皆さま、こんばんは！スポーツメディア『SPREAD』山田です。

先週のセントライト記念は予想のテーマとした「下剋上」の結果となり、◎レーベンスティール1着、○ソールオリエンス2着と、春のクラシック未出走馬に軍配。

神戸新聞杯はGI馬不在ですが、春クラシックの上位馬ハーツコンチェルトとファントムシーフらが参戦。これに「夏の上がり馬」が挑む図式ですが、実績か勢いか……ここでも下剋上はあるのか、その見極めは予想の醍醐味と言えますね。

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ここでは秋の古馬GIへ向けた重要レース「オールカマー」を攻略していきます！

■状態面より展開面の懸念

今年のオールカマーの焦点は、タイトルホルダーは競走中止から復調したのか、否か。

陣営のトーンは決して高くなく、報道陣へ出したコメントは「完調時には及ばないが、パフォーマンスは出せる仕上がり」。入厩後、併せ馬を1本しか行わず、ここまで単走追いが中心。脚捌きは確かだが、この馬の最大の長所である「闘志」は取り戻せたのか、正直、レースを迎えてみないとわからない。

状態面は間違いなく7、8分。それでもこのメンバー相手ならねじ伏せるだけの力差はあると見るが、心配なのは展開面だ。

2200mの距離は昨年の宝塚記念で完勝したが、この時はパンサラッサが前半1000m57秒6のハイペースを刻み、レース上がり3Fは36秒3だった。

凱旋門賞や帰国初戦の有馬記念の完敗を除くと、本馬が辛くも勝利したレースと言えば、昨年の日経賞。レース上がり3F34秒7という瞬発力勝負に、ボッケリーニ、ヒートオンビートらに詰め寄られた。

逃げ馬不在の今回、この時と同じく瞬発力勝負になれば、完調手前の状態では差し切られてしまう可能性は否定できない。

本命◎はローシャムパーク。

直線大外から余裕でぶっこ抜いた前走・函館記念のレースぶりは圧巻。もともと素質は高く評価されていた馬だが、ここにきての充実ぶりは目覚ましく、1週前には美浦Wコースで6F79秒7-11秒8の自己ベストを更新したように、ぐんぐんと成長している。

勝ち鞍は1800-2000mまでだが、前走内容から1F延長で息切れするとは思えず、3着に敗れた同コースのセントライト記念は成長途上の敗戦。団子状態の末脚比べになれば、本馬の操縦性と息の長い末脚の出番になる。

以下、今後のGI・重賞戦線へ賞金加算を狙う○ガイアフォース、斤量増もベスト条件の▲ジェラルディーナ、そして☆タイトルホルダー。前走・札幌記念は馬場悪化を嫌って無理に追っていないマテンロウレオ、馬場が渋った中山芝2200mなら侮れないノースブリッジを注マークに置く。

印と買い目は以下の通り。

オールカマー2023予想・買い目

◎13ローシャムパーク
○７ガイアフォース
▲６ジェラルディーナ
☆２タイトルホルダー
注４マテンロウレオ
注11ノースブリッジ
△10エヒト
△15ウインマリリン

【単勝】13（1点）
【馬連】13-7.6.2.4.11（5点）
【三連複F】13-7.6.2-7.6.2.4.11.10.15（15点）

以上、オールカマーの予想でした！

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