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１号「オヤジさん、今日の単複はお見事だったね！単勝５１０円、複勝１３０円。１０万買って２４万４０００円の払い戻しだね。素晴らしい！」

オヤジ「新馬戦は、単勝１倍台に被ってる仔は、痺れるよね。本来なら、私は、単勝１倍台こそ買いたい方なんだけどね。」

１号「まあ、確率考えたら、１倍台の単勝馬券は、買うべきではないけどね。」

オヤジ「この時期くらいから、期待の大きな２歳馬が、続々デビューしてくるよね。大物の相が出てる仔とかね。まだ、クラシックに名乗りをあげるまでは行かないけど、これが秋競馬の楽しみだよね。」

１号「その通り。オレの２歳も、まだまだこれからだよ。どっちもまだ緩いみたい。」

オヤジ「今年は、あんたの２歳どの仔も、見た感じ走りそうだからね。私も馬券で応援するよ。」

１号「でもね、馬の事を考えたら、２歳の早い時期に凄いラップのレースとか走らせるのって酷だよね。可哀想な気もするけどな。脚元が固まらないうちに、大きな負荷をかける訳でね。」

オヤジ「それこそ、サラブレッドとして生を受けた仔の運命、宿命だろうから、仕方ないよ。その過酷な負荷をはね返す強さがある仔が、頂点を目指すわけだから。」

１号「そりゃそうだ。さすがオヤジさん。藤沢調教師が言ってる考え方が、オレはとても好きでね、馬に余計なストレスを与えず、気分よくトレーニングして、気分よくレースで走らせる。これこそその仔に最大のパフォーマンスを発揮させる方法だと。」

オヤジ「そういう考え方もあるけど、一方で、斎藤誠先生みたいに、ビシビシやって強くしていくみたいな人もいるよ。成績はどちらも上がってるから、やはりそれぞれの馬によるんだろうね。ゆとりか？スパルタか？みたいなこと。人間でも同じかもしれないよ。」

１号「確かに、そうだね。教育するって、その両面を常に意識していかないといけないよね。要は、ゆとりが合う馬か、スパルタが合う馬か、きっちり見極めていくって事だね。」

オヤジ「そうだよね。さ、明日も当てるよ！私は、中山の４レース、１２番のドレシャスの単勝３万、複勝７万、馬連の１２ー１３を３万。これで買うよ。ドレシャスは、唯一の関西馬で、ビシビシと栗東の坂路で鍛えられているよ。あんたが良く言ってる中山１２００ｍダートは、坂路調教馬がいいって言葉を信用して、この仔で勝負するよ。美浦の仔たちは、やっと坂路がリニューアルできたから、これからだね。この仔、タガノビューティーとＣＷで併せて併入してるくらいだから、脚力は相当だと思うよ。」

１号「なるほど。オレも乗るよ。このレース、リアムズマップ産駒の外国産馬が２頭出てるよね。リアムズマップは、ブリーダーズカップダートマイルを、凄いレコードで勝った馬だよ。１分３４秒５だからね。芝だよね、この時計。それくらいスピード性能が高い馬だった。その父は、アンブライドルズソングだね。スワーヴリチャードの母父ね。アンブライドルズソングの血って、日本の馬場に合うんだろうな。オレは、中山３レース、そのスワーヴリチャード産駒の７番、スパークリシャールを単勝一本で買うよ。１１０円かもしれないが(笑)単勝一本、１０万円ね。前走、札幌２歳を勝ったセットアップの２着だったけど、札幌の１８００ｍ、１分４８秒８は、この時期の２歳にしては、超優秀。メンバーを見ても、負けせそうな仔はいないと思うね。」

ということで、明日の２人は、中山で単勝勝負だ！