競馬サロン

2024/06/01 18:00
安田記念2024 最終結論【DATA予想】実績重視予想をしたらトンでもない穴馬が本命に! ロマンチックとセリフォスには気になることが…


☆安田記念のYouTube動画を公開中です!
【2024年安田記念をデータで的中!】ロマンチックウォリアーは大丈夫!? 芝2000m以上のGI勝ちしかない馬は黄信号! 大穴は復調気配の転〇馬!

こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。
今年の安田記念には香港馬が2頭、しかも当地の英雄とも言えるロマンチックウォリアーが参戦します。
だから香港や中国の人もJRAの馬券を買うと思うんですよね。香港でも安田記念の馬券は発売されているでしょうが、オッズは日本のほうがつくでしょうし。
彼らはおそらく予想が上手い。ゆえにレース直前にオッズが急落したときは要注意。彼らの大量買いが入っている可能性があるからです。そしてその場合は、香港馬が来る確率も高くなるのではないか、と。
そこらへんのオッズの動きとレース結果については、後学のためにも凝視しておきたいと考えています。
それでは、今週のメインイベント、安田記念(GI、東京芝1600m)の予想に参りましょう。
■東京芝マイルのGIは外枠有利!
安田記念でまず頭に入れておきたいのは、「枠順傾向」。以下は過去10年(本文中データの集計期間は断りがない限り以下同)の枠別データです。
■安田記念 過去10年
枠別成績
・1枠/【0.1.1.15】
勝率0.0% 複勝率11.8%
・2枠/【0.2.0.15】
勝率0.0% 複勝率11.8%
・3枠/【2.0.1.16】
勝率10.5% 複勝率15.8%
・4枠/【0.2.1.16】
勝率0.0% 複勝率15.8%
・5枠/【3.1.0.16】
勝率15.0% 複勝率20.0%
・6枠/【0.2.2.16】
勝率0.0% 複勝率20.0%
・7枠/【4.1.3.15】
勝率17.4% 複勝率34.8%
・8枠/【1.1.2.21】
勝率4.0% 複勝率16.0%
・1-4枠/【2.5.3.62】
勝率2.8% 複勝率13.9%
単勝回収率31% 複勝回収率29%
・5-8枠/【8.5.7.68】
勝率9.1% 複勝率22.7%
単勝回収率161% 複勝回収率100%
ご覧の通り「外枠有利・内枠不利」。外の5-8枠は好走率が内の1-4枠のそれを大きく上回り、特に勝率については、内が2.8%に対して外が9.1%と、3倍以上成績がよくなっている。さらに回収率にいたっては、外枠は単複ともに100%以上とプラス収支になっているのに、内枠は30%前後と、大損する数字になっています。
一般的な芝レースでは有利となる1枠と2枠から勝ち馬が出ていない点も内枠不利を象徴しているのではないでしょうか。
NHKマイルCの予想記事や安田記念のYouTube動画でも述べましたが、東京芝1600mで行なわれるGIは「外枠有利・内枠不利」になりやすい。それは内枠の馬が不利を受けやすいからです。
実際、今年のNHKマイルCでは“二強”のうち内のアスコリピチェーノが外のジャンタルマンタルに道中フタをされ続け、直線では馬群に閉じ込められる致命的な不利を受けて、結果2着敗退。また同コースのヴィクトリアマイルでも、1番人気に支持されたマスクトディーヴァは内枠ゆえに直線前が詰まり、追い出しが遅れて3着。勝ったのは外枠から直線も馬場の外目でのびのびと脚を伸ばした超大穴・テンハッピーローズでした。
安田記念でわかりやすい例は、グランアレグリアの2度のレース。2020年のグランアレグリアは7枠11番からスムーズな競馬をして1着優勝。一方、圧倒的な1番人気に推されたアーモンドアイは4枠5番からの出遅れが響いて同馬の後塵を拝しました。
しかし連覇を狙った翌2021年のグランアレグリアは前年のアーモンドアイと同じ4枠5番。この枠が仇となったか直線では前が塞がるロスがあり、アタマ差の2着に敗北。優勝したのは前年のグランアレグリアと同じ7枠11番のダノンキングリーだったのです。
このように安田記念は直線馬群で不利が起こりやすいうえに、開催後半で雨に祟られる時期に行なわれるため、馬場の内目が荒れやすく、外枠有利に拍車がかかります。土曜日は晴天の下レースが行なわれましたが、予報によれば今夜から雨が降るそうですし。
というわけで、この傾向にならって、外枠に入った馬を積極的に評価していきたいと思います。
■安田記念はふたつの“実績”が求められる
安田記念のもうひとつの傾向は、「重賞実績が重要」ということ。
まず、これまでに芝GIで連対経験がある馬は、過去10年で【6.9.9.63】複勝率27.6%。また東京の芝重賞で勝利がある馬は【7.10.8.60】複勝率29.4%。
そしてこのふたつの条件をともに満たす馬の成績は…
◎安田記念 過去10年
芝GI連対経験かつ東京芝重賞勝ちがある馬
【6.9.7.38】勝率10.0% 複勝率36.7%
単勝回収率160% 複勝回収率122%
好走馬の7割以上がこの条件を満たしていたうえ、3頭に1頭以上は馬券になる計算。これはまさに、お宝データと言えますね。
東京の芝で行なわれるGIレースですから、それぞれに実績のある馬が好走するのは、当然といえば当然のこと。であるがゆえに、これは字面のものではなく、内実が伴ったデータであると見ることができます。
このデータに合致する馬がたくさん出走する年もあるのですが、今年の該当馬は4頭のみ。内枠からナミュール、ステラヴェローチェ、セリフォス、ダノンスコーピオン。
このうち本欄は、ダノンスコーピオン(牡5、栗東・福永)を本命に抜擢いたします。
■人気2頭とは遜色ない素質の持ち主
まずはなんといっても、有利な外枠・8枠18番をゲットしました。本馬がNHKマイルCを優勝したときも8枠18番。ゲンのいい枠でもありますね。
そしてこのNHKマイルCは同時期・同コースで開催されるGIであるためか、同レースを好走した馬は安田記念でも好走する傾向にあります。リアルインパクトがNHKマイルC3着のあと、安田記念を3歳馬で初めて制したのは印象深い。またNHKマイルC馬・グランプリボスが2012年13番人気2着、2014年16番人気2着と、2度にわたって大穴をあけたのも忘れられません。
実際、NHKマイルC優勝馬の安田記念成績は【0.4.2.10】複勝率37.5%、複勝回収率208%、3着内だった馬は【2.4.3.23】複勝率28.1%、複勝回収率142%と、十分狙いが立つ数字になっています。
しかも今年、東京芝1600mのGIを制している馬は、このダノンスコーピオンしかいませんからね。これも隠れたアドバンテージではないでしょうか。
もうひとつ注目したいのは、次走の富士S。同馬は3歳GIを勝っていたので、3歳馬ながら56キロの斤量を背負って出走。結果は3着だったものの、勝ったのは2キロも斤量が軽い54キロのセリフォスで、同馬からはわずか0秒1差。2着のソウルラッシュは古馬57キロで、同馬とはタイム差なしのクビ差。
おまけにこのレースは差し追い込みが上位を独占したのですが、その中でダノンスコーピオンは前目につけて3着に入ったのです。4着には0秒3差も離していたので、上位3頭が強かったのも明白でした。
その後GIで好走し、この安田記念でも上位人気に推されているセリフォスとソウルラッシュと、富士Sでは遜色ない走りをしていたのです。これを見る限り、ダノンスコーピオンは素質やポテンシャルについては人気2頭と同等のものがあると推測できます。そもそもNHKマイルCではセリフォスに完勝していますしね。
富士S後、同馬は体調を崩してしまったのか、長いスランプに突入します。着順はふたケタ、着差も1秒以上離される大敗が続きましたが、NHKマイルC優勝や富士Sの走りを想起すれば、これがこの馬の実力とは到底思えません。
そしてようやく復調気配が見えたのが、約5カ月ぶりの休み明けだった前走の京王杯SC。富士S以来の掲示板、0秒5差の4着という結果のみならず、特筆すべきは直線の走り。中団後方から進んだダノンスコーピオンは直線で前が詰まりっぱなし。残り1ハロン付近でやっと前が空いて追い出すことができましたが、さすがに間に合いませんでした。
馬券内には入れなかったものの、最後の伸び脚には見どころがあり、不利がなければ少なくとも3着には来れていたのでは? また、スピードのあるマイラーではないので、1400mは距離不足に映りました。今回1ハロン延長するのは、歓迎材料だと思います。
■新米調教師の意欲的な挑戦を支持したい!
ダノンスコーピオンは安田隆行厩舎の定年解散に伴い、今春、新規開業の福永祐一厩舎に転厩。京王杯SCでの善戦は、福永厩舎への転厩が奏功したのだと思います。
実際、調教方針も大きく変わり、それまで坂路一本鎗だったのが、転厩後はウッド調教も採り入れるようになりました。コース調教の採用は馬に刺激を与えるとともに、基礎体力やコーナリングの向上につながる可能性があります。さらに前走後は、出走間隔が短いことを考慮し、美浦トレセンに滞在するというチャレンジングな選択。当週は福永師が美浦に駆けつけて自ら追い切りをつけるという意欲的な調整を行ないました。
この美浦滞在が吉と出るか凶と出るかはわかりません。しかしここまでこれだけ不振が続いていたのですから、何かを変えることは決して間違った判断とは思えません。
ダメ押しに、最後の推し材料を。前走に引き続き今走も戸崎騎手が手綱を取ります。これつまり、早い段階から京王杯SCと安田記念をセットで騎乗することが決まっていたのでしょう。
戸崎騎手はいわば“予約の取れないトップジョッキー”。各GIごとに有力陣営から騎乗依頼が多数舞い込み、その中からもっとも脈のありそうな馬をチョイスするわけです。
京王杯SCより前の戦績を見れば、失礼ながらダノンスコーピオンはとても上位ジョッキーが乗るような馬ではありませんよね。にもかかわらず、戸崎騎手サイドは同馬を選んだわけです。ソングラインの引退などでお手馬がいなかったにせよ。
そう考えると、ダノンスコーピオン陣営は同馬の復調にかなり自信を持っており、安田記念では本調子を取り戻せることを強くアピールしたのではないか。そうでなければ、前走GIIで13着の馬を、戸崎騎手サイドが進んで選ぶとは思えません。
そうであれば、福永師がわざわざ美浦に出張って調教をつけた理由もわかります。それだけ厩舎が力を入れていることを行動で示し、そしてもちろん結果も出したいと必死になっていると思うからです。もし同馬を復活させることができれば、大オーナー・ダノックスのみならず、生産者のケイアイファームの覚えも目出度くなりますしね。
お宝データに該当したことや過去の実績にくわえて、この積極的な姿勢を高く評価したい。福永厩舎同様に、私もここはダノンスコーピオンから勝負します。
〈2024年 安田記念 予想〉
◎18 ダノンスコーピオン
〇15 ヴォイッジバブル
▲10 ソウルラッシュ
☆17 セリフォス
注13 ステラヴェローチェ
注3 レッドモンレーヴ
△12 フィアスプライド
△5 ナミュール
△11 ウインカーネリアン
△7 ロマンチックウォリアー
買い目
【単勝】18,15(2点)
【馬単/マルチ】18⇔15,10,17,13,3,12,5,11,7(18点)
【3連複/フォーメ】18=15,10,17,13,3=15,10,17,13,3,12,5,11,7(30点)
【3連単/2頭軸マルチ】18,15⇔10,17,13,3,12,5,11,7(48点)
【3連単/2頭軸マルチ】18,10⇔17,13,3,12,5,11,7(42点)
【馬単】15⇒7(1点)
〇ヴォイッジバブルはロマンチックウォリアーより上に取りました。理由はやはりロマンチックウォリアーの持ち場は中距離であり、マイルならヴォイッジバブルのほうが狙いが立つと思ったからです。
まず両馬とも、マイルでは香港のマイル王・ゴールデンシックスティの2着に走っています。着差もそこまで変わらないので、マイルにおいては同等の力があると推測します。
両馬の違いは臨戦過程。ヴォイッジバブルは前走も同じ1600m戦だったのに対し、ロマンチックウォリアーは2000mからの距離短縮。ここが引っかかりました。
安田記念は芝GIで連対経験がある馬と東京芝の重賞勝ちがある馬の成績がいいと先ほど説明しました。そこで反対に、芝GIで連対経験がなかった馬と、東京芝の重賞勝ちがなかった馬の、それぞれの「前走距離」を調べてみたのです。
すると、前者6頭はすべて前走が1600m以下。後者5頭も2014年3着のショウナンマイティ(前走は芝2000mの大阪杯)以外は、1600m以下からの臨戦でした。
GI実績がなかったり東京適性が不明だった好走馬の臨戦過程に、距離短縮がほとんどなかったということは、安田記念において距離短縮は不利なローテなのではないか? と仮説を立てることができます。
さらにこの補強データとして、前走が国内外のGI以外からの臨戦馬の前走距離を調べると、複勝率自体は差はなかったものの、距離延長組や同距離組からは勝ち馬が出ているのに、距離短縮組からは勝ち馬が出ていませんでした。GI以外からの臨戦馬は力や近走成績が劣る馬が多いですから、そこで距離短縮だけ勝ち馬が出ていないのは、やはり距離短縮ローテはプラスではないのでは…。
さらにもうひとつ! 芝2000m以上の国内GIしか勝っていない馬が安田記念に挑戦したケースは過去10年で延べ7頭いたのですが、このうち勝利したのは2014年のジャスタウェイだけ。ただし同馬には海外で芝1800mのGI、ドバイデューティーフリーでの勝利実績がありました。
ほかに馬券になったのは2018年3着のスワーヴリチャードですが、これは1番人気を裏切ったもの。それ以外の5頭はすべて着外に終わっていました。
この着外5頭の中で気になったのは、2016年5着、2017年8着のイスラボニータと、2022年6着のダノンザキッド。この2頭は同じマイルGIのマイルCSでは2、3着に連続好走しているのに、安田記念では結果を残せなかったのです。
これらを見ると、芝2000m以上でしかGIを勝っていない馬は、安田記念ではスピードが足りず、好走は難しいのではないか。同じ傾向は同コースのヴィクトリアマイルにも見られ、レイパパレ(2022年1番人気12着)やラヴズオンリーユー(2020年3番人気7着)といった中距離GIで強い勝ち方をした馬が、人気を裏切って敗退しています。
こういった結果から、マイルGI勝ちがなく、かつ、2000mからの距離短縮で臨むロマンチックウォリアーは苦戦を強いられるのではないか? と推測したのです。
■ロマンチックウォリアーの本命は宝塚記念では?
そもそも同馬は今回の来日で宝塚記念にも出走する予定なんですよね。普通に考えれば、本来の適性距離より短い安田記念は叩き台で、次走の宝塚記念が本番のはず。賞金だって、少しとはいえ宝塚記念のほうが上ですしね。
日本馬が凱旋門賞に挑戦すると考えてください。前哨戦は勝ち負けも大事ながら、それ以上に、当地の馬場が合うかどうかや調整方法を試行錯誤する舞台でもありますよね。
ロマンチックウォリアーを管理するシャム調教師は、今年の高松宮記念にもビクターザウィナーを送り込みました。同馬は3着に敗れましたが、あれは日本の馬場を知らないリョン騎手が直線で見た目が悪い(しかし実際は伸びる)内を嫌って、馬場の真ん中に持ち出したのが痛恨。もし内ラチ沿いを走らせていれば、勝ち負けに持ち込めた可能性がありました。
シャム調教師もおそらくレース後にそのことに気が付いて、当地の馬場やレースの流れをしっかり把握することの重要性を理解したのでは。だから、宝塚記念の“前哨戦”として、安田記念に使ってきたのではないか…と、個人的に見ています。
一方のヴォイッジバブルは宝塚記念に出走するはずもなく、ここが全力投球のはず。しかも、明らかに格上のロマンチックウォリアーが参戦するにもかかわらず(日本人以上に現地の関係者のほうがロマンチックウォリアーの強さを思い知っているはず)、わざわざ日本に遠征してきたわけです。
これはそれだけ勝算があると見ての来日に違いありません。ヴォイッジバブルはロマンチックウォリアーの縄張りである2000m戦でもクビ差に走れているわけで、マイルなら互角以上の力があると陣営は踏んでいるのでは。さらに言ってしまえば、向こうは叩き台だからスキがあるぞ…くらいの情報は得ているのではないかと思うわけです。
そんなこんなの裏読みにくわえて、枠はロマンチックウォリアーが内目の7番枠に入ったのに対し、ヴォイッジバブルは絶好枠の7枠15番に入りました。冒頭でデータを示したように、7枠は【4.1.3.15】勝率17.4%、複勝率34.8%と、過去10年でもっとも成績がいい枠なのです。
とどめにロマンチックウォリアーは前日段階で1番人気に推されているのに対し、ヴォイッジバブルは8番人気あたりをウロウロしています。
どちらも日本での実績がなく適性も不明な馬なのですから、狙うなら人気がないほうに決まっています。というわけでヴォイッジバブルを対抗に推しました。
一方のロマンチックウォリアーはYouTube動画で罠馬に指名した手前もあり、ここは切る手もありました。しかし最悪の1、2枠は回避しましたし、なんといっても本命は前日段階でふたケタ人気のダノンスコーピオン。ダノンスコーピオンが来たにもかかわらず、ロマンチックウォリアーも一緒に来られて馬券を外すのは痛すぎるので、連下△の一番下に置くことにしました。馬が強いこと自体は認めますからね。
■ソウルラッシュは当初高評価だったのだが…
▲ソウルラッシュは、同馬を評価したというより、ライバルのセリフォスの評価が落ちて繰り上がったもの。
本来セリフォスは、GI連対実績と東京芝重賞勝ちを併せ持つお宝データに該当する高評価馬。枠も外の17番に入りましたし、本命に推してもおかしくない存在です。
しかし中間にひとつ、どうしても引っかかることがありました。それは調教後馬体重で前走から10キロも増えていたことです。
同馬は前走もプラス12キロで出走。そのときは休み明けで太目残りだったと思っていて、てっきり今回は馬体を絞って出走するものと期待していました。ところが予想に反して、10キロもの体重増とは…。昨年は調教後馬体重から当日10キロ減らしていたので、今年も同様なら前走と同じ体重で出走することになります。
この馬体増と、セリフォスの近走の行きたがるレースぶりを考えると、年を重ねて適距離がスプリント寄りになっているのではないか…と心配になってきたのです。スプリンターは古馬になっても体を増やしてくる馬が多いですからね。
安田記念は差し有利なレース。外枠有利がそれに拍車をかけているのでしょう。セリフォスは有利な外枠に入ったものの、この枠だと前に壁を作りにくいので、抑えが利かずに前に行ってしまう恐れがあります。
それに鞍上の川田騎手は、特に短距離戦だと前目につけて強気に押し切る騎乗を好むジョッキー。昨年のマイルCSなどは明らかに早仕掛けが敗因であり、もっと馬を抑えて騎乗することができれば上位争いは可能だったと思います。差し追い込みが上位を独占した中であんな強引な乗り方をしたにもかかわらず、着差は0秒4しかありませんでしたからね。
セリフォスはこういった危惧がどうしても払拭できず、本来であれば対抗か単穴に指名すべきところを4番手の☆に評価を下げた次第。その分、☆評価だったソウルラッシュが▲に繰り上がったということであります。
馬券はまず、本命ダノンスコーピオンと対抗ヴォイッジバブルの単勝を購入。どちらも最低10倍以上はつけてくれそうですし。
馬単と3連複は本命ダノンスコーピオンから。3連単は本命ダノンスコーピオンと、対抗ヴォイッジバブルおよび単穴ソウルラッシュをそれぞれ組み合わせた2頭軸マルチで。
それと最後に、馬単でヴォイッジバブル⇒ロマンチックウォリアーの“香港馬券”を一点だけ。これが決まったら、それはそれで気持ちいいですけどね。笑
鞍上の戸崎騎手はオークス、ダービーと続けて1番人気で2着の悔しい結果。しかしどちらのレースも騎乗ミスで負けたわけではありません。オークスは勝ったチェルヴィニアが強過ぎましたし、外枠を引いたダービーは他馬の“包囲網”にあい、内目に入れてもらえず、スローの流れを道中外々を回らされたのが敗因でしたから。
今回はそんなプレッシャーから解放されて、のびのび騎乗できます。枠も戸崎騎手が得意な外枠。オークスとダービーの鬱憤をここで盛大に晴らしてほしいと思います!
■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける! 無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ!
■最近のスマッシュヒット
【2024年平安ステークス】
◎ハピで馬単6840円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17750/0/113
【2024年天皇賞・春】
◎テーオーロイヤル、☆ディープボンドで3連複7750円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17750/0/113
【2024年皐月賞】
ジャスティンミラノ本命で馬単5570円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17571/0/113
【2024年アンタレスS】
5人気ミッキーヌチバナ本命で馬単5530円&3連複2390円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17562/0/113
=重賞深掘りPROJECT関連動画=
【血統診断・安田記念】血統サイエンティスト・ドクトル井上
【馬体診断・安田記念】馬体アナリスト・伊藤
【調教診断・安田記念】調教ライター・西村武輝

この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)
この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます
新着記事
-
SPREAD編集長・山田2025/05/08 20:00
「競馬の真実、見えていますか?」新・馬柱革命!新時代の競馬サイト【Winsight(ウインサイト)】リリースのご案内
いつもUMAJIN.netをご利用いただき、誠にありがとうございます。 スポーツメディア『SPREAD』の編集長であり、現在『競馬サロン』の監修を務めつつ、YouTube『岡...
その他特集 -
684
- 固定記事
-
UMAJIN.net編集部2025/07/20 11:00
【7/20(日)午後の提供レースPICK UP】予想コラムダイレクト一覧
※競馬サロンメンバーシップに加入いただいたことがある会員様には、メルマガに特典情報のご案内がございますので、必ずご確認ください。 皆様、おはようございます! UMAJIN....
その他 -
83
-
-
ホースエージェント 岡井元憲2025/07/19 23:00
小倉記念2025予想・ヒモ穴激走の高配当ホームランも狙えるわい/函館2歳S/福島10R/福島12R
今日は先週より一転して誠に不甲斐ない結果に終わって申し訳なかったわい。 あすは必ずや重賞含め巻き返します。 「小倉記念」はWinsightでパドックLIVE診断...
印買い目見解その他推奨馬 -
205
-

人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!
先着800名様限定!
30日間無料キャンペーン実施中
月額コースはコチラ
ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!
全コラムが見放題
月額コースはコチラ
この記事のみをご覧になりたい方はコチラ
単品購入(500pt)に進む本記事は単品購入限定となります