GI・チャンピオンズカップのウラで行なわれるメインレースで、コッソリ小遣いを稼ごうという本企画。

土曜日は浜松Sでプッシュしたアネゴハダが2着に好走！　…ただし、なぜか3番人気と人気になっていて、穴激走とはなりませんでした。新聞の印も薄かったのに、どこかの人気Youtuberが本命にでもしたのでしょうか…。

気を取り直して日曜に狙うのは、中山11R・ラピスラズリステークス（L、芝1200m）です！

ここは中央入り後、底を見せていないカンティーユがかなりの支持を集めそう。前走もOP昇級初戦ながら、レコードにタイム差なしの2着に好走。1着のシュバルツカイザーはレースを引っ張った同馬をマークして差し切っており、カンティーユは負けてなお強し、という内容でした。

ただし、本レースには同型のメイショウゲンセンとジャスパージャックも出走します。どちらもハナにいってナンボの馬であり、実際ジャスパージャックは昨年のこのレースを逃げ切っています。11頭立てと少頭数ながら、先行争いは激化しそうなのです。

ならば、ここは差し馬を狙いたい。

白羽の矢を立てたのは、サンライズオネスト（牡6、栗東・河内）です！

■前走重賞組が強いレースであるのなら…

本レースは前走重賞から臨む馬の成績が良く、過去10年では【6.1.5.27】勝率15.4％、複勝率30.8％と、高い好走率を残しています。

今年は前走重賞組がいないものの、このデータからは、重賞のレース経験や実績がある馬に一日の長があることがわかります。

そこで全馬の戦績を調べたところ、1200m以上の重賞で3着内に好走経験があったのは4頭。古馬重賞に限れば、サンライズオネストとタイセイアベニールの2頭しかいませんでした。

タイセイアベニールは近走大敗ばかりで、8歳という年齢からもちょっと手が出ない。また、そういった消去法だけでなく、サンライズオネストにはアピールポイントもありました。

それは「持ち時計の速さ」。芝1200mの持ち時計1分06秒8はメンバー最速だったのです。

■サンライズオネストの持ち時計は中身が濃い

しかもそのタイムを記録したのは、3着に好走した昨年のGII・セントウルS。そこで1着のメイケイエールは中京芝1200mのレコードタイムを更新しています。

また、2着のファストフォースはその後、高松宮記念を制してGIウイナーになるのですが、それ以前に、小倉で開催されたCBC賞で当時のレコードタイムを記録した馬。つまりこのセントウルSは速い決着に強い馬が上位に来たレースだったのです。

サンライズオネストの持ち時計は、ただ単に字面の数字が速かったのではなく、中身のある“速い時計”であることが理解できるのではないでしょうか。

開幕週の馬場で行なわれる一戦でハナ争いが激しくなるのであれば、決着時計が速くなるのは必然。であるならば、速いタイムの決着に実績があるサンライズオネストの出番！

4カ月ぶりの前走・みちのくSは不利な大外枠から外々を先行しながら2着に好走。しかも同じく先行策で勝利したグレイトゲイナーは、次走・重賞の京阪杯でもキツめのペースで先行しながら6着に健闘していました。サンライズオネストは同馬と0秒1差に走ったのですから、リステッドのここなら上位争いできる力があると考えられます。

休み明けを使われての上積みもあるでしょうし、枠も絶好の1番枠に入りました。前で先行馬がやりあって、その後方最内でジッとしていれば、直線ではきっと“Vロード”が開けるはずです。

（2023年ラピスラズリS予想／文責・服部）

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