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田原基成

2022/11/03 18:00

ロンドンプランほか、2022京王杯2歳S出走予定馬18頭

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・アスクドリームモア
函館2歳Sから仕切り直しとなった前走もみじSは3着。ただ7頭立てかつ勝ち馬とは0秒5差をつけられており、勝ち馬ウンブライルと他馬のレベル差が浮き彫りになった一戦との見方もできる。この馬の兄であるレンイングランドは典型的なスプリンター。重賞の芝1400mでの苦戦は免れられないか。

・アンタノバラード
重馬場の中山芝1600mを勝ち上がった馬。不良馬場の次週開催の2歳未勝利とわずか0秒2差だったことから、時計面は平凡と言わざるを得ない。牡馬混合のGIIでは厳しい印象だ。

・エナジーチャイム
新潟芝1600mを逃げ切った前走。600m通過36秒4、1000m通過61秒1のスローが味方したとはいえ、自身の上がり3Fを33秒7でまとめたのだから内容としては決して悪くない。過去10年の京王杯2歳Sにおいて、C.ルメール騎乗馬の成績は【4-0-0-1】。昨年の2着馬トウシンマカオと同じ夏の新潟マイルから臨むローテーションも含め、要注目の1頭だ。

・オオバンブルマイ
左回りの中京芝1400mで勝ち上がった馬。道中はインでロスなく運び、直線でもインから脚を伸ばしたセンス溢れるパフォーマンスだった。東京芝1400mを勝ち切るうえでは圧巻のスピードや切れ味など、より尖った特徴が求められる印象だが何らかの印は必要か。

・サイモンオリーブ
ダイワメジャー産駒らしい先行力が武器の馬。とはいえ逃げ切り勝ちの前走は上位馬がすべて道中3番手以内で運んだ前残り決着でもあり、重賞のメンバーで当時の再現は難しいだろう。

・シェーンプリマー
600m通過36秒9、1000m通過61秒1のスロー逃げに持ち込んだ前走。2-3着馬も含めた前残り決着は自然の流れと言えるだろう。重賞のメンバーに替わるここは当時から600m通過で2秒以上は速くなる算段。連続好走は至難の業と言える。

・スピードオブライト
一見平凡に映る前走勝ち時計だが、当時は良馬場発表でも雨降りしきる馬場での施行。2-3着に後方待機の差し馬が突っ込んできた展開を番手から押し切った内容には一定の評価ができるだろう。当時負かした2-3着馬はいずれも次走で勝ち上がり。距離延長がマイナスになる血統には思えず、何らかの印は必要か。

・デイドリームビーチ
稍重とはいえ前走勝ち時計1分12秒2は平凡。厳しい。

・ノーブルラン
デビューから一貫して左回りの芝1400mを使われている馬。新潟に場所を移した前走は終始余裕の手応えであっさりと突き抜けた。当舞台が初経験の有力馬が多いなかにあって、東京芝1400mを2度経験しているのは大きなアドバンテージ。ローカルでの勝ち上がりゆえ人気の盲点となりそうだが、穴妙味ある1頭として捉えたい。

・フロムダスク
オープンクラスに挑んだ前走は10頭立ての10着。そこからの巻き返しは難しい注文と言えそうだ。

・ブーケファロス
前走サウジアラビアRCは6着と自身初の馬券外。1000m通過57秒8の大逃げを打った馬がいる展開に戸惑ったような印象を受けた。そのレースを除けば上がり3F最速をコンスタントにマークする馬。2走前3着時と同じ左回りの芝1400m替わりで巻き返しを警戒したいところだ。

・ペースセッティング
好スタートから鮮やかな逃げ切り勝ちを決めた前走。ゴール前で手綱を緩めつつ記録した勝ち時計1分7秒9は当日行われた小倉2歳Sを上回っており、ポテンシャルの高さを証明した一戦と言えよう。ゴリゴリのスピード血統ゆえ距離延長と急坂コースへの対応が鍵となるが、新馬戦では控える競馬を経験済み。ノーマークにはできない。

・マーブルマカロン
過去10年の京王杯2歳Sにおいて、前走ダートから臨んだ馬の成績は【0-0-0-10】。新馬戦はダート1200mでスピードを活かした勝利でもあり、距離延長かつ初の芝レースは大きな壁となりそうだ。

・ミシェラドラータ
今回が早くもキャリア7戦目。オープンクラスでは【0-0-0-4】と厚い壁に跳ね返されており、今回も厳しい戦いが予想される。

・ミスヨコハマ
これまで一貫して洋芝を使われてきた馬。そのなかで一定の結果を残してきたが、地方馬にズバッと差し切られた前走内容を強調材料とすることは難しい。高速馬場の東京替わりでの対応力も含め、連続好走へのハードルは高そうだ。

・ヤクシマ
1200→1400mの距離延長でも大崩れしなかった前走。「いろいろ良かったと思います」と陣営が振り返ったように、初の左回り芝1400mをなんなくこなした内容は収穫ありと言えるものだった。新馬戦のラスト3Fは12秒0-11秒3-11秒1の加速ラップ。それをノーステッキで突き抜けた切れ味には驚かされた。当距離での持ち時計も含め、警戒を強めたい1頭と言える。

・ロッソランパンテ
当舞台を使われた前走は7頭立ての6着。厳しい。

・ロンドンプラン
スタートで後手を踏んだ前走小倉2歳S。万事休すと思われたが、上がり3F33秒1の鬼脚で突き抜けてみせた。結果的に脚質の幅が広がったのは収穫と言えるだろう。過去10年の京王杯2歳Sにおいて、前走小倉2歳S勝ち馬は【1-1-1-1】。初の輸送競馬かつスタートの不安が解消されたわけではないものの、極端に評価を落とすことはできない。


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