◆【随時更新中｜9/16(月)的中速報】ローズSセキトバ◯指名で「456倍」の田原＆最終万券・岡井ら主宰者の結論は？【セントライト記念2024予想】

英国を代表する名伯楽マイケル・スタウト調教師が、今シーズン限りでの引退を発表しました。

ヨーロッパはもちろん、世界各国のビッグレースを勝ちまくったマイケル・スタウト調教師は、日本でもジャパンCを2勝。異なる2頭で連覇したのは、今のところマイケル・スタウト調教師だけです。
近年は日本調教馬が圧倒的に強い同レースも、かつては外国馬が圧倒的に優勢。とりわけ、日本の牝馬はなかなか勝つことができませんでした。その中で、1996年のファビラスラフインと翌年エアグルーヴが、それぞれ勝ち馬にハナ、クビ差まで迫るも、この快挙を阻止したのが師の管理馬シングスピールとピルサドスキー。さらに、日本競馬界の悲願ともいうべき凱旋門賞制覇に、着差という意味では最も近づいたナカヤマフェスタの偉業を阻んだのも、師が管理したワークフォースです。

ただ、現役を退いた複数の管理馬が日本に種牡馬として輸入されており、テイエムオペラオーの父オペラハウスをはじめ、前述のピルサドスキーとワークフォース。シャーディー、キングズベスト、コンデュイット、ハービンジャーとあげだせばキリがないほど。また、栗東の池江泰寿調教師も、かつて師の下で調教助手として研鑽を積んだ経験があり、日本競馬と最も関わりが深い外国人調教師の一人といえるかもしれません。

それでは予想に。

今回は、セントライト記念の過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

（1）母父の系統
（2）前走人気
（3）キャリア
（4）前走頭数
（5）父の系統
（6）前走からの間隔
（7）今回の枠順
（8）市場取引価格
（9）前走の枠順
（10）馬主

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記10項目。その中で（1）は母父の系統について。
ロイヤルチャージャー系種牡馬を母父に持つ馬が［1-1-2-28/32］と、苦戦しているセントライト記念。一方、母父がニアークティック系かネイティヴダンサー系かナスルーラ系かトウルビヨン系、かつ前走から斤量が増えない馬は［3-4-3-10/20］。勝率15.0％、複勝率50.0％。単勝回収率259％、複勝回収率125％。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝アーバンシック、サルヴェージワーク、エコロヴァルツ、アスクハッピーモア

次は（2）。前走人気。
前走、二桁人気が［0-0-0-11/11］と、厳しい結果に終わっている当レース。一方、前走斤量が56キロ以上で8番人気以内だった馬は［3-4-4-8/19］。勝率15.8％、複勝率57.9％。単勝回収率272％、複勝回収率142％。（1）とやや似ている買い条件ですが、該当馬が多数いながら好走率は6割に迫ります。
◇該当馬＝アーバンシック、エコロレイズ、サルヴェージワーク、コスモキュランダ、アスクハッピーモア

（3）はキャリアです。
セントライト記念は、少ないキャリアで臨む馬が優勢。具体的には、キャリア6戦以下で、前走GIかGIIIかリステッド含むオープンに出走した馬が［3-3-4-8/18］。勝率16.7％、複勝率55.6％。単勝回収率291％、複勝回収率152％で、（2）とほぼ同レベルの好走率でした。
◇該当馬＝アーバンシック、ルカランフィースト、エコロヴァルツ、ログラール、ヤマニンアドホック

（4）は前走頭数について。
前走の出走頭数に注目したとき、今回の頭数より少ないレースに出走した馬は［1-1-2-29/33］と、苦戦していました。
一方、前走頭数が今回と同じか前走のほうが多く、なおかつ今回の馬番が偶数。さらに、前走3コーナー12番手以内に位置していた馬は［4-2-2-8/16］。勝率25.0％、複勝率50.0％。単勝回収率360％、複勝回収率151％。複雑な条件ではあるものの、該当馬の半数が好走しています。
◇該当馬＝ルカランフィースト、エコロヴァルツ、コスモキュランダ

（5）は父の系統。
（1）で見たように、母父ロイヤルチャージャー系は苦戦していましたが、過去5年の3着内馬15頭中12頭は父がロイヤルチャージャー系種牡馬。そのうち、前走14頭立て以上のレースに出走した関東馬は［2-3-3-7/15］。勝率13.3％、複勝率53.3％。単勝回収率310％、複勝回収率138％。（4）と少し似た買い条件ですが、好走率は5割を超えています。
◇該当馬＝アーバンシック、ルカランフィースト、コスモキュランダ、パンジャ、アスクハッピーモア

（6）は前走からの間隔です。
余裕のあるローテーションで臨む馬が結果を残している当レース。前走からの間隔が中10週以上で、今回、距離延長。なおかつ前走上がりが7位以内だった馬は［4-0-3-5/12］。勝率33.3％、複勝率58.3％。単勝回収率479％、複勝回収率171％。（2）とほぼ同レベルの好走率です。
◇該当馬＝エコロレイズ、ルカランフィースト、ログラール、アスクカムオンモア、ヤマニンアドホック、アスクハッピーモア

続いては（7）。今回の枠順について。
近年のセントライト記念は、早生まれ、かつ中・外枠を引いた馬が好成績。具体的には、今回の馬番が7から18で1、2月生まれ。さらに、前走芝かつ稍重以外のレースに出走した馬は［2-2-2-5/11］。勝率18.2％、複勝率54.5％。単勝回収率94％、複勝回収率111％と、文句なし。
◇該当馬＝コスモキュランダ、パンジャ

また、中・外枠有利でも1枠だけは別で［0-1-2-3/6］。複勝率50.0％、複勝回収率138％。勝ち切れていないものの、半数が好走しています。
◇該当馬＝アーバンシック

（8）は市場取引価格。
本番の菊花賞にも当てはまりますが、セントライト記念は「高馬」が強いレース。国内のセリにおいて税込7,000万円以上で取引された馬は［1-3-1-4/9］。勝率11.1％、複勝率55.6％。単勝回収率58％、複勝回収率121％と、文句なしの成績でした。
◇該当馬＝アスクカムオンモア、スティンガーグラス、アスクハッピーモア

（9）は前走の枠順です。
どういうわけか、近年のセントライト記念は前走2枠を引いた馬の成績が良く［2-2-0-3/7］。勝率28.6％、複勝率57.1％。単勝回収率682％、複勝回収率215％。該当馬は少ないものの、申し分のない成績でした。
◇該当馬＝アスクカムオンモア

そして最後は（10）。馬主について。
キャロットファームおよびサンデーレーシング所有馬の好走率が高い当レース。そのうち、前走馬体重が470kg以上だった馬は［1-0-3-3/7］。勝率14.3％、複勝率57.1％。単勝回収率54％、複勝回収率128％。（9）と同じ好走率でした。
◇該当馬＝ログラール

これら10個の買い条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎1アーバンシック
○13アスクハッピーモア
▲8コスモキュランダ
☆4ルカランフィースト
△7ログラール
△6エコロヴァルツ
△9アスクカムオンモア
△3エコロレイズ

【単勝】13（1点）
【馬単/マルチ】1⇔13,8,4,7,6,9,3（14点）
【ワイド】1＝13,4,7,6,9,3（6点）
【3連複/軸2頭】1,13＝8,4,7,6,9,3（6点）

本命候補は、5項目に合致したアーバンシックとアスクハッピーモア。その中で、アーバンシックを本命としました。

年初のコラムで、注目の3歳牡馬として取り上げたアーバンシック。今季初戦の京成杯では、後のダービー馬ダノンデサイルを追い詰めて2着となり、本命にした皐月賞でも4着と頑張ってくれました。
前走のダービーこそ展開不向きでデビュー以来初の大敗を喫し、今回も直線が短い中山コースだけに末脚不発の可能性はあるものの、実績上位の存在。初めてコンビを組むルメール騎手と、巻き返しを期して秋初戦に臨みます。

馬券はまず、アーバンシックからの馬単マルチとワイドを購入。さらに、対抗の穴馬アスクハッピーモアにも魅力を感じるので、同馬の単勝と2頭を軸にした3連複も買います。

それでは月曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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