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【前編】で触れたとおり、阪神牝馬S敗退組から4着の△ビヨンドザヴァレーを抜擢。さらに同6着の△ソーダズリングも加え、【後編】では結論（印・買い目）をお届けする。

▽SPREAD編集長山田のその他予想コラム
◆【ヴィクトリアマイル2025予想】阪神牝馬S組に第二のテンハッピーローズを探す　想定10人気前後の盲点【前編】

■ヴィクトリアマイル2025予想【後編】

【前編】では前走1着馬の不振を取り上げたが、イコール消しとも言えないのが、前走2着以下の内訳だ。

前走2着以下の好走例を引き上げている中には、高松宮記念、大阪杯、有馬記念、フェブラリーS、マイルCS、サウジ・135スプリントとトップレベルの敗退組をはじめ、ダービー卿CTや東京新聞杯など古馬混合重賞組がずらり。

昨年こそ阪神牝馬S6着のテンハッピーローズが1着、中山牝馬S9着のフィアスプライドが2着だけど、メンバーが手薄だったのは事実。2023年は1着ソングラインがサウジ・135ターフSP10着、2着ソダシはマイルCS3着、3着スターズオンアースが大阪杯2着と、やっぱり牡馬相手のトップクラスの敗戦組が上位を占めちゃってる。

2022年も1着ソダシはフェブラリーS3着、2着ファインルージュは東京新聞杯2着、3着レシステンシア高松宮記念6着からの好走。2021年の1着グランアレグリアが大阪杯4着、20年の1着アーモンドアイは有馬記念9着から。つまり、前走1着馬が勝てないのではなく、主に牡馬相手のトップクラスで戦ってきた牝馬が巻き返しているだけ、というわけ。

□「評価に値する前走1着馬」

その点、今年はマイルGI1勝2着2回のアスコリピチェーノは昨秋の京成杯AHで牡馬相手に快勝し、サウジ・135ターフSPで千四の猛者・ウインマーベルを負かしたのだから、「評価に値する前走1着馬」となるでしょ。

そしてもう1頭、前走・金鯱賞を制したクイーンズウォークも同様であり、30年ぶりとなる牝馬の戴冠は評価すべき。そもそもこの馬、大箱の左回りは強い。3歳時のクイーンCは届きそうになさそうな位置からグングン伸びて差し切りV。桜花賞は窮屈そうに走って大敗したけどオークスは正攻法の競馬で4着に巻き返し、中京で施行されたローズSは豪快に突き抜けている。

馬格がありフォームもダイナミックな馬ゆえ、小回りコースで包まれると苦しいが、府中で8枠はかなりの好材料。久々のマイル戦が嫌われ前売り5人気はおいしく、ここはアタマ勝負でいきたい。

馬券は◎クイーンズウォークの単勝、◎と○アスコリピチェーノの二刀流で馬単フォーメが本線。これに軸2頭の3連複、◎→○で高めを狙う3連単で勝負！

牡馬相手の実績で言えば、チャレンジC快勝の▲ラヴェルも気になる存在。それと、直前輸送でテンションが上がった大阪杯を度外視すれば、やっぱり実力上位の☆ステレンボッシュも侮れず。以下、阪神牝馬S敗退組から、巻き返し余地のあるボンドガールとアルジーヌを注マークに置く。印と買い目は以下のとおり。

◎16クイーンズウォーク
○17アスコリピチェーノ
▲5 ラヴェル
☆2 ステレンボッシュ
注10ボンドガール
注3 アルジーヌ
注1 クリスマスパレード
△13ビヨンドザヴァレー
△15ソーダズリング
△9 アドマイヤツリ

【単勝】16（1点）
【馬単/フォーメ】16,17→16,17,5,2,10,3,1（12点）
【3連複/軸2頭】16＝17＝5,2,10,3,1,13,15,9（8点）
【3連単/フォーメ】16→17→5,2,10,3,1,13,15,9（8点）

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◆【ヴィクトリアマイル2025予想】阪神牝馬S組に第二のテンハッピーローズを探す　想定10人気前後の盲点【前編】

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