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田原基成

2023/01/19 18:00

ガイアフォースほか、2023AJCC出走予定馬14頭

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・アリストテレス
2年前のこのレース勝ち馬。当時負かした馬には先週の日経新春杯勝ち馬ヴェルトライゼンデ、香港ヴァース勝ち馬ウインマリリンなどがおり中山適性を疑う余地はなさそうだ。昨年使われた3戦はすべてフタ桁着順も、芝2200mでは【2-1-0-1】と安定。前走有馬記念で道中折り合いを欠く要因となったブリンカーを外して臨む今回、実績馬が復活を遂げるシーンは想定したいところだ。

・エヒト
この馬の戦績はわかりやすい。距離短縮時の成績【4-1-1-2】に対し、距離延長ローテでは【1-0-1-6】。定期的に変化を加えられてこそ真価を発揮するタイプだ。それゆえ前走のような休み明けローテも好相性で、重賞での馬券内2戦はいずれも休み明け。前走からの比較で考えたとき、今回がベスト条件とは思えない。

・エピファニー
デビューから一貫して芝1800mを使われてきた馬。馬券内率100%の成績は立派だが、4連勝の内容を紐解くと開催前半の3月中山、高速馬場の5月東京、オール野芝の9月中山、こちらも高速馬場の11月東京といずれもきれいな馬場コンディションでの施行だった。開催最終週を迎える冬の中山芝はタフな馬場コンディション。過去2戦のレース後コメントが「折り合いだけだと思っていた」と気性面の不安を覗かせるものでもあり、400mの距離延長ローテも気がかりだ。

・オウケンムーン
古馬になって以降、中2カ月以上の休み明け成績は【0-0-0-4】。今回は約1年以上の長期休養明けでもあり、強調材料は乏しい。

・ガイアフォース
過去10年のAJCCにおいて、4歳の関西馬は【2-1-0-1】。冬競馬のGIIには日経新春杯や京都記念など関西馬にとっての適鞍が組まれているにもかかわらず、関東遠征を選択する理由が集約されたようなデータだ。4頭の内訳をみるとダンビュライトとヴェルトライゼンデには中山芝重賞の3着内実績があり、アリストテレスには急坂芝2200mでの勝ち鞍あり。その両方を満たしていなかったサトノラーゼンは馬券外に敗れていたのだ。のちの菊花賞馬アスクビクターモアを下した中山芝2200m替わりとなる今回、スムーズなら好勝負は必至だ。

・シャムロックヒル
これまで挙げた4勝中3勝が減量騎手騎乗やハンデ戦で背負った斤量52キロ以下。前走比3キロの斤量増かつ牡馬混合重賞では厳しい。

・スタッドリー
3勝クラスで足踏みしていたが、休み明けの前走で同クラスを突破。プラス10キロの馬体重がそのまま力になったような勝ち方だった。右回りの芝2200mでは【2-0-0-0】と負け知らず。シルクレーシングのハービンジャー産駒は過去にブラストワンピースが勝利を収めており、昇級初戦でもノーマークにはできない。

・ノースブリッジ
一昨年の10月からブレることなく左回りを使われている馬。とはいえラジオNIKKEI賞3着や葉牡丹賞の圧勝を見るより右回りがダメというわけではない。スタートで後手を踏んだ毎日王冠でも大負けしておらず、11着の前走天皇賞・秋も自身の持ち時計を更新。12-2月の冬競馬では【2-0-0-0】と負けがなく、軽視できない1頭だ。

・バビット
前走天皇賞・秋は15着と惨敗。国際GI馬パンサラッサとのスピード比べではさすがに分が悪かった印象だ。翻って、今回は同馬が不在かつセントライト記念勝利、オールカマー4着と大崩れない中山芝2200m替わり。同型馬シャムロックヒルの存在に加えて冬競馬の良績にやや欠ける点は気がかりも、一定の評価は必要か。

・ブラックマジック
長期休養明けから復帰した近走は7.6着。リステッド競走であることを思えば評価しにくい内容ではあるものの、今回の舞台が中山であることは同馬にとって追い風となりそうだ。中山芝2200mでは【2-0-0-0】と負け知らず。下した相手にはのちの重賞勝ち馬ウインキートスやデゼル、GI3着馬クラヴェルの名前を見つけることができる。関西圏を2度叩いて臨む得意舞台での変わり身を警戒。

・ユーバーレーベン
古馬になって以降は馬券内から遠ざかる現状。一見すると強調材料は乏しい印象にも映るが、今回はローテーションに一筋の光を見出すことができる。叩き3戦目の成績は【1-0-1-0】。オークス勝利に加えてソダシの3着に入った阪神JFとその中身は特筆すべきものだ。上がり勝負の天皇賞・秋に大外からマクる無茶な競馬だったジャパンCは参考外。上がりのかかる冬の中山芝なら見限れない。

・ラーゴム
前走から中1カ月以内のローテーションでは【0-0-1-4】。唯一の馬券内は地方交流重賞だった。芝2200m以上を使われた2戦はいずれも掲示板外に敗れており、変わり身は望み薄か。

・レインカルナティオ
この馬の前走中山金杯はもったいない競馬だった。4角での手応えは悪くなく、直線で伸びてこようかという場面があったが両サイドの馬に挟まれて鞍上が立ち上がるほどの不利。参考外と言える一戦だ。中山芝では【3-1-1-2】、馬券外の2戦はその前走とマイル戦に限定。中山での7戦中6戦で上がり3F2位以内の脚を使っており、ガイアフォースが早めに前を潰す展開なら穴候補として一考したい。

・レッドガラン
過去10年のAJCCにおいて、前走ダート組の成績は【0-0-0-5】。芝2200m以上を使われた2戦はいずれも掲示板外に敗れており、巻き返しは容易ではないだろう。

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