■NHKマイルカップ2025予想【後編】

【前編】で触れたとおり、今年はマイル路線組を中心視する。マイル路線組のうち、盲点となっている牝馬コートアリシアンを穴馬に抜擢。【後編】では軸馬と相手本線もマイル路線へ絞り、結論（印・買い目）をお届けする。

□これなら勝ちまであるぞ

青葉賞が1週前倒しになり日本ダービーへの間隔にゆとりができた点が話題となっていたが、マイル路線もチャーチルダウンズC（旧・アーリントンC）が2週間前倒しになったことにも注目しなきゃ。

そこで1、2着のランスオブカオスとアルテヴェローチェは買い！

ランスオブカオスは前走で課題のスタートをクリアし、これまでのイメージを払拭する好センスの立ち回り。朝日杯FSもきさらぎ賞も後手に回り、それでいて終い脚を伸ばして3着確保は上出来。きさらぎ賞は最後に脚が上がっていて、やっぱり適鞍はマイル戦かな、と。

一貫したNHKマイルC狙いのローテは好感が持てるし、唸るような稽古の動きからデキは前走以上。これなら勝ちまであるぞ。

アルテヴェローチェは朝日杯FSが道中押さえるのはやっとで、ズルズルと後方へ。イン前でスムーズに運んだ馬が上位を占めた一戦だけに、むしろよく4角13番手から掲示板に乗った。

年明けは惜敗続きだけど、同馬は折り合い次第。その点、あれほど動く馬を中間セーブ気味に仕上げた調教メニューは不気味で、テンションさえ上がらなければ東京マイルの重賞ウイナーが黙ってはいない。

この2頭はフォーメーション2列目にセットし、印は○アルテヴェローチェ、▲ランスオブカオス。佐々木大輔と吉村誠之助の若武者2騎に、GI初制覇の戴冠まで期待したい。

で、肝心な本命は◎アドマイヤズーム！

つまんねぇ！と思われるかもしれないけど、2歳王者が前哨戦らしい負け方で挑んできたら不安材料はなく、○▲の逆転まで考慮した馬単の裏表で高め狙いでいく。

【前編】で触れたコートアリシアンが3着のニュージーランドTは前後半34秒3-34秒7と引き締まったレース。これを前哨戦仕上げで早め先頭に立ったアドマイヤズームは、かなり強い競馬をしたと思う。

馬券は◎軸の馬単マルチと、馬連の組み合わせ。これに3連複フォーメでいく。マピュース、パンジャタワー、モンドデラモーレと買いたい伏兵が多く、点数を押さえる意味で3連単はパス。馬単を厚めに買う。

印と買い目は以下のとおり。

◎8 アドマイヤズーム
○15アルテヴェローチェ
▲5 ランスオブカオス
☆18コートアリシアン
注12マピュース
注11パンジャタワー
注1 モンドデラモーレ
注16サトノカルナバル
△6 イミグラントソング

【馬単/マルチ】8⇔15,5（4点）
【馬連】8＝18,12,11,1,16（5点）
【3連複/フォーメ】8＝15,5＝15,5,18,12,11,1,16,6（13点）