■中山9R・ブラッドストーンS

「中山のダート1200メートルは外枠が有利」という話は、コアな競馬ファンなら一度は聞いたことがあると思います。今回狙うブラッドストーンSが、まさにその舞台です。

現級連続2着の△ムーヴが人気を集めそうですが、引いたのは最悪の1枠2番。↑の格言は、正確には外枠の方がスタート直後の芝の部分が長く走れるから楽ができるよね、良いポジションを取りやすいよね、有利だね！という話なんですが、そもそもこの馬は前に行く気がありません。包まれるのは確実で、最悪の場合、4角16番手まであるかもしれません。そこからブロードアピールされたら謝るしかないのですが、たぶんないのでは。むしろ、序盤のペースが落ち着けば、掲示板にも届かない可能性すらあるとみています。

注目したのは、まずまずの5枠10番に入りメンバー構成的にも楽に先行できそうな◎ブシンです。スタートがそこまで速くないのでゲートが開くまでドキドキはしますが、後入れの偶数枠も良いですし、中間の追い切りもテンから気合十分の走りを見せていましたから、そのままの勢いでドンっと行ってくれることを期待しています。

本命にしようかとも考えましたが、さすがに長期休養明けではそこまでの決心がつかなかった大外枠の○スクーバーが対抗格。昇級戦となった前走は大敗しているものの、同じ大外枠でも京都のダート1200メートルは断然不利なので参考外。関東圏では崩れていませんし、今回と同じ舞台で2勝クラスを勝った2走前の1分10秒8も優秀ですから、アッと驚く激走をみせる可能性も十分です。

元々、内枠に魅力的な馬がいなかったというのもありますが、3番手以下も外枠を中心にチョイス。まずはモレイラを配した▲ショウナンアビアス。そして、現級で3、4着と来ている△ドンレパルスと、前に行けない弱味はあるものの昇級戦3着の△キタノソワレ。あとは内枠は気になるものの2走前の3着は好内容だった△オウバイトウリと、最後に一応△ムーヴも入れておきたいと思います。

■印・買い目

◎10ブシン
〇16スクーバー
▲14ショウナンアビアス
△12ドンレパルス
△13キタノソワレ
△5オウバイトウリ
△2ムーヴ

【馬連】10＝16,14,12,13,5,2（6点）
【3連複/軸1頭】10＝16,14,12,13,5,2（15点）