◎７番ラヴェル
秋華賞の大本命馬リバティアイランドにアルテミスＳで黒星を付けた馬。相手は先を見据えて勝ちに行く競馬をしなかったこともあるが、新馬戦を勝った後の競馬でスムーズに折り合い、潜在能力があってこそ成せる業。

続く阪神ＪＦは１８番枠、桜花賞では１７番枠を引き当ててしまい、前に馬を置く競馬をしたいが故にガッチリ押さえ込んで後方からの競馬で届かず･･･ユッタリとした走りの馬で広々とした東京コースがベストだが、決して阪神コースが不得手な訳ではない。

桜花賞後はリフレッシュ放牧で立て直し、オークスでは１番枠から好スタートを切り、三番手の内々を追走。ライトクオンタムの無謀な逃げに惑わされてついて行き、直線坂下では先頭に立つも終いの踏ん張りがきかず四着。前で競馬を進めた馬の中では最先着し、能力の高さを再認識させられた。

夏場の休養を挟んで馬体はひと回り成長。気持ちのコントロールもできていて直前はセーブ気味の稽古だが、その動きはブレがなくキレのあるものだし、一週前にコースにてビシッと追っているので出走態勢は万全。

今回は７番枠だけにスーッと良い位置をとりにいって直線で力強く抜け出せる。


〇２番ソーダズリング
オークスでは前半少し力みが見られたが、向正面に入り、自分のリズムでレースを運べたものの、直線では手応えのわりに･･･伸びを欠いて八着。追われてモタれていたところをみるとトライアル戦のフローラＳでメイチの走りをしたので疲れが残っていたと推測できる。

今回は連戦の疲れは癒え、パワーアップしての参戦。再三併せ馬で追われて先週・今週ともに雰囲気はこちらも上々。仕上がり状態は良い。

パワーアップしていてフレッシュな状態だけに自身の力は存分に発揮できるだろうから、◎に迫る一番手。


▲５番ブレイディヴェーグ
前走(一勝クラス平場戦)の勝ち時計１分５７秒９は立派のひと言。速い流れで逃げた馬はどん尻とは言え、上がり時計３３．６秒はメンバー中最速で余裕を残して二着馬に３馬身半の差を付けた。ここに入ってもヒケを取らない逸材であることは間違いない。

今回は初めての阪神コース、初めての右回り。早めに栗東に滞在していて中間の調整過程や追い切りの動き申し分ないが、キャリア浅く夢中になりすぎるところがアリ、本番(秋華賞)を見据えて競馬をするだろうから大きくは狙いづらい。


△１５番・１０番・１１番・１２番


[３連単軸一頭マルチ]
軸　７番
相手２番・５番・１５番・１０番・１１番・１２番