍馬を輩出している小倉2歳S組が【3.1.0.9】と注目の組。この中でも小倉2歳Sで7・8枠の外枠からレースをした馬が【3.1.0.4】と好走が目立った。

小倉2歳Sで7・8枠に入った馬はバレリーナ(牝2、栗東・清水久)とシルフィードレーヴ(牝2、栗東・西園)。

バレリーナは7枠11番と外から3頭目の発走でテンから好位を取りに行き、外々を回りながらの競馬となったが、切れ味を発揮して追い込んで勝利したロンドンプランの0秒1差に留める2着に好走。1-3着馬のうち、もっとも前で競馬をしてロスが多かったことを思えば勝ち馬と差のない力があると見ていい。

シルフィードレーヴはバレリーナに半馬身差の3着。大外枠で中団後ろからのレースとなり、4角はバレリーナの外を回る競馬となったが、最後に内の各馬を飲み込み3着争いを制している。

2頭とも小倉2歳Sではロスの多い競馬を強いられる中で力を示した内容だった。かつ新馬戦では逃げ先行からの勝利実績があり、脚質に自在性があるのはプラスだ。

また当レースはミドルまたはハイペースの流れの中で上がり3F33秒から34秒台の切れる脚が求められる。

となると、このメンバーならききょうSで1-2着したアロマデローサとクインズエルサにも注意が必要となるが、ファンタジーSで先行した馬は【6.2.5.21】複勝率38.2%、複勝回収率144%と優秀な成績を収めている点から、当欄では先行力が安定しているクインズエルサ(牝2、栗東・西村)をプッシュする。

当馬は新馬戦とききょうSでアロマデローサの2着に甘んじているものの、馬群から抜け出さんとする勝負根性が光る。今回も相手なりに走れる可能性は十分。

▽ファンタジーS・重賞攻略データコラムはコチラ▽
https://uma-jin.net/pc/column/columnDetail.do?charaId=63&pcId=101834

【11月6日・日曜日】
■東京9R・百日草特別(1勝クラス、芝2000m)
芝2000mで行なわれるようになった近8年を調べると、前走OP特別組の成績がダントツなのだが今年は該当馬がいない。続いて成績がいいのが【4.4.1.12】勝率19.0%、複勝率42.9%の新馬組だ。

この新馬組をさらに精査すると、間隔を空けたほうが好走率が上がることが判明。特に中9週以上だと【2.2.0.2】勝率33.3%、複勝率66.7%と確実性が高いのみならず、回収率も単複ともに100%超えを記録していた。

今年該当するのは、インスタキング、ヒシルリアン、ロードプレイヤーの3頭。この中で当欄がプッシュするのはロードプレイヤー(牡2、美浦・尾形)だ。

前走は2着馬とはアタマ差だったものの、3着馬には0秒8、4着馬には1秒2もの差をつけて勝利。稍重で1分50秒2という全体時計、自身32秒5の上がり、いずれも悪いものではなかった。父グレーターロンドンは小倉2歳Sで早くも重賞ウイナーを出した注目の新種牡馬で、先物買い的にもここは狙ってみたい。

もう一頭、前走でも推したマイネルケレリウス(牡2、美浦・奥村武)を再度推奨したい。その前走サウジアラビアRCはグラニットが大逃げを打って見た目はハイペースだったものの、1-3着は4角を3番手以内で通過した馬が独占した前残りの決着。そんな流れをマイネルケレリウスは4角最後方から、最後外を通って5着まで追い上げていた。

そういったレースぶりにくわえて、父がスピードに欠けるルーラーシップであること、さらに伯父に天皇賞・春を制したマイネルキッツがいるという母系から、2Fの延長は大歓迎のはず。先行馬が比較的多い組み合わせなので、展開も向くかもしれない。

■阪神9R・もちの木賞(1勝クラス、ダ1800m)
今年は阪神ダ1800mを1分51秒4という超高速タイムでぶっ千切ったエルデストサンをはじめ、ダート中距離路線の有力候補が多数集結した。ハイレベルな戦いになる公算がひじょうに高い。

まずデータ面からの推奨馬。近10年の成績を見ると、ダート戦らしく大型馬の勝率が高く、当日500-519キロは勝率10.7%、さらに当日520-539キロのゾーンだと27.3%と数字が跳ね上がる。

この傾向は施行場が阪神に替わった近2年はより顕著で、一昨年などは出走14頭中500キロ以上の馬は5頭いて、そのうち3頭で馬券内を独占。しかも3番人気以内は一頭もいなかったので、3連複は29万、3連単はなんと191万馬券にもなった。

今年、前走時点で500キロ以上だったのはコンティノアールとバリアントバイオの2頭。

データからはもうひとつ、当レースも間隔をある程度空けたほうがよく、逆に中2週以下だと近10年は勝ち馬が出ていない。バリアントバイオは中1週での強行軍になるので、ここは中3週で臨むコンティノアール(牡2、栗東・矢作)に軍配が上がる。

本馬は母があのアーモンドアイのひとつ上のお姉さん。つまり“GI9勝馬”の甥っ子に当たるのだ。素質馬揃いの本レースの中でもポテンシャルはピカイチ。前走は勝ち時計・着差とも他の強豪には見劣りするものの、2戦目で上昇すれば互角の勝負を演じてくれるかも。

データ分析とは別に展開面から、もう一頭。今年は逃げ先行馬が多いので、差し馬に有利な流れになりそう。

差し勢ならローテデータで脱落したバリアントバイオ(牡2、栗東・今野)を見直したい。前走は最内枠から出遅れて、道中は終始馬群の中で揉まれる格好。ところが直線に入って外に持ち出されると、そこから豪脚を使って他馬を追い抜き8馬身差の圧勝を収めてしまった。

レースの上がり1F12秒2は2歳馬離れした速さ。レース傾向から馬体の大きさも有利に働くはず。中1週の反動がなければ、最後まとめて差し切ってしまうのは、この馬だ。

■【Weekly POG2022⇒2023】エントリーは金曜18時から!

 
 

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