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競馬サロン

齋藤翔人

2023/05/20 19:00

【オークス】大本命には逆らえず? 馬券のカギを握るのは、母娘制覇がかかるミッキーゴージャス!

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取り上げるのが遅くなりましたが、先週のニュースで超ド級のインパクトがあったのは、なんといっても13日の京都5レースではないでしょうか。

出走11頭中11番人気で、単勝540.7倍のニホンピロパークスが2着に激走。圧倒的人気のスイープアワーズが8着に敗れたことにより、複勝配当は衝撃の18,020円で、13年ぶりに歴代最高を更新しました。

さて、私のスタイルといえば、予想するレースの過去5年を調べ、好走傾向を探るというもの。その中で、最も重視しているのが複勝率と複勝回収率です。

と言いながら、私自身、複勝馬券をまったく買わないのは矛盾していますが……。それはさておき。

ご紹介しているデータには、勝率、複勝率、単勝回収率、複勝回収率を載せています(勝率や単勝回収率に関しては、低すぎる場合、載せていません)。その中でも特にこだわっているのが、複勝率と複勝回収率の高いデータを紹介するということ。

まず、大前提として複勝率33.3%未満のデータは紹介しておらず、複勝回収率が100%未満のデータも紹介していません。本当は、120%以上あるデータを出すことが理想ですが、たまに101%以上、110%以下のデータも紹介しています(この場合は、複勝率=好走率が高いデータです)。

では、なぜ複勝回収率なのか。それは、単勝配当に比べて、複勝配当の方が圧倒的に「跳ねにくい」から。単勝万馬券はそれなりの頻度で出ていますが、複勝万馬券は、年に1回。もしくは、2回出るかというレベル。そのため、複勝回収率はなかなか上がりにくく、取り上げる価値があるのではないかと考えているからです。

さて、複勝最高配当を久々に更新したニホンピロパークスは、前走、新装開店した京都開催のオープニングマッチ。4月22日の1レースで18番人気18着と敗れていた馬。これは、なかなか買えません。

あまりにも見事な巻き返しですが、今回コンビを組んでいたのは、当コラムでも何度か取り上げた水口優也騎手です。

ちなみに、水口騎手。翌14日は東京で一鞍入魂。最終レースのBSイレブン賞で8番人気のフルムに騎乗し、見事1着。ゴール前では、岩田康誠騎手顔負けのガッツポーズも飛び出しました。

これら2頭を激走に導いたことにより、5月14日時点で、今年の単勝回収率は174%。複勝回収率に至っては、驚異の399%です。勝利数は昨年を悠々と上回るペースで、所属している池江泰寿厩舎以外からの依頼が増加しており、騎乗数も徐々に増加。デビュー14年目で通算100勝に届いていませんが、こういった激走を見ると、なおさら応援したくなってしまいます。

それでは予想に。

今回は、牝馬三冠レース第2戦のオークスを深掘り調査。過去5年の傾向から重視できそうな指標を探し出し、予想を組み立てます。

(1)前走着順
(2)東西別
(3)前走人気
(4)前走上がり
(5)生産牧場

近年の傾向から重視できそうな指標は、上記5項目。その中で、(1)は前走着順です。
前走1着馬が強いオークス。中でも、前走480kg未満で出走。なおかつ、前走の出走頭数が12頭立て以下か、17頭立て以上だと[4-3-2-8/17]。勝率23.5%、複勝率52.9%。単勝回収率81%、複勝回収率404%。素晴らしい成績を収めていました。

一方、前走重賞で3着だった馬も[1-1-1-3/6]。勝率16.7%、複勝率50.0%。単勝回収率148%、複勝回収率103%。複勝回収率はギリギリですが、好走率の高さから無視できません。

(2)は東西別成績。ここは、関西馬と関東馬。それぞれの好走パターンを紹介します。まずは、関西馬から。

関西馬は、今回1枠から4枠に入り、なおかつ前走4コーナーで12番手以内に位置していた馬が[1-2-5-11/19]。複勝率42.1%、複勝回収率281%と、まずまず。

一方、関東馬はかなり複雑で、まず、今回4から8枠に入ることが大前提。そして、前走良馬場、かつ1800m以下の重賞かオープンに出走し、4コーナーで3番手以下に位置していた馬が[2-2-0-6/10]。勝率20.0%、複勝率40.0%。単勝回収率82%、複勝回収率193%と、こちらもまずまずでした。

次は(3)。前走人気について。
前走、上位人気に推されていた馬が強いオークス。前走3番人気以内で、キャリア5戦以下。なおかつ、今回継続騎乗となる馬は[3-2-4-8/17]。勝率17.6%、複勝率52.9%。単勝回収率42%、複勝回収率322%。(1)と同レベルの成績です。

続いて、(4)は前走上がり。
東京の長い直線を使っておこなわれるオークスは、言うまでもなく速い上がりを使えることが重要。具体的には、前走上がり2位以内の馬に栗東所属騎手が騎乗。なおかつ、前走2枠から7枠を引いた馬が[4-0-3-8/15]。勝率26.7%、複勝率46.7%。単勝回収率108%、複勝回収率300%と、かなりの好成績でした。

そして最後は(5)。生産牧場について。
過去5年の3着内馬15頭中8頭はノーザンファームの生産馬。同場生産馬のうち、前走からの間隔が中4週以上。なおかつ、前走奇数番を引いた馬は[2-3-1-3/9]。勝率22.2%、複勝率66.7%。単勝回収率63%、複勝回収率172%。とてつもない好成績でした。

これら5つの指標を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎5  リバティアイランド
○11 ミッキーゴージャス
▲14 ペリファーニア
☆12 ハーパー
△2  ライトクオンタム
△15 エミュー
△18 イングランドアイズ
△9  コナコースト
△1  ラヴェル
△4  キミノナハマリア
△17 シンリョクカ
△16 ドゥアイズ


【買い目】

・馬単マルチ 5=1、2、4、9、11、12、14、15、16、17、18 計22点
・ワイド 5→1、2、4、11、15、16、17、18 計8点
・3連複軸2頭ながし 5、11→1、2、4、9、12、14、15、16、17、18 計10点
・3連単1、2着固定 5→11→1、2、4、9、12、14、15、16、17、18 計10点


本命は4項目に該当したリバティアイランドで、圧倒的人気でも、データ面では逆らえませんでした。一方、対抗はミッキーゴージャスで、ドゥアイズは1項目も該当しませんでしたが、毎レース好走しているので買い目に入れました。

特に説明するまでもないリバティアイランドですが、正直、距離の不安はなくはないと思っています。

また、それ以上にあり得るのが差し遅れ。同じく川田将雅騎手が騎乗したハープスターと比較されることの多い同馬ですが、ハープスターは、確勝ムードのオークスでヌーヴォレコルトを差し切ることができませんでした。その産駒イングランドアイズが抽選を突破したのも、なにか不気味ですね。

そして、馬券のカギを握るのが、なんといっても対抗のミッキーゴージャスでしょう。こちらも、母は2015年の二冠馬ミッキークイーンで、イングランドアイズと同じくオークスの母娘制覇がかかります。

馬券は、リバティアイランドからの馬単マルチとワイド。さらに、ミッキーゴージャスとの3連複軸2頭ながしと、リバティアイランドを1着、ミッキーゴージャスを2着に固定した3連単で高配当を狙います。

それでは、日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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