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2023/05/30 17:30

【安田記念(GI)攻略データコラム】買い材料は「外枠」×「差し脚質」

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安田記念(GI) 3歳以上 定量 東京芝1600m
※データについては過去10年分を対象として分析している。

■人気別成績
・1番人気【3.3.2.2】
・2番人気【0.1.1.8】
・3番人気【1.3.1.5】
・4番人気【2.0.1.7】
・5番人気【0.1.0.9】
・6-9番人気【4.1.2.33】
・10番人気以下【0.1.3.66】

1番人気は【3.3.2.2】と安定感があり、昨年8着に敗れるまで4年連続で馬券圏内に好走していた。なかでも、前走で1番人気に支持されていた馬は【2.2.1.0】と必ず馬券に絡んでいる点は要注目。

前走のマイラーズCを1番人気で制したシュネルマイスターが出走を予定しているが、当日1番人気に支持されれば信頼できる軸候補となるだろう。

また6-9番人気も【4.1.2.33】と馬券にポンポン絡んでいる。特に【2.1.1.6】で勝率20%、複勝率40%の8番人気あたりはきっちりケアしておきたいところ。

一方で、10番人気以下となると好走率はかなり低くなる。過去10年では4回の好走例があったが、直近の7年は馬券に絡めておらず、極端な人気薄の激走は望めないだろう。

■年齢
・3歳【0.0.1.3】
 勝率0.0% 複勝率25.0%
・4歳【5.2.2.26】
 勝率14.3% 複勝率25.7%
・5歳【3.5.3.38】
 勝率6.1% 複勝率22.4%
・6歳【2.2.3.39】
 勝率4.3% 複勝率15.2%
・7歳【0.1.1.14】
 勝率0.0% 複勝率12.5%
・8歳以上【0.0.0.10】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

年齢別の成績を見ると、4歳馬が最も好走率が高く、年齢が上がるにつれて好走率は低下していく傾向。とくに4歳牝馬は成績が良く、【2.1.1.4】となっており、勝率は25.0%、複勝率は50.0%と抜群の成績を残している。

今年の4歳牝馬は、ナミュールが出走予定。前回のヴィクトリアマイルで7着に終わったが、今回のレースで巻き返しなるか注目の1頭だ。

一方で、高齢馬も穴をあけることがある。過去10年、6番人気以下で馬券になったのは11頭いるが、そのうち7頭が6歳以上だった。特に2017年には、7番人気の6歳馬・サトノアラジンが1着、8番人気の7歳馬・ロゴタイプが2着というワンツー決着があった。

人気のない高齢馬の激走には注意が必要だろう。

■前走着順
・前走1着【3.3.5.31】
 勝率7.1% 複勝率26.2%
・前走2着【3.2.0.22】
 勝率11.1% 複勝率18.5%
・前走3着【0.1.1.19】
 勝率0.0% 複勝率9.5%
・前走4-9着【3.4.2.44】
 勝率5.7% 複勝率17.0%
・前走10着以下【1.0.2.14】
 勝率5.9% 複勝率17.6%

過去10年の成績をみると、前走1着だった馬が3勝を挙げており、その複勝率は26.2%と最も高い数字を示している。

次に成績が良いのは、前走2着馬で3勝を挙げており、勝率は11.1%で、前走1着を上回るトップの成績を収めている。

さらに、前走4-9着の馬も注目すべきで、同じく3勝していて、2着も4回と好成績を残している。その複勝率は17.0%となっており、悪くない数字だ。

こちらの3勝の内訳は、2022年のソングライン、2019年のインディチャンプ、2017年のサトノアラジン。これらの3頭は、「過去に東京マイル重賞で連対経験あり」という共通点があった。

東京マイルに適性がある馬は、再び好走する可能性が高く、前走で敗れていても軽視はできない。

■脚質
・逃げ【1.2.0.7】
 勝率10.0% 複勝率30.0%
・先行【1.2.1.31】
 勝率2.9% 複勝率11.4%
・差し【6.3.6.51】
 勝率9.1% 複勝率22.7%
・追込【2.3.3.41】
 勝率4.1% 複勝率16.3%

安田記念は過去10年において差し馬が6勝を挙げるなど、差し脚質の馬にとって有利なレースと言える。さらに、前走の4角通過位置が7番手以下の馬の成績も注目すべきで、その成績は【5.3.2.27】。勝率は13.5%、複勝率は27.0%であり、単勝回収率は129%となっている。これらの成績からも、差し馬が有利のレースであることが窺えるだろう。

特に外枠に入った差し馬が好走する傾向にある。昨年のレースでは、5枠よりも外枠に配置された3頭で決着。外枠に入った差し馬は、他の馬にまぎれにくく、力を発揮しやすいため、注意が必要だ。

一方、先行馬は【1.2.1.31】と不振傾向にある。2018年に2着となったアエロリット以降、先行馬は馬券に絡めておらず、本命には推しづらい傾向。

ただし馬券に絡んだ4頭の先行馬はすべて5番人気以内の実力馬であったことから、実績上位の先行馬には押さえが必要だろう。

■枠順
・1枠【0.2.1.14】
 勝率0.0% 複勝率17.6%
・2枠【0.1.0.16】
 勝率0.0% 複勝率5.9%
・3枠【2.0.1.16】
 勝率10.5% 複勝率15.8%
・4枠【0.2.1.16】
 勝率0.0% 複勝率15.8%
・5枠【4.1.0.15】
 勝率20.0% 複勝率25.0%
・6枠【0.2.2.16】
 勝率0.0% 複勝率20.0%
・7枠【4.1.2.16】
 勝率17.4% 複勝率30.4%
・8枠【0.1.3.21】
 勝率0.0% 複勝率16.0%

1-4枠の内枠と5-8枠の外枠を比較すると、外枠から8頭の勝ち馬を出しているように外枠が有利の傾向。

特に7枠は好走率が高く、要チェック。過去データをみると、7枠から4頭の勝ち馬が出ており、複勝率も30%を超えている。さらに、近年では7枠から3年連続で勝ち馬が出ており、今年もこの枠に入った馬は拾いたいところだ。

また、5枠は過去に4頭の勝ち馬を輩出しており、特に偶数馬番の成績が優れている。その成績は【4.0.0.6】であり、勝率はなんと40%を誇る。2018年には9番人気の伏兵扱いだったモズアスコットが、2016年には8番人気のロゴタイプが勝利するなど、穴馬も大活躍している。

この枠番に入った馬は、人気の有無に関わらず押さえておきたい。

ちなみに、昨年のレースでは、ディープインパクト系のキズナ産駒・ソングラインが7枠から差し切って優勝している。このディープインパクト系種牡馬の馬は、過去10年で4勝を挙げる活躍をしているが、興味深いことに、この系統の馬のなかで3着以内に入った8頭はすべて4枠よりも外枠からの出走であった。

今年も連覇を狙うソングラインやミッキーアイル産駒のメイケイエールなどの、ディープインパクト系種牡馬を父に持つ馬が出走を予定しており、どの枠に配置されるかは注視しておきたい。

(Text:ozaki)

☆競馬評論家・田原基成氏の「重賞出走馬全頭分析」は【毎週木曜日】18時公開!

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