■京都11R・京都記念

調教内容を精査するにあたり出走各馬がメイチで馬を作ってくるGIは分かりやすいのですが、判断が難しいのがGIIです。目標がまだ先の実績馬が上昇余地を残したソフトな仕上げで出走してくるのに対し、能力が劣る馬が抜群の調教で臨戦してくることが少なくないからです。今年の京都記念は正にそんなGII戦となりました。出走12頭でチェルヴィニアが抜けているのは誰の目にも明らかですが、同馬の目標はあくまでも4月のドバイ。GI2勝馬だけに調教でもそれなりのタイムは出ていますが、その中身はまだ及第点レベルです。よって同馬を本命にすることはできません。◎は前走で準オープンを卒業したばかりのリビアングラスです。その前走時は坂路で50秒7-12秒7と自己ベストを1秒1更新しましたが、叩き一杯でのもの。中1週の今回は55秒0-12秒5とタイムは平凡ですが、馬なりでデキの良さをうかがわせるものでした。菊花賞で3着ソールオリエンスから3/4馬身差の4着に入るなど素質はあった馬。その後は海外遠征への帯同などで状態を戻すのに時間がかかりましたが、ここにきていい頃のデキに戻りつつあるようです。○は1週前のCウッドでの動きが良かったプラダリア、チェルヴィニアは調教予想では▲止まりの評価です。

■印・買い目と資金配分

◎3リビアングラス
○9プラダリア
▲6チェルヴィニア
△1ヨーホーレイク
△4ソールオリエンス
△11セイウンハーデス
△2バビット

【単勝】3（1点）＝800円
【3連複/フォーメ】3＝9,6,1,4＝9,6,1,4,11,2（14点）＝各300円

■京都12R・4歳上2勝クラス

ミッション2「デビュー3年目以内の若手騎手本命で的中せよ！」

デビュー年の昨年33勝をマークした吉村誠之助騎手。48勝をあげ最多勝利新人騎手に選出された高杉吏麒騎手には及びませんでしたが、実は地方競馬で19勝をあげており合計で年間52勝をマークしていたことはあまり知られていません。そんな吉村騎手が京都最終レースで騎乗するのが6歳牝馬のネイトです。6歳馬ですが3度の長期休養があり、キャリアはまだ10戦。3か月ぶりかつ昇級戦だった1月の中山戦ではゴール前でクビ差交わされての2着惜敗で、今回が2走目となります。中間はCウッドで4ハロン追いを4本計時しており、直前は馬なりで52秒4-11秒8。ラスト2ハロン23秒2は自己ベストであり、前走以上のデキといえます。中山ダート1200mの速い流れを経験しただけに、今回の京都ダート1200mでは楽にレースを進められるはずです。3走前、昨年3月に吉村騎手が騎乗し5着だった際の馬体重は434キロでしたが、前走では460キロとパワーアップ。好位追走から抜け出してくれるでしょう。

■印・買い目と資金配分

◎11ネイト
○9プレイテシア
▲10ホークレア
△14ゼットカレン
△3タガノミスト
△12モイラ
△6ミライテーラー

【単勝】11（1点）＝2000円
【3連複/フォーメ】11＝9,10,14,3,12＝9,10,14,3,12,6（15点）＝各200円

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