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2023/06/13 17:30

【マーメイドS(GIII)攻略データコラム】内枠に入った社台系生産馬に注目

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マーメイドS(GIII) 3歳以上牝馬限定 ハンデ 阪神芝2000m
※データについては過去10年分を対象として分析している。

■人気別成績
・1番人気【1.1.2.6】
・2番人気【0.2.1.7】
・3番人気【1.0.1.8】
・4番人気【0.1.1.8】
・5番人気【0.1.2.7】
・6-10番人気【8.4.3.35】
・11番人気以下【0.1.0.48】

過去10年の人気別成績をみると、1番人気は1勝に留まり、複勝率も40.0%とハンデ戦らしく信頼に欠ける低調な結果となっている。しかし昨年は1番人気のソフトフルートが3着を確保しており、潮目が変わったか。

さらに、2-5番人気についても勝利したのは2017年に3番人気で優勝したマキシマムドパリのみと非常に寂しい成績。

一方、6-10番人気は合計で8勝をあげる活躍ぶりで勝率は16.0%、複勝率は30.0%と、非常に高い好走率を誇っている。

また単勝回収率も239%と、大きく儲かる数字を叩き出しており、単系馬券で勝ち馬を考える場合は、6-10番人気の穴馬エリアから高配当を狙って良いレースだ。

■年齢
・3歳【0.0.0.2】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・4歳【4.4.3.36】
 勝率8.5% 複勝率23.4%
・5歳【5.5.6.59】
 勝率6.7% 複勝率21.3%
・6歳以上【1.1.1.22】
 勝率4.0% 複勝率12.0%

年齢別に成績を整理すると、5歳馬が最多の5勝を挙げていることがわかった。昨年も10番人気のウインマイティーが勝利するなど、穴馬の好走も目立ち、中心視すべきと言えるだろう。

次いで4歳馬も4年連続で連対しており、狙い目となりそうだ。4歳馬は単勝率、複勝率ともにトップの数値を記録しており、安定感ではこちらが上か。

対して、6歳以上馬は1勝のみであり、複勝率も低調な12.0%となっている。基本的には若い馬が活躍するレースと言えそうだ。

■馬体重
・439キロ以下【0.2.0.15】
 勝率0.0% 複勝率11.8%
・440-459キロ【4.3.1.24】
 勝率12.5% 複勝率25.0%
・460-479キロ【3.4.8.39】
 勝率5.6% 複勝率27.8%
・480-499キロ【2.1.1.25】
 勝率6.9% 複勝率13.8%
・500キロ以上【1.0.0.16】
 勝率5.9% 複勝率5.9%

440から459キロの中型馬が、4勝とトップの成績を収めている。特に勝率12.5%は抜きん出て高く、単勝回収率は128%とプラス収支を示している。

一般的には馬体重が大きくなるほど成績も上がると考えられるが、このレースでは440-459キロの範囲が最も成績がいいという傾向は頭に入れておきたい。

また、マーメイドSでは瞬発力のある馬の成績が高く、なかでも上がり最速馬の成績は【4.3.1.2】、勝率40.0%、複勝率80.0%という抜群の成績を収めている。

馬体重と脚質データを考慮すると、スピードタイプでキレのある馬のほうが好走しやすいことが示唆されていると言えるだろう。

■枠順
・1枠【2.1.3.9】
 勝率13.3% 複勝率40.0%
・2枠【2.0.1.13】
 勝率12.5% 複勝率18.8%
・3枠【0.1.1.17】
 勝率0.0% 複勝率10.5%
・4枠【1.1.0.17】
 勝率5.3% 複勝率10.5%
・5枠【0.1.1.18】
 勝率0.0% 複勝率10.0%
・6枠【0.2.1.17】
 勝率0.0% 複勝率15.0%
・7枠【3.2.2.13】
 勝率15.0% 複勝率35.0%
・8枠【2.2.1.15】
 勝率10.0% 複勝率25.0%

1-4枠の内枠と5-8枠の外枠を比較すると、内、外それぞれ勝ち馬を5頭ずつ出ているように内外でそこまで差はない。

次に枠別に見ると、7枠が最多の3勝を挙げるなど最高勝率をマークしている。この枠からは10番人気で2着に激走したアグネスワルツや7番人気で優勝したサマーセントなど穴馬の好走例が多い傾向。

そのほかでは1枠が好成績。なかでも社台系生産馬(ノーザンF、社台F、白老F)の馬が1枠に入ると【2.1.1.4】と非常に高い好走率を記録していることは注目すべきポイントだろう。社台系生産馬がこの枠に入れば激熱と言えるだろう。

■前走クラス別成績
・2勝クラス【0.2.1.16】
 勝率0.0% 複勝率15.8%
・3勝クラス【7.3.1.49】
 勝率11.7% 複勝率18.3%
・OP特別【3.2.2.12】(リステッド含む)
 勝率15.8% 複勝率36.8%
・GIII【0.2.2.30】
 勝率0.0% 複勝率11.8%
・GII【0.1.2.4】
 勝率0.0% 複勝率42.9%
・GI【0.0.2.8】
 勝率0.0% 複勝率20.0%

前走で3勝クラスを使っていた馬の成績が優秀。出走頭数は多いものの、7勝2着3回と多くの連対馬を輩出しており、もっとも注目すべきローテーションと言えそう。

一方、前走で勝利した馬はわずか1勝のみ。格上挑戦になるとはいえ、前走で勝ち切れなかった馬がここで巻き返すことが多いレースだ。

特に頭に入れて置きたいのが、前走で3着になった馬。その成績は【3.0.0.5】の成績を収めており、勝率が37.5%という高い勝率を示している。

次に注目したいのは、前走OP(オープンクラス)組だ。サンプル数は少ないが、勝率15.8%、複勝率36.8%は十分な数字であり、前走の着順にはあまり関係なく好走している。

例えば、2017年に1着となったマキシマムドパリは前走の大阪城Sで13着、2013年に1着となったマルセリーナは前走のメイSで6着という敗戦を喫していた。牝馬のハンデ戦らしく、前走大敗した馬でも平気で馬券に絡んでくることが多いため、前走着順はあまり気にする必要はないだろう。

一方、前走が重賞組の成績は振るわない傾向。使ってきたレースの格から人気になった馬も多いが、1番人気馬は【0.0.1.3】、2番人気馬は【0.1.1.3】、3番人気馬は【0.0.1.4】といったように、人気に支持されながら敗れている。格上のレースから参戦しているからといって特別視する必要はなさそうだ。

(Text:ozaki)

☆競馬評論家・田原基成氏の「重賞出走馬全頭分析」は【毎週木曜日】18時公開!

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