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【前編】では近走不振にあえぐ実績馬の取捨を踏まえ、【後編】ではレガレイラの取り扱いと結論（印・買い目）をお届けする。

▽SPREAD編集長・山田のその他予想コラム
◆【エリザベス女王杯2024予想】スタニングローズは「買い」だが、ハーパーは「消し」　近走不振の実績馬の取捨【前編】

■エリザベス女王杯2024予想【後編】

前売りから単勝オッズ1倍台と「1強」扱いはレガレイラ。

【前編】で触れたとおり、今年は実績のある古馬が近走不振であり、一方で近走好調の古馬は実績不足と、対照的な存在が同居。結果、GIタイトルを持ち牡馬クラシックで健闘したレガレイラに票が集まっている状況だ。

無論、勝算ありと陣営が判断しているのは、ノーザンファーム生産馬の各馬の動向を見てのとおりであり、追い込み届かずの前哨戦も、むしろ本番へ向け課題点をおさらいできた収穫の一戦だった。

テンの遅さを改善すべく、中間は従来より全体時計を速めた追い切り。これを無理なく追走できたあたり、今回は1列前で競馬できる可能性が出てきた。馬券は「1着の枠」に入れておくべき1頭だ。

■ハイレベル世代のGI馬が復活

それでも妙味を考えれば、もう1頭の1着候補を探りたい。

本命◎はスタニングローズ。【前編】で「買い」理由は記載済みだが、3歳時のエリザベス女王杯は道悪・阪神で全く力を出しきれず。その後は故障で脚元と相談しながらの調整を余儀なくされ、加えて適性外のヴィクトリアマイル、牡馬相手の大阪杯と選択肢がなかった。

前走・クイーンSの6着はオッズを上げるには好都合で、57キロを背負い稍重の洋芝で気分良く先行したぶんの敗戦。むしろ、逆算ローテで敗戦も覚悟で出走したように思えるのが、今回の乗り込み量であり、故障前に見せていた弾むようなフットワークが戻っている。

スターズオンアースやナミュールとハイレベルの世代でオークス2着、秋華賞1着の実績馬が、ここで復活すると見た。

馬券は◎○を1列目に置く馬単と3連単のフォーメーション。相手は新潟記念で完全復調の▲シンリョクカ、道悪・AJCCの4着実績が光る☆モリアーナ、牡馬相手の経験は侮れない注サリエラ、これに府中牝馬S組を押さえる。

新星ホールネスは人気と実績のバランスが悪い。前走内容もGIの舞台では強調材料に乏しく、消しといく。

印と買い目は以下のとおり。

■エリザベス女王杯2024予想・買い目

◎11スタニングローズ
○７レガレイラ
▲８シンリョクカ
☆５モリアーナ
注13サリエラ
注12シンティレーション
△４コンクシェル
△３ルージュリナージュ

【単勝】11（1点）
【馬単】11,7→11,7,8,5,13,12（10点）
【3連単】11,7→11,7,8,5→11,7,8,5,13,12,4,3（36点）

以上、エリザベス女王杯2024予想でした！

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