競馬サロン

2023/09/22 22:45
中山11R ながつきSの予想


2008年に発行された「新・馬の医学書」という本があって数年ぶりに読み返そうかと思ってしばらく探してたんだけど、どこにもなくてさ。
確か8000円くらいした本だから、もう一度買うのやだよ…と思いながらも、今の家に引越して来た時にどこかに忘れてきちまったかと思ってたんだけど、ようやく見つかった。
馬の構造を細かく書いてくれている本でさ、医学書というか図鑑の細かい版みたいなもんだとは思うんだけど、この前とある馬の追い切りとパドックを見ていた時にちと気になることがあってどうしてももう一度読み返してみたかったんだよね。
その本に書いてあることは馬主が覚える必要が無いことと言えばそうなんだが、骨格や筋肉の発達、身体の使い方の良し悪しなどを見る上では、どこにどんな骨が有って、筋肉と腱と靭帯がそれぞれの動きの中でどう作用しているのかということを知るためにはとても参考になる。
ディープ産駒が居なくなり、新種牡馬の仔が沢山出てきている中で、スワーヴリチャードの仔がどうしてここまで走るのかとか、デクラレーションオブウォーの子供とかも頑張ってるよなと思いつつ、そのあたりを細かく調べたいなと思ったから、今週は暇さえあれば種牡馬の写真と、産駒の写真と、骨格や筋肉の標本図とを見比べながら、特徴を探ってみたんだが、まだまだ論理的な根拠に行きついていない。
役に立つがどうかは分からない行為ではあるんだけど、なんにしてもこういう作業をしている時は本当に楽しい。
大昔に体育大に通っていた時も、人体生理学とか運動生理学とかはすげー好きだったし、JRAとかも一般人向けにこういう講座みたいなもの開いてくれたら行くのになぁと思ってたりする。もちろん、知り合いの牧場主とか調教師とかにも話を聞く機会はあるんだけど、もっとCGとか使って見せてくれると分かりやすいのになぁと。
それを、現役種牡馬なんかで解説してくれるといいのになぁ、どこかにそういうことしてくれる獣医とかいねーかなーと思ってたりする。
俺も追い切り診断とかしてる訳だが、まだまだ感覚的な話が多いし、もう少し科学的アプローチを言語化且つ視覚化できるような事に繋がれば、面白いんだけどなぁと。
そもそも、馬は100%蹄鉄を履くもんなんだからそこに何か仕込んで、踏み込みの強さや蹴りの強さ、加重抜重の動きとかバランスを測れないものなのかな…
とか、そういった無い物ねだりの欲がむくむくと出てくるんだよね。
まぁ、そういう部分を自分なりに見立てたり、体系的に整理していくことも面白いんだけど、ただ人間は思い込みやバイアスが多いから、不確実な面もあるからね。
とはいえ、こういった本を出してくれてるだけでも俺の知的欲求は満たされるレベルだからまぁ良いんだけど、もっと馬のこと知りたいよなぁと思うんだけど、なかなかどうして学ぶ場は少ないよなと。
ということで競馬の時間だ!
今週はスプリンターズSの1週前追い切りも行われて、ナムラクレアあたりが流石の動きを見せていたけど、明日中山は雨っぽいし、今週でどこまで馬場が悪化するかによっても、スプリンターズSの枠順は重要になりそうだよね。
で、今の中山はなかなかどうして馬場読みがしっくり来てない感じもしてるし、なんとか今週末のレースでしっかりフィットさせてGIの開幕に向かいたいと思ってるよ。
ということで、土曜日の予想。
メインレースはコチラを選んだ。
■中山11RながつきS
土曜の中山は湿った馬場で行われる。
とすれば、この馬に注目したいという馬がいる。
◎11タガノクリステル!
初の1200m戦なんだけど、3走前の天満橋Sでの1200m通過時計が「1分9秒9」でそれを3番手で進めているということ。
良馬場でも勝ってはいるけど、過去の好走が重・不良に偏っているということ。
スピード自体は1200mでも通用すると思ってた中で、2つのポイントからこの馬を狙うことにした。
(1)パウオレが内目の枠に入ったこと
(2)この馬自身は外枠が引けた事
前に書いたコラムミッションのテーマで「昇級戦」について触れた。
その中で「ダートの昇級初戦は簡単ではない」ということを書いた。
それはクラスが上がっていけばいくほど厳しく、ダートこそクラスごとの経験が大きく着順に影響するということを書かせてもらった。
つまりは結構高いハードルとなる壁が昇級戦にはあると思っているんだが、とりわけ今は「OP緒戦」にそれがあるとみている。
以前は「3勝クラスにその壁が存在している」と考えてたんだけど、降級精度がなくなってからは、2勝クラス3勝クラスの連勝は以前よりかなり増えたんじゃないかと思う。以前は未勝利→1勝クラス→2勝クラスと連勝してきた馬でも3勝クラスで壁にぶつかったりしていたが、今はその見えない壁のようなものがOPにあるとみている。
つまり、パウオレは危険な人気馬になり得る要素を持っている馬であるとは言える。
とはいえそれは過去の傾向というだけのもので、パウオレ個体にそれが当てはまるかどうかは別ものだが、外から絡まれたり擦られたりする可能性もあるこの枠だし、圧倒的な人気になりそうな点をみると◎ではなく、敢えて対抗以下の印に留めたい。
その上で、注目したいのが◎タガノクリステル。
初の1200mという状況でさほど人気になってはいないけど、この馬は湿った馬場がめっぽう得意。
とはいえ、内枠でも引いて擦られたら嫌だったわけだが、この枠なら競馬がしやすい。
前半3F34秒前半の追走力は持っているので、必然的にパウオレを目標圏内に留めながらサンライズアムールあたりの直後に付ける競馬が出来るんじゃないかと思う。
間隔をあけリフレッシュさせての一戦。
パウオレとサンライズアムールの2強崩しに期待したい。
結論
◎11タガノクリステル
〇5パウオレ
▲9サンライズアムール
☆3アティード
注6サイクロトロン
△12フレッチア
△8オーヴァーネクサス
対抗はパウオレ。
繋靭帯炎を患っての7か月半明けの前走はウラカワノキセキをギリギリ交わす感じの辛勝に見えるかもしれないけど、屈腱炎と並ぶ繋靭帯炎明けということを考えれば半信半疑の仕上げだろうし、今回の追い切り内容と比較してもそこまで追い込んだ追い切りはできていなかった中での勝利。
今回はそこからしっかり間隔をあけて1週前に「5F:64.3-49.1-35.7-11.6」っていう猛時計を馬なりで叩き出してる。
前走時は5F「66.1」あたりが最高だったが、今回は終いまでしっかりと時計を出してきている点を見れば、脚元は問題ないとみていいだろうし、前走を使ったことでの上積みももちろんあると見る。スピードが勝ったタイプのダート短距離馬だし、過去の持ち時計からもOPへの昇級でも一発あるタイプの可能性はある。
▲はサンライズアムール。
上位3頭の中ではどちらかと言えば良馬場向きの馬なのか?と思っているのでこの印。
買い方
【単勝】11(1点)
【馬連】11=5.9.3.6(4点)
【3単】11→5.9.3.6→5.9.3.6.12.8(20点)
【3単】5.9→11→5.9.3.6.12.8(10点)
【3単】5.9→5.9.3.6.12.8→11(10点)
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