競馬サロン

2024/05/24 18:00
葵ステークス2024 最終結論【DATA予想】エトヴプレは100%データに該当! 相手は少し捻って…!?【重賞深掘りPROJECT】

【2024年ダービーをデータで的中!】ジャスティンミラノ、危うし!? 皐月賞上がり6位以下は【0.1.2.47】と過去10年勝利ナシ! イチオシは前走・仰天ラップを踏んだアノ馬!

こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。
日本ダービーのメイショウタバルが出走を取り消しました。これで展開は大きく変わってきますね。予想をもう一回練り直さないと…。汗
それでは、土曜日の京都メイン・葵ステークス(GIII、京都芝1200m)の予想に参りましょう。
■桜花賞組に100%データ発見!
葵Sは重賞に昇格して、まだ6年。さらに2021年と2022年は中京で開催されたため、重賞レースとして京都で開催されたのは、4年しかありません。
データの母数が少なく、分析するには少々心もとない面があります。そこで今回は、最初に荒選りとして、いくつか大枠のデータを紹介し、足切り材料にも使っていきたいと思います。
◎中京開催も含めた重賞開催の過去6年(本文中データの集計期間は断りがない限り以下同)、性別データを調べると、牡馬・セン馬が【2.3.2.50】勝率3.5%、複勝率12.3%に対して、牝馬が【4.4.3.32】勝率9.3%、複勝率25.6%。斤量が2キロ軽いのがかなり有利に働き、牝馬が牡馬の倍の確率で走ってきます。
◎前走、重賞以外で逃げた馬は【0.0.0.11】と全滅。3歳重賞で唯一のスプリント戦だけに速い馬が揃うので、前走重賞未満の軽いレースで逃げた馬ではペースが厳しくなるのだと思われます。
◎前走1勝クラスからの距離短縮は【0.0.0.4】と全滅。1勝クラスからの好走馬はすべて前走も芝1200m戦で、その成績は【1.1.2.15】複勝率21.1%。前走1勝クラスで1400m以上だとどうしてもペースが緩くなるので、スプリント重賞のペースの速さについていけなかったり、戸惑ったりするのだと推測されます。
◎人気サイドの馬がほとんどおらず、必然的に好走馬は穴駆けしているため、参考程度のデータではあるが、当日馬体重439キロ以下からは【0.3.0.12】と、勝ち馬が出ていない。一般的にスプリント戦は大きい馬が走ってくるので440キロ以上は欲しいところか。
これらの荒選りデータを踏まえつつ、話を進めていきます。
まずは以下のデータをご覧ください。
■葵ステークス 過去6年
前走レース別成績
・橘S/【2.3.0.18】
勝率8.7% 複勝率21.7%
・マーガレットS/【1.1.2.11】
勝率6.7% 複勝率26.7%
・桜花賞/【1.1.1.3】
勝率16.7% 複勝率50.0%
・ファルコンS/【1.0.0.16】
勝率5.9% 複勝率5.9%
・雪うさぎ賞/【1.0.0.2】
勝率33.3% 複勝率33.3%
これは勝ち馬を出している前走レースの成績を並べたもの。最多の好走馬を送り出しているのは橘Sですが、好走率がもっとも高いのは複勝率50%の桜花賞。
そこでこの桜花賞組の成績【1.1.1.3】を精査すると、明確な傾向が浮上。馬券内に好走した3頭はすべて重賞連対経験があったのに対し、凡走した3頭は重賞連対経験がなかったのです。つまり重賞連対実績のある桜花賞組は、馬券内率100%ということ。これはまさに、お宝データですね。
しかも好走馬3頭の重賞連対はどれも距離が1400m以上。葵Sは速い馬が揃って厳しいペースになるスプリント重賞だけに、1400m以上の重賞でも連対できるくらいのスタミナや底力は大きな武器になるのです。
今年の桜花賞組で重賞連対経験があるのは、エトヴプレ一頭。しかも芝1400mのフィリーズRに勝っています。同馬はもちろん本レース有利な牝馬ですし、前走馬体重は458キロで前記の馬体重データもクリアしています。
このように桜花賞のお宝データにバッチリ該当するうえに体重面も好感。1番人気確実とはいえ、ここはエトヴプレ(牝3、栗東・藤岡)を本命に指名します。
穴党がゴリゴリの1番人気を本命にするのは忸怩たるものがあります。ただし後述しますが、買いたかった本命候補がキツい枠に入ってしまったものでして…。汗
それに前走の桜花賞はビックリするほど頑張りましたよね。強力な差し追い込み勢が上位を占めるなか、本馬は2番手に先行し0秒3差の5着と、先行勢で唯一、掲示板を確保したのですから。正直、買いデータの有無に限らず、本馬を有力視しないわけにはいきませんでした。
枠も10番とよさげなところに入ったと思います。エトヴプレは差しても競馬ができる馬ですので、先行争いは内の速い馬たちに任せて、中団前めを追走できれば、絶好の位置取りになるのではないか、と。少なくとも3着以内は堅いと見ています(1番人気馬なんで、当然かもしれませんが・汗)。
■1勝クラス組の買い条件に合致!
対抗は少し捻って、アウェイキング(牡3、栗東・矢作)に〇印を打ちます。
前走が芝1200mの1勝クラスを“逃げず”に勝った馬は【1.1.2.10】勝率7.1%、複勝率28.6%と、悪くない成績。また2021年13番人気で優勝したレイハリアが引き上げているとはいえ、ほかの好走馬も2、3、5番人気だったので、回収率は単勝592円、複勝175%と、数字の大きさはさておき、プラス収支を示しています。
先にも少し触れましたが、1勝クラスを逃げて勝った馬はさらなるペースアップに苦しむ傾向にありますし、そもそも3歳1勝クラスあたりのスプリント戦は逃げがもっとも有利な戦法。ラクな走りで勝った馬に上積みは見込めません。1勝クラス組で狙うのは、先行や差しで勝ち上がった馬です。
それに今年は速い逃げ馬がズラリと並んでハイペースは必至。差せる脚を持っている馬に目が行くのは必然の流れでもあります。
前走のゆきつばき賞は向正面が向かい風のなか、前半3ハロンが33秒3だったので、字面以上の超ハイペース。つまり差し追い込み有利なレースだったので、差し切ったこと自体はあまり評価できません。
ただし、3歳春の新潟芝1200mで1分09秒1の勝ち時計は、過去10年では3番目タイに速いタイム。しかも向正面で向かい風を受けていたということは全体タイムが出にくくなるので、字面以上に優秀な時計だったことがわかります。
さらに2着につけた着差0秒5は、過去10年、1分09秒5以下での決着では最大。2021年しゃくなげ賞を勝ったドナウエレンも同コースで0秒5差をつけていますが、このときは重馬場で1分12秒0とひじょうに時計がかかっていました。道悪は着差がつきやすいので、アウェイキングの良馬場0秒5差のほうがはるかに価値が高いと言えます。
馬を見れば、ウマ娘の藤田晋オーナーの所有馬で、管理するのは“世界の矢作”。素質が一級品であるのは間違いないでしょう。にもかかわらず、前走がローカルの1勝クラス勝ち馬ということで、そこまで人気ではない。
ここは確かに相手が強力ですし、重賞級との力関係は不明。それでも狙う価値はあると見ました。このアウェイキングを本命に近い対抗に推します。
そして葵Sのシルシと買い目は以下のようになりました。
〈2024年 葵ステークス 予想〉
◎10 エトヴプレ
〇9 アウェイキング
▲6 オーキッドロマンス
☆16 エリカカリーナ
注13 ペアポルックス
注1 ナムラアトム
△14 ナナオ
△18 カルチャーデイ
△12 シカゴスティング
△3 ガロンヌ
買い目
【3連複/フォーメ】10=9,6,16,13,1=9,6,16,13,1,14,18,12,3(30点)
【馬単/マルチ】9⇔10,6,16,13,1,14,18,12,3(18点)
【単勝】9,16,13(3点)
▲オーキッドロマンスは地力は最上位。しかも前走重賞以外で逃げた馬は全滅と冒頭で述べましたが、逆に前走重賞で逃げた馬は【1.1.0.1】連対率66.7%と、まさに3頭に2頭は2着には来る計算です。枠も最高にいいところに入りました。
☆エリカカリーナは本命候補だった一頭。同馬もアウェイキングと同じく「前走・芝1200mの1勝クラスを逃げずに勝った馬」。しかも中山芝1200mでの勝ち時計は1分08秒0は、翌日の古馬2勝クラスから0秒3遅いだけの優秀なタイム。過去10年、同コース3歳戦においては2番目に速いタイムですし、着差0秒3差は1分08秒5以下の決着では最大でした。
このようにレース内容はアウェイキングのゆきつばき賞以上と見ていたので、こちらを本命にする気マンマンだったのですが、枠順が発表されると、なんと8枠16番…。
京都芝1200m開催の葵SはOP特別だった時代も含めて、2000年まで遡っても、なんと16番から外は【0.0.0.11】と壊滅状況。16頭立て以上は過去9回開催して、16番枠から好走馬は一頭も出ていないのです。
これはさすがに“死に枠”と言わざるを得ません。データ的には切ってもいいくらいなのですが、馬自体には魅力があるので、4番手評価といたしました。ただし小さい馬なので、揉まれない外枠ということ自体はプラスかもしれません。
注13ペアポルックスは好走馬最多の橘S組でイチオシの馬。というのも橘S組は前走で先行していると【2.1.0.4】勝率28.6%、複勝率42.9%と、ものすごく馬券になるのです。ペアポルックスは発馬後しばらくは先頭を走っていたものの、しばらくするとジョーローリットに追い抜かれて番手になったので、ギリギリ先行扱いで問題ないか、と。
しかもこの橘Sの2着はものすごく強い競馬だったんですよ。というのも、このときは向正面で強い向かい風が吹いていて、逃げ先行馬には厳しい展開。だからジョーローリットは最後に失速し、ガロンヌの差しが決まったわけですが、そこをペアポルックスは2着に粘り込みましたからね。今年の橘Sでもっとも強い競馬をしたのは、ペアポルックスです。
今年は例年以上に逃げ先行馬が揃ったので、この位置になりましたが、もう少し先行勢が手薄なら、この馬を対抗に推したと思います。
馬券は少々変則的に、まず3連複フォーメーションは本命エトヴプレを軸に買います。さすがに3着以内は堅いと思いますので。
ただし馬単はエトヴプレが来ても安いので、期待値に乏しい。そこで馬単は対抗のアウェイキングを軸に買います。また、そのアウェイキングと、☆エリカカリーナと注ペアポルックスの単勝も押さえておきます。たぶんどれも10倍はつけると思いますので。
さて、これでダービー資金をガッチリ稼げるか。まずは流れが速くなってくれることに期待します!
■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける! 無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ!
■最近のスマッシュヒット
【2024年平安ステークス】
◎ハピで馬単6840円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17750/0/113
【2024年天皇賞・春】
◎テーオーロイヤル、☆ディープボンドで3連複7750円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17750/0/113
【2024年皐月賞】
ジャスティンミラノ本命で馬単5570円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17571/0/113
【2024年アンタレスS】
5人気ミッキーヌチバナ本命で馬単5530円&3連複2390円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17562/0/113
=重賞深掘りPROJECT関連動画=
【血統診断・日本ダービー】血統サイエンティスト・ドクトル井上
【馬体診断・日本ダービー】馬体アナリスト・伊藤
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