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2023/05/30 17:30

【鳴尾記念(GIII)攻略データコラム】前走重賞で凡走した馬の巻き返しを狙う

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鳴尾記念(GIII) 3歳上 別定 阪神芝2000m
※特に記載がない場合は過去10年のデータをもとに分析する。

■人気
・1人気【2.3.0.5】
勝20.0% 複50.0%
・2人気【2.1.1.6】
勝20.0% 複40.0%
・3人気【2.0.2.6】
勝20.0% 複40.0%
・4人気【1.1.3.5】
勝10.0% 複50.0%
・5人気【0.1.1.8】
勝0.0% 複20.0%
・6-9人気【2.4.1.33】
勝5.0% 複17.5%
・10人気以下【1.0.2.29】
勝3.1% 複9.4%

1-3番人気を合わせると【6.4.3.17】複勝率43.3%をマーク。揃って馬券外に沈んだのは2021年のみとなっている。上位人気馬のうち、前走が重賞で6着以下に凡走した馬は【3.1.2.3】勝率33.3%、複勝率66.7%と好調な一方で、5着以内だった馬は【2.2.0.11】勝率13.3%、複勝率26.7%と心許ない成績。上位人気馬なら前走重賞で凡走している馬を選びたい。

6番人気以下は馬券になった30頭中10頭を占め、過去10年中7回で好走馬が出ていることから、馬連平均配当が5521円と高め。押さえは必須だ。

☆前走重賞で6着以下☆
キングオブドラゴン、サトノルークス、スカーフェイス、ソーヴァリアント、マイネルファンロン、ワンダフルタウン

■年齢
・3歳【0.0.0.1】
勝0.0% 複0.0%
・4歳【2.3.4.7】
勝12.5% 複56.3%
・5歳【5.3.1.18】
勝18.5% 複33.3%
・6歳【2.2.3.36】
勝4.7% 複16.3%
・7歳【0.2.2.17】
勝0.0% 複19.0%
・8歳以上【1.0.0.13】
勝7.1% 複7.1%

高い複勝率を誇る4歳馬は、前走重賞で中8週以内なら【2.3.3.2】複勝率80.0%にアップ。逆に、これに該当しない4歳馬はあまり好走できていないので、4歳馬を狙うなら上記の条件で取捨したい。

5歳馬は最多勝利を挙げ、連対数もトップ。単複回収率はそれぞれ145%、110%とベタ買いでも儲かる数字を叩き出している。

6歳以上になると好走率が下がるものの、過去10年で馬券に絡まなかったのは2回のみ。高齢だからと軽視してしまうと高配当を取り逃す恐れがある。

☆前走重賞で中8週以内の4歳馬☆
なし

■前走クラス
・条件戦【1.0.0.3】
勝25.0% 複25.0%
・OP特別【2.1.2.18】
勝8.7% 複21.7%
・リステッド【0.1.0.14】
勝0.0% 複6.7%
・GIII【1.4.2.31】
勝2.6% 複18.4%
・GII【3.1.3.16】
勝13.0% 複30.4%
・GI【3.2.3.10】
勝16.7% 複44.4%
・海外【0.1.0.0】
勝0.0% 複100.0%

前走GI組は天皇賞・春【3.0.0.2】、ヴィクトリアマイル【0.2.0.0】、大阪杯【0.0.2.5】、有馬記念【0.0.1.1】で、格の違いを見せつけている。前走海外組は2016年のステファノスのみでサンプル数に欠けるものの、前走はGI・香港Cだった。また天皇賞・秋2着などの実績馬。海外かどうかより格を重視する方向で良さそうだ。

OP特別組で好走馬を輩出したレースはリステッド昇格後、不振傾向。出走の多かった都大路S組はOP特別時代が【1.1.1.11】で、リステッド昇格後が【0.1.0.8】となっている。近年において積極的には買いづらい。

☆前走GI組☆
マリアエレーナ、ワンダフルタウン

■前走距離
・同距離【2.5.6.43】
勝3.6% 複23.2%
・今回延長【4.5.2.32】
勝9.3% 複25.6%
・今回短縮【4.0.2.17】
勝17.4% 複26.1%

複勝ベースなら大きな変化はないが、勝率は今回短縮組が圧倒。今回延長組もまずまず。天皇賞・春を筆頭に有馬記念、日経賞やAJCCといった中山重賞からの臨戦過程が好相性だった。

また前走GIを除く重賞組は同距離組の新潟大賞典からのローテーションが多いものの、その成績は【1.3.2.21】と微妙。他のローテーションなら中山1800m以上だった馬が【2.0.2.5】と結果を残していた。急坂適性が見込まれている点は見逃せない要素であることが窺える。

☆前走が中山1800m以上☆
キングオブドラゴン、ソーヴァリアント、ボッケリーニ、マイネルファンロン

※以下の項目は阪神開催の過去8年のデータ。
■脚質
・逃げ【2.1.0.7】
勝20.0% 複30.0%
・先行【2.2.2.19】
勝8.0% 複24.0%
・中団【3.4.4.22】
勝9.1% 複33.3%
・後方【1.1.2.27】
勝3.2% 複12.9%

開幕週だが“基本前残り”というわけではなく、レースの流れによって前残りの年、差し台頭の年とあるため、展開予想が重要になる。

データ的には開催場所に関わらず、奇数年は4角先頭の馬の前残りが多発し、偶数年は前崩れの展開という傾向が見られる。実際に昨年は差し馬が台頭してヴェルトライゼンデが勝利しており、2021年は逃げたユニコーンライオンが優勝、2019年は逃げたブラックスピネルが2着、2017年はステイインシアトルが逃げ切り勝ちを飾っている。

今年は奇数年。ジンクスに則って前の馬から狙ってみても面白いかもしれない。

☆逃げ候補☆
キングオブドラゴン、フェーングロッテン、ユニコーンライオン

■枠
・1枠【1.0.0.9】
勝10.0% 複10.0%
・2枠【0.1.2.7】
勝0.0% 複30.0%
・3枠【1.0.1.9】
勝9.1% 複18.2%
・4枠【0.1.3.7】
勝0.0% 複36.4%
・5枠【1.1.1.9】
勝8.3% 複25.0%
・6枠【0.1.1.12】
勝0.0% 複14.3%
・7枠【2.3.0.10】
勝13.3% 複33.3%
・8枠【3.1.0.12】
勝18.8% 複25.0%

フルゲートで行われた2回においては6枠から外は全滅だったが、フルゲートで行なわれなかった6回は1枠が【0.0.0.6】で全滅、7-8枠が【5.4.0.14】連対率39.1%を記録していた。人気サイドでもフルゲートの外枠だと凡走していたことから、シンプルに内回りコースのため外枠不利になりやすいということだろう。

一方で頭数が収まることで1枠は距離損を抑えられるメリットが相対的になくなり、窮屈な競馬を強いられるデメリットが勝ってしまう傾向にありそうだ。今年は登録が16頭なのでフルゲートになる可能性は高い。

■種牡馬系統
・他サンデーサイレンス系【3.2.6.30】
勝7.3% 複26.8%
・ミスタープロスペクター系【3.0.1.8】
勝25.0% 複33.3%
・ディープインパクト系【1.3.1.13】
勝5.6% 複27.8%
・ナスルーラ系【1.0.0.8】
勝11.1% 複11.1%
・ノーザンダンサー系【0.2.0.11】
勝0.0% 複15.4%
・ロベルト系【0.1.0.5】
勝0.0% 複16.7%

根幹距離の重賞だけあって主流血統が好走している。なかでもミスプロ系は高打率。ただし、1番人気のラブリーデイやストロングタイタン、4番人気のメールドグラースが勝利を挙げており、どちらかと言うと人気サイドで買えるタイプか。

サンデー系で注目は【2.1.2.2】のステイゴールド産駒。6頭が出走して5頭が好走を果たしている。8歳と高齢だが同産駒のマイネルファンロンには要警戒。また父にステイゴールドを持つオルフェーヴルの産駒も合わせて注目しておきたい。

☆ミスプロ系☆
アドマイヤハダル、カラテ、ボッケリーニ、ワンダフルタウン

☆ステイゴールド系☆
ソーヴァリアント、ディアマンミノル、マイネルファンロン

(Text:imai)

☆競馬評論家・田原基成氏の「重賞出走馬全頭分析」は【毎週木曜日】18時公開!

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