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競馬サロン

齋藤翔人

2025/02/14 17:55

【クイーンC2025予想】「勝率44.4%+単回収率271%」に唯一合致◎ 人気のキズナ牝馬2騎を上回る好走条件「4」クリアの妙味で勝負

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競馬界にとって2月と3月は出会いと別れの季節。出会いという意味では、騎手免許試験の新規合格者7名が発表された一方で、3名の騎手と8名の調教師の引退が発表されました。ただ、その中に村山明調教師のお名前があったのは驚きでした。

勇退の理由が体調ではないということで、それについては安心しましたが、厩舎開業から18年目。定年まで17年あり、調教師人生の折り返しともいうべきタイミングでの発表です。

代表的な管理馬としては、史上最多となるGI級11勝のコパノリッキーを筆頭に、厩舎に初勝利をもたらしたテスタマッタは後にGI初制覇も達成。さらに、2016年のJBCスプリントなど、中央・地方の重賞を9勝したダノンレジェンドは種牡馬としても成功しています。

また、話が前後してしまいますが、騎手時代にはサンフォードシチーで武蔵野Sを制し、史上初の春秋スプリントGI制覇を達成したフラワーパークにデビュー戦から騎乗、オープンまで出世させたのも村山騎手。他、トウカイタローやトウカイサイレンス、サンデーカイザーといった名脇役でオープンを勝利するなど、この頃、競馬を見始めた現在40代から50代の、特に関西のオールドファンにとっては思い出深い騎手ではないでしょうか。

35年間のホースマン人生、本当におつかれさまでした。と、お伝えしたいところですが、管理馬が4頭出走する今週末も含め勇退まであと3週間あり、どこまで勝利を積み上げるか注目です。

それでは予想に。

今回は、クイーンCの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

(1)生産牧場
(2)前走時の馬体重の増減
(3)母父の系統
(4)騎手の東西別
(5)前走馬体重
(6)前走着差
(7)前走間隔
(8)前走人気
(9)馬主

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記9項目。その中で(1)は生産牧場について。
過去5年の3着内馬15頭中、なんと12頭はノーザンファームの生産馬。そのうち、今回1から9番を引いた馬は[3-3-4-7/17]。勝率17.6%、複勝率58.8%。単勝回収率125%、複勝回収率110%。好走率は6割に迫ります。
◇該当馬=ショウナンザナドゥ、エンブロイダリー

次は(2)。前走時の馬体重の増減。
前走時、馬体重マイナスだった馬が[0-1-1-23/25]と、厳しい結果に終わっている当レース。一方、前走時、馬体重増減なしか一桁増。かつ、前走上がり4位以内だった馬は[4-2-3-8/17]。勝率23.5%、複勝率52.9%。単勝回収率143%、複勝回収率234%と、文句なしの成績でした。
◇該当馬=ロートホルン、ティラトーレ、ロンドボス、コートアリシアン、ギフテッドなど7頭

(3)は母父の系統です。
ロイヤルチャージャー系種牡馬を母父に持つ馬の好走率が高いクイーンC。ただ、前走1勝クラス、未勝利戦、地方競馬のレースに出走した馬は不振で、これらを除くと[1-4-3-5/13]。勝率7.7%、複勝率61.5%。単勝回収率28%、複勝回収率298%。複勝率は6割を超えていました。
◇該当馬=ヴィヴァラリス、マディソンガール、コートアリシアン

(4)は騎手の東西別について。
東京競馬場でおこなわれるクイーンC。ただ、好走率が高かったのは、栗東所属騎手か短期免許で来日中の外国人騎手が騎乗する馬でした。
そのうち、毛色が鹿毛か芦毛、なおかつ前走4コーナーで2番手以下に位置していた馬は[2-3-1-5/11]。勝率18.2%、複勝率54.5%。単勝回収率149%、複勝回収率112%。こちらも文句なしの成績です。
◇該当馬=ヴィヴァラリス、ショウナンザナドゥ、エンブロイダリー

(5)は前走馬体重。
小型馬と大型馬が振るわない当レース。一方、前走馬体重が440kg以上470kg未満で、その時の馬番が偶数だった馬は[2-1-3-5/11]。勝率18.2%、複勝率54.5%。単勝回収率68%、複勝回収率308%。(4)と同じ複勝率でした。
◇該当馬=ロンドボス、マディソンガール、ギフテッド

続いては(6)。前走着差です。
世代限定重賞らしく、前走完勝した馬と惜敗した馬が強いクイーンC。具体的には、前走2着馬に0秒3以上の差をつけて勝利するか勝ち馬から0秒5差以内の負けを喫し、着順が3着以内。なおかつ今回奇数番を引いた馬は[4-3-0-3/10]。勝率40.0%、複勝率70.0%。単勝回収率232%、複勝回収率124%と、驚異的な成績を残していました。
◇該当馬=ロートホルン

(7)は前走からの間隔について。
近年のクイーンCは、前走から中3週以内の間隔で出走してきた馬が[0-0-0-16/16]と、不振。一方、前走からの間隔が中4週以上、かつ前走人気=前走着順だった馬は[4-1-1-3/9]。勝率44.4%、複勝率66.7%。単勝回収率271%、複勝回収率123%。複勝率はもちろん、勝率の高さも魅力といえます。
◇該当馬=エンブロイダリー

(8)は前走人気で、ここは2パターンご紹介します。まずは前走1番人気だった馬。
こちらは、前走の出走頭数が15頭以下、かつ前走が1勝クラスか新馬戦か未勝利戦だと[3-1-1-3/8]。勝率37.5%、複勝率62.5%。単勝回収率257%、複勝回収率118%で、やはり複勝率は6割超。
◇該当馬=エンブロイダリー、ロンドボス

一方、前走JRAの重賞かリステッド含むオープンで2番人気以内だった馬も[1-2-2-2/7]。勝率14.3%、複勝率71.4%。単勝回収率54%、複勝回収率114%。数は少ないものの、さすがの強さを発揮していました。
◇該当馬=ショウナンザナドゥ、ティラトーレ、レイユール

そして最後は(9)。馬主です。
(1)とやや重なりますが、大手クラブ法人の所有馬が非常に強い当レース。中でも、サンデーレーシング、キャロットファーム、GIレーシングが所有。かつ生月が2から6月の馬は[2-2-2-1/7]。勝率28.6%、複勝率85.7%。単勝回収率97%、複勝回収率124%。こちらも数は少ないですが、超抜の成績を残していました。
◇該当馬=ロートホルン、マディソンガール

これら9つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎7エンブロイダリー
○11マディソンガール
▲4ショウナンザナドゥ
☆10ロンドボス
△5ロートホルン
△8ティラトーレ
△1ヴィヴァラリス
△12コートアリシアン

【馬単/マルチ】7⇔11,4,10,5,8,1,12(14点)
【ワイド】7=11,4,10,5,8,1,12(7点)
【3連複/フォーメ】7=11,4,10,5=11,4,10,5,8,1,12(18点)

本命は、単独4項目に合致したエンブロイダリー。以下、3項目に合致した馬が4頭いました。

ここまで4戦2勝2着1回のエンブロイダリーは、今回で4戦連続クリストフ・ルメール騎手とのコンビ。2走前のサフラン賞は、単勝1.2倍の圧倒的支持を裏切り5着に敗れたものの、ややスタートで後手を踏み、ルメール騎手によると道中引っ掛かっていたとのこと。これだけでも敗因は明確ですが、3度の連対はいずれも今回と同じ左回りの直線が長いコース。右回りかつ小回りの中山が合わなかった可能性もあります。

また、3代母は日本を代表する名牝ビワハイジですから、近親にはGI6勝ブエナビスタをはじめ、重賞ウイナーが多数いる名門の出身。満を持してのオープン初出走が好メンバー揃いの一戦となるものの、互角以上にやってくれるのではないでしょうか。

馬券はまず、エンブロイダリーからの馬単マルチとワイドを購入。さらに、エンブロイダリーを1列目に、3項目に合致した4頭を2列目に、エンブロイダリー以外の印7頭を3列目に塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは土曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 

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