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◎１０番ソウルラッシュ
パンパンの良馬場で瞬発力比べになると出番は薄いが、台風一号の影響でここ数週間続いているパンパンの良馬場にはなりそうもない。一瞬の鋭い決め手がなく、力強くイイ脚を使えるこの馬にとってはお誂え向きの馬場状態になることがひとつの因。

このレースは二度挑戦して負け続けているが、一昨年は道中こそ上手に立ち回れたが、直線で進路が開かず力を出し切れた着順ではない。昨年はスタート直後に両脇の馬に寄られて位置取りが悪くなり、高速馬場での決め手勝負。この馬も脚を伸ばしてはいるが及ばずだった。

今回は鞍上にモレイラ騎手を迎え、彼ならゲートを上手に出してくれるだろうし、タメていけば終いは切れるその加減を手の内に入れているだけに上手に導いてくれることは間違いない。

もうひとつの因として、メキメキと力を付けてデキが上向いていることだ。いつものパターンで一週前にウッドコースにて併せ馬で追い切り、直前は坂路にて終い重点の稽古。もともと稽古駆けする馬だが、先週の弾ける様子や今週の集中して力強い脚捌き、凄味を増している。今までで１番のデキと言っても過言ではない。

５番ナミュールはヴィクトリアマイルから中二週の競馬でおざなりの稽古が吉と出るとは考えにくく、強豪香港の二騎は実績は認めても前回との比較や馬場適性などは自分には見極める事ができず、遠征競馬がプラスとは考えにくいのでこちらは△が妥当


〇２番ガイアフォース
まだ体質が弱く、前走のフェブラリーＳの後も一頓挫あったようだが、５月頭にトレセンに戻り、ジックリと乗り込まれて、二週前と一週前にビシッと追われて十分に負荷。直前は終い重点で余力を残してものだが、グッと集中して力強いこの馬らしい走りを見せていて、脚元の心配はナシとみて良いだろう。

昨年の当レースではアワヤのシーンを演じて見せて四着。天皇賞（秋）ではイクイノックスと一秒差の五着の実績はここに入って見劣るものではない。

なによりこの馬の武器は◎同様に切れ味勝負ではなく、イイ脚を長く使える点で広々として直線の長いこのコース向きであることは確か。乗り役のＧＩ戦の実績は見劣るが、脚元に不安を抱えつつ坂路中心にジックリと乗り込みその手綱をとってきた騎手だけに、この馬の長所も弱点も把握していて、自分の競馬をして自身の力を出し切ればチャンスはある。


▲１７番セリフォス
前走のマイラーズＣはいかにも休み明けといった内容の稽古で臨んだが、中団でジックリと脚をタメて直線勝負に持ち込み二着確保は高い能力の証。

一度使われて定石通りグーンと上向いている。直前はあまりテンションを上げないように、長距離輸送を考慮して坂路にて単走で終い重点に行い、落ち着いた走りで力強さ満点。先週のウッドコースにて併せ馬で追い切りが反応や走りのバランスが素晴らしく、雰囲気も上々。

マイルのスペシャリストとしてパワー全開できそうなので大崩れはしないだろう。


△８番・７番・１５番・４番


[３連単軸一頭マルチ]
軸　１０番
相手２番・１７番・８番・７番・１５番・４番

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