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田原基成

2023/12/01 18:45

【ステイヤーズS】大混戦ムードで波乱必至。本命は想定6人気以下の穴馬を抜擢

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「10回走ったら10回着順が入れ替わるメンバー」

私が抱く、今年のステイヤーズS出走馬に関する感想だ。

この路線の特徴と言えるのが高齢馬の多さ。マイネルウィルトス、ダンディズム、アフリカンゴールドなど7歳以上の馬は6頭を数える。かつてはトウカイトリック、アルバートなど古豪が何度も復活をはたした特殊条件。キャリアを積んだ馬を狙う選択肢もあるだろう。

高齢馬のなかで人気上位はマイネルウィルトス。ただ、同馬に中山経験は一度しかなく、近年は洋芝or東京芝2500m専用機といった成績。大外ブン回しがデフォルトの脚質だけに、コーナーの多い今回の条件をプラスと捉えることはできない。

ダンディズムはどうか。

7歳を迎えて覚醒を遂げた遅咲きの馬。小回りコースをマクれるタイプゆえ中山適性があるように思えるが、上級クラスの好走は直線平坦コースに集中している。最後の急坂に備えて脚を残す必要があると捉えたとき、仕掛けるタイミングに気を遣ってしまいそうだ。

それぞれ不安要素を抱える高齢馬。脚質や枠順を踏まえると、別の入り口から攻める戦略に光を見出せる。

本命はセファーラジエル。

前走アルゼンチン共和国杯は5着と健闘。差し馬が上位独占の一戦にあって、4角2番手から先行勢では最先着をはたした。右回りで4角3番手以内時の成績は【1-2-1-2】。アフリカンゴールド、アイアンバローズに続くポジションを確保することができれば好走への道筋は拓ける。

関東圏での馬券内歴がない点は気がかりも、小回りコースは昨年11月の岸和田Sで3着あり。冬の小倉芝2000mで勝ち上がったように小回りコースも寒い冬競馬もこの馬にとってプラスに働く可能性は高い。自身より内に差し追込馬が多いシチュエーションならすんなりインの好位を取れるはず。本命に迷いはない。

相手本線にはワープスピードを。

芝2400→3000mへの距離延長で勝利を収めた前走。2-5着馬が道中10番手以下だったことを考えると、4角5番手から押し切った内容は豊富なスタミナを証明する一戦だったと言えそうだ。4走前は逃げ切り勝ちを収めていたように、前々で立ち回ることもできるタイプ。中山適性に若干の不安こそあれ、ノーマークにはできない。

テーオーロイヤルも要注意。

約1年ぶりの実戦となった前走アルゼンチン共和国杯。外枠から終始距離ロスの大きいレースだったが、直線半ばでは3着争いに加わろうかという脚を見せていた。この中間はウッド6Fで自己ベストを更新。まだ完全復調と言い切るには早い印象も、戦ってきた相手を考えると叩き一変は警戒すべきだ。

さらにはアイアンバローズ。

一昨年のこのレース2着馬。昨年も4着と好走しており、特殊な施行条件の当レースとの相性は抜群だ。もう少し内めの枠が希望も、並び的には楽に前を確保できそうだ。

【中山11R ステイヤーズS予想の印】
◎12 セファーラジエル
〇2 ワープスピード
▲11 テーオーロイヤル
☆7 アイアンバローズ
△1 キングズレイン
△10 シルブロン
△5 マイネルウィルトス
△16 アケルナルスター
△4 ヒュミドール

【単勝】12(1点)
【馬連/ながし】12-2,11,7(3点)
【3連複/ながし】12-2,11,7,1,10,5,16,4(28点)
【3連単/フォーメ】12→2,11,7→2,11,7,1,10,5,16,4(21点)

田原基成のプロフィールはこちら
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