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UMAJIN.net編集部

2023/05/25 17:45

【重賞出走馬追い切りレポート】葵S

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●5月27日 葵S(GIII、京都、芝1200m)

■アンビバレント 助手騎乗、美浦ウッド単走。輸送を考慮してか、14-14ペースで入りラストだけ馬の気分に合わせて伸ばす内容。力みはなく、まずまず素軽く脚を伸ばせていた。万全とは言いにくいが、ひとまず走れる状態。【6】

■アームズレイン 助手騎乗、栗東CW併せ馬。白百合Sに出走する同期の素質馬セオを追走。手応え劣勢で最後は半馬身抜け出されてしまったが、これは単に相手が悪かったか。時計は十分に速く、中間の攻めも快調。中9週でも能力はフルに出せそうだ。【7】

■エレガントムーン 鮫島駿騎手騎乗、栗東坂路単走。芝向きの切れを鍛えるためか、序盤にじっくり溜める内容。ラストはこの馬なりに滑らかに加速できており、意図した調整は叶ったようだ。馬体はいささか迫力不足で、中間馬なりオンリーなのもどうかだが、気配としては悪くない。【6】

■カンチェンジュンガ 藤岡康騎手騎乗、栗東坂路単走。先週CWで強い負荷を掛けられたのが実質の最終追い。今週は鞍上が反応を確かめる程度の内容となった。溜めた分、あと少し切れて欲しかったが単走とすればまずまずの気合い乗り。順調に仕上がっている。【6】

■コスモイグローク 和田譲騎手騎乗、大井競馬場単走。馬場の真ん中を進み、気合いを入れられるとしっかり反応して伸びた。中2週、中3週、中3週というローテでもしっかり追えているあたり、体調は安定と見ていい。久々の芝がどうかも、状態は悪くない。【6】

■コーパスクリスティ 西村淳騎手騎乗、栗東CW単走。気性に難しいところのある馬だが、今回の動きは全体的にスムーズ。口向きの悪さなどを見せずスムーズに直線へ入り、鞍上の軽い促しへ機敏に反応できていた。中12週と間隔を取ったことにより、コントロール面がかなり改善されたようだ。いい状態で走れそう。【7】

■タツダイヤモンド 菱田騎手騎乗、栗東坂路単走。ピリピリしているが、いい意味で遊びも感じさせ序盤はしっかりコントロールの効いた走り。ラストはややワンペースになったものの、まずまずの脚を使えていた。休み明けの前走を快勝した反動は少なく、順調と言える。【6】

■タマモブラックタイ 助手騎乗、栗東CW併せ馬。3歳1勝クラスを外から大きくマクる形で追走。1秒以上の差があり、さすがに手応えは見劣ったものの最後は気持ちをグンと乗せて1馬身の先着を果たした。中6週だったNHKマイルCを叩かれ、グンと気配上昇。【7】

■テラステラ 助手騎乗、栗東坂路単走。中2週でも元気は有り余っており、終始活気にあふれる雰囲気。ラストはそこまでスパッとは切れなかったものの、単走とすれば上々の気合い乗りを見せていた。デキ落ちはなく、この馬なりに安定。【6】

■トラベログ 助手騎乗、美浦ウッド単走。先週ウッド5Fの自己ベストを更新する調教をこなしており、今週は軽めの調整。馬場の真ん中でブレの少ないシャープな走りを披露し、京都への輸送を控えているが、最終追いまでウッドコースで追えたあたりここへ来ての体質強化が目立つ。前走よりいい状態で走れそう。【6】

■トールキン 助手騎乗、栗東坂路単走。中間に好時計を連発しており、今週は序盤からリズム重視に徹した走り。ラストはやや反応に鈍さを見せ、気持ちもそこまで乗っておらず失速気味のフィニッシュとなった。中12週を考えるといかにも急仕上げ気味で、なんとか及第点の仕上がりか。【5】

■ビッグシーザー 幸騎手騎乗、栗東坂路単走。終い重点の内容とはいえ、前進気勢の強いこの馬らしく軽快な行きっぷりを示し、ラストもお釣りを残した手応えで鋭く伸びた。描きこみは力強く、1週前は自己ベストタイムを更新。中12週の休養でさらにパワーアップを果たしたか。文句なしの好気配。【8】

■ブーケファロス 助手騎乗、美浦坂路併せ馬。古馬3勝クラスにすんなり取り付いて、ゴール前で半馬身抜け出してフィニッシュした。1F13秒1(強め)と時計は平凡だが、非力なタイプで重い馬場に脚を取られたことを考えれば致し方ないか。中12週とひと息入っているものの、自分の競馬はしっかりできそう。【6】

■ペースセッティング 助手騎乗、栗東坂路単走。1週前追いで自己ベストタイムを大幅に更新する坂路4F50秒8をマークしており、今週はサラッと流した程度。いい折り合いから、ラストは素軽く伸びた。全体的に柔軟さが出ており、中9週と間隔を取っての立て直し成功といった雰囲気。【7】

■メイショウピース 助手騎乗、栗東CW単走。折り合いを重視してゆったり進み、時計となったのは4F過ぎから。やや散漫で、仕掛けられての伸びも平均レベルだった。それでも中間は併せ馬2本を消化しており、体調面は安定と見ていいだろう。持てる力はしっかり出せる。【6】

■モズメイメイ 武豊騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。併走相手が失速してしまい、坂の途中で完全に抜け出す。結局自己ベストタイムを更新し、6馬身の先着を果たしている。1頭となっても集中を保ち、鋭く切れたあたりは好感。桜花賞大敗の影響は感じられず、むしろ気配は大幅アップか。【7】

■ヤクシマ 助手騎乗、栗東CW単走。序盤は折り合いを意識してまずまず落ち着いて進み、ラストの仕掛けにはやや反応が遅れたものの力強くブレないフォームで伸びた。レース間隔が詰まっていてもしっかり調整できており、体調はずっと安定しているようだ。この馬の力は出せる。【6】

■ルガル 団野騎手騎乗、栗東坂路単走。新コンビとなる鞍上が感触を確かめつつ、そこまで無理をしない入りだったが前向きさにあふれる行きっぷりで登坂。ラストに仕掛けられると鋭く加速し、1F11秒7(強め)を叩き出した。4F全体も51秒3と速く、自己ベスト更新の数字。連闘からの中2週と決して楽ではないローテだが、一連の好調をきっちりキープできている。【7】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)

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