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競馬サロン

覆面馬主7号

2024/10/12 21:57

秋華賞の予想

191
やっぱり『負けに不思議の負けなし』じゃないんだが、騎手に対して過度な期待をしちゃいかんね。

今日の新潟最終はまさにそんなレースだったし、何もできないどころかぐちゃぐちゃな乗り方してたよな。
あまり騎手の文句は言わないようにしてるんだが、あれじゃ、良い馬乗せてもらえないわな。

ぶっちゃけ、大原Sのアイスグリーン鮫島も、飛翼特別の武史も、『なんだかなぁ』の3連発喰らって、ちとめげたよ。
まぁそれも競馬ということで、受け止めなきゃいかんが、負けても「納得いく乗り方してくれる騎手」ってのは、精神衛生上いいし、やっぱり好きになるんだよな。

それで負ければ『自分の見立てが悪かったんだ』と自責を突き詰められるからね。
微妙に他責に出来ちまう可能性が残ってると、競馬ってモヤモヤするんだよね。
まぁ、その騎手が乗ってることも含めて選んだんだから『自責は自責』なんだけどね。

気持ちを切り替えて秋華賞に行こう!

■京都11R 秋華賞
3歳牝馬三冠の最終戦。

さーて、色々な情報が飛び交ってて、なかなか難しいレースだと思ってるんだけど、結局物事はシンプルに考えた方が良いよな、ということに行きついた。
前哨戦を見る限り、おそらくは『春の実力馬が上位だ』という結論に行きついたよ。

そう考えるに至った前哨戦を見て行こう。

まず『ローズS』。
春の上位の一角であったクイーンズウォークが圧勝。
個人的にはラヴァンダあたりが狡く乗って、フローラSのような結果が出るんじゃないかと思ってたんだけど、蓋をあければ『叩き台仕様のクイーンズウォークが圧勝』という感じ。
まぁ、中内田厩舎の馬だから『前哨戦仕上げ』といっても、そこそこ仕上がっちまってたと思うわけで、まぁ春との逆転はなかったかと。

まず2着のチェレスタ。
未勝利でオークス5着のランスオブクイーンに勝ってる。
1勝クラスで神戸新聞杯4着のオールセインツには負けたけど、その後1勝クラスをしっかり勝ちあがってローズSで2着。
つまり、おそらくはこのローズSにランスオブクイーンが出てても2着か3着で、クイーンズウォークの方が強いという構図が分かり易くなったんだろうなと。

ローズSから巻き返しがあるとすれば、休み明け仕様で、馬場の悪いところに押し込められてたタガノエルピーダくらいかね。

つづいて『紫苑S』。
重賞になってからの紫苑Sは秋華賞でも結構好走馬を出すよね。
ただ、その馬達ってそもそも『春の桜花賞かオークスで5着以内に走っていた馬』がほとんど。
いきなり紫苑Sで走ったからといって、即通用するかというと、これが春のクラシックで活躍していない関東馬ということになるとかなり怪しいんだよね。
しかも今年は、超高速馬場で『大レーコード決着』というバイアスがかかりやすい結果。

まず、勝ったクリスマスパレード。
春から多少は成長したと思うが、じゃぁ劇的に成長してたか?というと、春が『坂路55秒半ば、終い12秒後半』だったのが、夏を超えて『54秒半ば、終い12秒半ば』、そしてウッドでは『5ハロン67秒前後だったのが66秒台程度』の負荷がかけられるようになっていたので、多少は成長してたと思うわけだけど、劇的に変化してたかといわれると、そこまで大きくは変わっていないとみて取れた。

高速馬場で一本調子に走る感じの馬で、メリハリというよりも『惰性』を使って走るタイプだけに、この日の馬場、そしてポジション取り、これ以上ないくらい上手く行ったという事だろう。

そもそもフローラSでも似たような競馬をしながら、『ラヴァンダに内から差されるレベル』ということは忘れちゃいかんのかなと。
ラヴァンダに速い脚はない。
好位で立ち回って、一瞬の脚を使って狡く乗るのがラヴァンダだとすると、そこで内から差されてるのはいただけない。
ただし、このレースでは大外枠から先行したので、少々道中掛かっていたし、完全に力負けとは言わないが、不等号で表記すると、

『ラヴァンダ≦クリスマスパレード<アドマイヤベル』

というイメージなんだよね。
つまり、フローラSでも、紫苑Sでも、『GI級の決め手を持つ馬』がいれば、もっと着順を悪くしただろうなと。

で、俺はそんなメンバーだったから紫苑Sでは【◎レイククレセント(8人気)】で十分足りると踏んで、本命を託したんだけど、最後の最後にボンドガールに差されて4着だった。
つまり時計は凄いんだけど、レースが決したあたりで伸びてきたボンドガールの3着や、内から捌くのに苦労したけど2着したミアネーロが凄いかというと、どうもそうは思えないんだよね。

しかもミアネーロが只今4人気でしょ。

そこに驚いてるのよ。
この馬、元々追い切りで動くし、併せたステレンボッシュとの比較でこんな人気になっているのかもしれないけど、じゃぁオークスからそこまで成長してたか?といわれると、そうでもないと思ってるんだけど、なんか人気が凄いんだよな。

であるなら、「対ミアネーロ」ではいつも負けてるんだけど、ホーエリートの方がまだ評価できるんじゃないかと思っちまうのよ。

っていうか、『ホーエリートは穴の資格のある一頭』だと俺は思っているんだけど、まぁなんだか展開だとか枠だとかずっとツキもない感じだったよね。

フラワーCでミアネーロの2着の時だって、自身は相当外々回されていたし、紫苑Sでも終始外回されての6着。

対ミアネーロで言えば『力差ないだろ』と思っているのに、ミアネーロが4人気で、ホーエリートは15頭立て14人気だよ。

実際オークスなんてなかなかえぐい乗り方してるよ。
3コーナー過ぎから外々押し上げて行って、4コーナーであほ程外回して、おいおい原君、流石にそれは雑やろ!という乗り方で、10着。
ライトバックやクイーンズウォーク、ランスオブクイーンあたりとは、0.6差だし、アドマイヤベルとは時計差なし。
コガネノソラよりも、ミアネーロよりも、先着してるわけでね。

しかも、今回の追い切り抜群に良いよ。
1週前に自己ベスト出してるし、明らかに使ってよくなっている。
まぁ、輸送やなんやらあるけど、最内枠引いて『もう完全に死んだふり』してラチ沿い走って、クイーンズウォークかチェルヴィニアの後ろか横あたりを取れれば、進路開くでしょ。
となると、この馬のイン突きが決まる可能性だってあるってことだと思うわけ。

なので、紫苑S組から狙うとすると、俺はこのホーエリートが筆頭になるかなと。

それ以外だと『クイーンS』か。
コガノネノソラが強い勝ち方したよね。

唯一の『4勝馬』だし、軽い走りをするし、この馬は注意が必要だと思う。
いくら51キロでもやはり古馬相手に勝ってきているしね。
ただ、丹内が乗れないのは痛いよな。
瑠星がこういうタイプの馬に乗るってのは、手が合うのかどうかが分からないのと、『この馬が動き出して後続も動く』みたいな後半の展開のカギを握りそうな馬だっただけに、瑠星がどう乗ってくるのかが読みにくくて、そこが少々迷わされるけど、ただ、やはり4勝しているってのは、評価したいので買いではあるかな。

最後に特別組。
チルカーノとランスオブクイーンだけど、まず、チルカーノが8着に負けた6月の稲荷特別は同じ京都の芝2000mで8着。
ただ時計は1分58秒8と、なかなかの時計。勝ったマイネルメモリーは牡馬でその後も連勝して、OP特別でも5着しているので、相手が悪かった。

しかしやはりというか、この血は『決め手』という意味じゃ、最高速の質に劣るんだよね。
母アロマティコや兄ジオグリフ同様持続力はあるんだけど、最後の直線平坦でキレも求められる京都だと相性が悪そうな感じがする。
馬場悪化ならよかったのかもしれないし、阪神でやる秋華賞とかなら面白かったのかもしれないけど、さてどうかな。

そしてこのレースで2着していた、カンティプールは、ランスオブクイーンの前走夕月特別で8着。
前走のランスオブクイーンは稍重馬場とはいえ、スローになって切れ味勝負になっての負けで、そこは『前々からもっとタフに流れを作らなくちゃいけなかった』んだとは思うけど、ここでハードな競馬もしたくなかったというのはあったかもね。なので、この負けは度外視しても良いんじゃないかと思うし、やはり『オークス5着』は評価した方が良いよなと。

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ざっと、各馬の前走を見てみたけど、これで春のチャンピオン、『チェルヴィニア』『ステレンボッシュ』を本当に逆転できるのか?と考えると、結構きついんじゃないか?と。

チェルヴィニアは右回りと輸送。
ステレンボッシュは仕上がり具合が怪しい。

まぁそういわれてはいるけど、それでも、この2頭は相当強いよなと。

これが古馬混合のエリザベス女王杯なら、「この仕上げじゃきつくねーか?」とか、思って、他に触手を伸ばしたくなる馬が出てくるんだろうけど、ぶっちゃけ、ここに出てくる馬の中で、「秋華賞が終わった後、どれくらいの馬が重賞勝てるんだ?」という目線で見ると、さてどうだろうか、という感じじゃないか?

今年の3歳牝馬は、阪神JFにしても、桜花賞にしても、めちゃくちゃレベルが高かった。
そして、オークスの上位馬は、秋華賞にも連動する。

それで言うと、オークス9着で、更に夏場に体が大分良くなって、追い切りの強度をグンっと上げられたアドマイヤベルは『ワンチャンあるか?』と思っているが、それ以外の所では、春の実績馬を上回るほどの成長は見せてないよなと。

となると、トリッキーな京都2000mという点に賭けて『展開の恩恵』を受けられる馬を探すか、上位人気3頭の『ポカ狙いの買い方』をするか、そういう買い方になると思うんだけど、ぶっちゃけ、そうなっちまったらそうなっちまったで、諦めよう、と思うわ。

ということで結論。

◎5チェルヴィニア
〇3クイーンズウォーク
▲14ステレンボッシュ
☆9アドマイヤベル
☆1ホーエリート
☆4タガノエルピーダ
☆11ランスオブクイーン
☆8コガネノソラ
△15セキトバイースト
△10ボンドガール

この評価順で行く。

まず◎チェルヴィニアについて。
春よりも大分しっかりした馬体になったように見える。
フォトパドックを見ればトモの筋肉の付き方が断然上がっているし、追い切りを見ても大分体幹がしっかりしてきたように見えるから、右回りや内回りという事を気にしなくても良いんじゃないかと思えている。
そもそもオークスで上り最速でステレンボッシュを負かせる脚を持ってるわけで、この世代ではやはり最上位なんだと思うんだよね。
当時からルメールはこの馬にずっと乗る意志を表明してたし、ケガで乗れなかったけど桜花賞は、ムルちゃんがあまりうまく乗れてなかったよね。

で仕上がり。
元々追い切りでもしっかり動くタイプだし、いい動き。
時計を見ても、2週前に6F79.7で終い11.8、日曜坂路でも54.0-12.5。
その翌週の1週前追いも、6F80.3で終い11.4、その後の日曜追いも53.6-12.2。
そして最終追いは馬なりで軽めに、しっかり動けていた。

俺個人としてはオークスよりも仕上がりは良く見えるし、それで『輸送失敗』とか『右回りさっぱりだめ』ということで負けるなら、次に使うであろう『JCの穴馬』として狙おうかと思うよ。
ルメールならうまく乗ってくれると思うんだけどね。

そして対抗〇はクイーンズウォーク。
1週前の追い切りで川田に酷評されてたね。
だからこそ、ここでは対抗に狙いたい。

まず、ローズSの時に『春よりバランスが良くなった』と川田は言ったよね。
もう、バランスオタクっていうくらい、バランスバランスうるせー川田が、バランスが良くなったといった訳。

実際に、ローズSの時も追い切りに乗ってレースにも乗って、そう言っている。
そして今回の酷評ポイントは『気持ちが入りすぎてる』っていう個所だよね。

つまり、バランスはそのままで『気持ちがチグハグで、焦った走りになってるってこと』だよね。
あとは、どうガスを抜くか?
そこだけだったんだろうと思う。

しかも、前走でそこそこ仕上がっていたわけで、ここで再仕上げは要らない。
ローズSを見ても、基本的にチャレンジャーではあるけど、チェルヴィニア、ステレンボッシュ、以外には威張れる立場。
ビシビシと追ってテンションをおかしくさせないように、最終週は軽めの仕上げ。

実際に先週の水曜日以降は、

4日(金):坂路:18-16-16-15
5日(土):CW:20-20-19-17
6日(日):坂路:18-17-16-16
8日(火):CW:17-18-19-18-16-16
9日(水):坂路:16-15-13.5-12.8
11日(金):CW:16.9-16.5-17.0-16.7-14.7-14.4
12日(土):坂路:19.6-17.3-16.1-15.2

ってな感じで、ほぼ毎日じっくり乗り込まれてて、金曜にはCWで長めから終い『15-14』程度のガス抜きがされてる。

こういった微調整はお手の物だろうし、1週前はダメだったけど、じっくり解す感じの調整で、馬にも良いんじゃないかと思ってたりする。
であるなら、内でチェルヴィニアを見ながらレースできるし、決め手は負けるかもしれないが、一歩早めに抜け出す作戦で、ミッキーチャームやパールコード的な乗り方してくるんじゃないかなとね。


つづいて▲ステレンボッシュ。
この馬が負けるとすれば、春の疲れが結局抜けていなかったという可能性かね。

追い切りは確かに微妙。
9/25日(水)に、2週前追い切りをしたわけだけど、その後いつもなら日曜にも坂路で時計を出すところ、その週の日曜日はCWで『19-19-19-19-18-18』程度の軽い運動に留めている。
しかも、明けの火曜日は馬場入りもしておらず、2日(水)も追い切りの予定を一日ずらして『坂路:16-15-15-15』程度。

そして、翌3日木曜日に『52.2-38.0-25.2-12.9:一杯』という登坂。
確かに今まで坂路でそれほど時計を出すタイプじゃないから、これで良いのかもだけど、経緯としては物足りないよね。
硬さが出たとのことだけど、ここで順調さを欠いているのは確か。

その後は、

5日(土):坂路:18-17-17-16
6日(日):CW:17-16-15-14.5-13.3-12.4
8日(火):坂路:17-16-15-14.5
9日(水):CW:15.2-15.5-14.3-13.4-11.5-11.4

という感じ。

9日の追い切りで圭太が『少し反応が悪い』といったのも、この経緯の追い切りじゃそうなってしかるべきだよなと。
ただ、この馬も最終追いの後の金土乗られてて、

11日(金):坂路:19.4-17.3-15.8-15.7
12日(土):坂路:18.5-17.1-15.8-17.1

ってな感じの時計。

オークスの時は『土曜』のみ【18-17-16-16】程度の乗り込み。
桜花賞の時は、『金土』で、「金:18-17-17-16」「土:19.4-16.4-16.6-16.1」って感じで乗られている。

最終追いの反応は確かに悪かっただろうけど、それでも時計的には【81.3 66.1 50.6 36.3 11.4】が出てて、これ自体は桜花賞前よりもいい時計ではある。

その最終追いでスイッチが入った上で、その後の運動でしっかり上がって言ってくれていれば、やはり世代最上位のポテンシャルは、ここで評価しなくちゃいかんよなと。
ただし、「春の見えない疲れ」があったりすると、ポカもあり得るとは思っているので、▲まで。

ここまで◎〇▲の3頭の話をしてきたけど、ポテンシャルは他の馬と2枚くらい違うんだとは思っている。

しかし、〇▲は思ったような調整ではないという高い理想の中での不満があるので、ポカもあるかなと。
もちろん、◎チェルヴィニアだってポカが無いわけじゃないから、「◎〇▲総崩れ」の場合の馬券も少々は買っておこうと思うが、それでも、一番信頼に足るんじゃないかと思ってチェルヴィニアに本命を託した。

つづいて、☆について。
5頭取り上げたけど、ぶっちゃけどの馬も「立ち回り次第」であることは間違いない。
◎〇▲の3頭が普通に競馬してくると、☆対象馬たちは「過去最高の騎乗をしても馬券圏内に入れるか?」という感じだとは思っているけど、ポカもゼロではないという「邪推」を消せない感じでもあるので、こういう印にした。

それぞれの解説は、上記した各レースの中で書いてある通り。

最後に、逃げと追い込みでハマる可能性を考えて△を2頭。
これは、あっても3着までなんじゃないかと思っている。

もう一度評価順。

◎5チェルヴィニア
〇3クイーンズウォーク
▲14ステレンボッシュ
☆9アドマイヤベル
☆1ホーエリート
☆4タガノエルピーダ
☆11ランスオブクイーン
☆8コガネノソラ
△15セキトバイースト
△10ボンドガール


馬券は一工夫、二工夫したいね。

買い方

【3連複】5.3=14.9.1.4.11.8.15.10(8点)
【馬連】5=9.1.4.11.8(5点)
【ワイドBOX】9.1.4.11.8(10点)
【3単】5→3.14→3.14.9.1.4.11.8.15.10(16点)
【3単】5→9.1.4.11.8→3.14(10点)
【3単】5→9.1.4.11.8→9.1.4.11.8.15.10(30点)※軽く

この馬券が俺の本線馬券なわけだけど、YouTubeで2週続けて「帯」獲得している、「YouTube限定イベント用の10万勝負買い目」をどうするのかも、しっかりチェックしてくれなー!

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