先週の天皇賞・秋を◎△▲で決めた栗東R氏。明日の2重賞を含むコラムもお見逃しなく！石井氏は今週から開幕する福島で勝負！

【栗東R氏メイン見解】
阪神11R　ファンタジーS
[2歳オープン・芝1400m]
激しい競り合いまではないとしても、テンから淀みのない流れで、差し馬の浮上も十分可能。

(10)◎バレリーナ、連闘で挑んだ小倉2歳Sは直線で一旦は先頭に立つ勢いも、ロンドンプランの決め手に屈した(2着)が能力の高さを証明した。前走後は休養を挟み、帰厩後は坂路で丹念に乗り込まれ、最終リハは2日、坂路で軽快なフットワークで坂を駆け上がり、4F54秒3-38秒3-12秒4を計時し、好仕上がりをアピールした。1ハロン延長でも血統的に不安はなく、好勝負必至やで。

(11)〇アロマデローサ、新馬→ききょうSを連勝。前走は中団からレースを組み立て、直線半ばから鮮やかに抜け出し、1分20秒4のレコード勝ち。心配された反動はなく、2日、坂路で持ったままで4F52秒8-38秒1-11秒9をマークして臨戦態勢を整えた。無傷の3連勝を決めて大舞台へ駒を進める可能性も十分。

(5)▲ブトンドール、函館2歳Sを含む2戦2勝と実績面では一歩リード。前走後はCW&坂路でここ照準に乗り込まれ、最終追い切りの2日は坂路で、上がり重点とはいえ4F53秒2-37秒7-ラスト1F11秒5は優秀。阪神内回りのコース形態はピッタリの印象。

(12)△シルフィードレーヴ、前走の小倉2歳Sはスタートで後手を踏み、大外を回されたが、直線でいい脚を長く駆使し、勝ち馬から0秒2差(3着)と大健闘。追い切りは2日、CWコースで実戦を想定した3頭併せで遅れたが、6F82秒6-67秒5-52秒9-37秒8-12秒1の好タイムで価値ある内容。阪神へのコース替わりは脚質的にプラスのはず。

(3)△クインズエルサ、レコード決着のききょうSで勝ち馬から0秒2差。心配された馬体の細化なく、1週前の坂路で自己ベストをマーク。最終追い切りの2日は坂路で56秒9-40秒6-12秒0と万全の仕上がりでここも上位争い可能。

(9)☆サラサハウプリティ、上がりを要する馬場なら、阪神内回りでも対応できそう。穴に一考やで。


【栗東R氏追い切り特注馬】
阪神7R　3歳上1勝クラス　ダ1400m
5枠10番　シンリミテス
[栗東CW]84秒8-68秒6-52秒9-37秒8-11秒8
ゆったりしたペースも折り合いはついてたし、直線に向いてもかき込みの鋭いフットワークやった。上がりタイムも良かったし、前走時の重苦しい動きからガラッと変わったで。

東京11R　京王杯2歳S　芝1400m
7枠14番　ヤクシマ
[栗東CW]80秒8-66秒7-52秒3-37秒5-11秒9
3頭併せで後方から追走して直線では実戦さながらの追い比べとなったけど、ラスト1F過ぎから反応の良さを見せつけて最先着した。トモに甘さのある馬がフットワークに力強さが出たし、使うごとにしっかりしてきた印象やな。


【石井氏特選馬】
福島11R　河北新報杯　ダ1700m
2枠2番　ラヴィータエベラ
「前走は函館だったけど、スタート後に躓いてテンに脚を使ったし、3コーナーも外々を回ってだいぶ脚を使って伸び切れなかった。同型がいるけど、行き切れれば渋太い馬だし、引き続き小回りなら楽しみ」と陣営。先手を奪えれば押し切り可能。