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齋藤翔人

2024/05/25 19:00

【日本ダービー2024予想】単回収率764%を誇る「前走○○の着差」で大穴馬が浮上 好走条件8項目とは【前編】

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今年もダービーデーがやってきました。否が応でも高まる期待と緊張。この雰囲気を味わうために、できれば毎年でも現地観戦したいのですが、私が初めてダービーを現地観戦したのは20年前、2004年のことです。

この日は朝からとにかく暑く、気温は優に30度超え。レースを見ているだけで体力を消耗するような厳しい暑さでしたが、ダービーも非常に出入りの激しい熱い展開となりました。

内から大逃げを敢行したのはマイネルマクロスで、1000m通過57秒6の猛ペース。ところが、それが祟ったか。同馬は早くも4コーナー手前で失速。替わってコスモバルクが先頭に躍り出たものの、これを直線に向いてすぐ交わしたのが、キングカメハメハとハイアーゲームの2頭でした。

多くの馬が直線ふらつき、上がり3ハロン35秒9を要したこの死闘を制したのは「大王」キングカメハメハ。勝ち時計は従来のタイムを2秒も更新するダービーレコードでNHKマイルCからの連勝となり、管理する松田国英調教師の悲願だった「マツクニ・ローテ」が達成された瞬間でもありました。

このダービーには、他にもハーツクライやダイワメジャーなど、後に種牡馬としても活躍する馬が複数出走。設立意図である「種牡馬選定競走」としての役割を、これ以上ないほど果たしたレースといえますが、今年もレベルの高い好レースとなって、その中から後の大種牡馬が誕生するのでしょうか。

▽齋藤翔人の予想コラム【後編(印・買い目)】はコチラ!
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ということで、今回は日本ダービーの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

(1)父の系統
(2)前走レースと人気
(3)前走着差
(4)前走上がり
(5)馬主
(6)前走3コーナーの位置取り
(7)生産牧場
(8)母父の系統

近年の好走傾向から、買い条件となったのは上記8項目。その中で(1)は父の系統です。
昨年はサトノクラウン産駒のタスティエーラが勝利したものの、近年のダービーは、ニアークティック系とネイティヴダンサー系種牡馬の産駒が不振。
一方、ロイヤルチャージャー系かナスルーラ系種牡馬の産駒で、前走14頭以上のレースに出走。かつ当時の馬番が1から7で、今回の馬番が1から14だと[2-4-4-9/19]。勝率10.5%、複勝率52.6%。単勝回収率497%、複勝回収率166%。非常に複雑な条件ですが、好走率は50%を超えていました。
◇該当馬=ジューンテイク、サンライズジパング

(2)は、前走レースと人気について。
過去5年の3着内馬15頭中13頭は、前走皐月賞組。その中でも前走6番人気以内。かつ、継続騎乗となる馬は[2-5-4-6/17]。勝率11.8%、複勝率64.7%。単勝回収率32%、複勝回収率157%。好走率6割超えの素晴らしい成績です。
◇該当馬=アーバンシック、シンエンペラー、ジャスティンミラノ

次は(3)。前走着差。
前走、やや余裕のある勝ち方をするか、惜敗した馬が好結果を残している当レース。前走、中山か京都で2着に0秒1以上の差をつけて勝つか0秒3差以内の負けを喫した馬は[4-5-1-4/14]。勝率28.6%、複勝率71.4%。単勝回収率764%、複勝回収率166%。好走率は7割を超えています。
◇該当馬=ジューンテイク、ダノンデサイル、コスモキュランダ、シックスペンス

(4)は、前走上がりです。
長い直線を使っておこなわれるだけに、速い上がりが求められる当レース。前走上がりが2位以内、かつ今回の馬番が奇数だと[2-2-3-5/12]。勝率16.7%、複勝率58.3%。単勝回収率46%、複勝回収率135%。こちらも文句なしの成績でした。
◇該当馬=ジューンテイク、ダノンデサイル

折り返しの(5)は、馬主について。
過去5年に限ったことではありませんが、ダービーは大手クラブの所有馬が強さを発揮するレース。とりわけ、キャロットファームかサンデーレーシングかシルクレーシング所有馬に、栗東所属騎手か短期免許で来日中の外国人騎手が騎乗すると[2-2-1-4/9]。勝率22.2%、複勝率55.6%。単勝回収率222%、複勝回収率142%と、素晴らしい成績でした。
◇該当馬=レガレイラ、シックスペンス

続いては(6)。前走3コーナーの位置取り。
あまりにピンポイント過ぎるかも知れませんが、ダービーは前走3コーナーで4番手につけていた馬が[1-3-1-3/8]。勝率12.5%、複勝率62.5%。単勝回収率146%、複勝回収率117%。シンプルすぎる買い条件とはいえ、好走率は6割を超えています。
◇該当馬=ジューンテイク、ミスタージーティー、ダノンエアズロック、ジャスティンミラノ

(7)は生産牧場で、ここは2パターン紹介します。まずはノーザンファーム生産馬。
ノーザンファーム生産馬は、前走人気>前走着順(前走3番人気1着など)。かつ、キャリア4戦以下の馬が[2-3-0-3/8]。勝率25.0%、複勝率62.5%。単勝回収率250%、複勝回収率110%。
◇該当馬=アーバンシック、ジャスティンミラノ

一方、ノーザンファーム以外の生産馬は、前走人気=前走着順だと[2-1-1-2/6]。勝率33.3%、複勝率66.7%。単勝回収率1575%、複勝回収率271%。この条件ではノーザンファーム生産馬を上回っていました。
◇該当馬=シンエンペラー、ゴンバデカーブース

そして最後は(8)。母父の系統。
出走数こそ多くないものの、近年のダービーはナスルーラ系かエクリプス系種牡馬を母父に持つ関西馬が[2-0-2-3/7]。勝率28.6%、複勝率57.1%。単勝回収率227%、複勝回収率162%。昨年は該当馬がいなかったものの、2021年はシャフリヤールが。22年はドウデュースが勝利しています。
◇該当馬=ビザンチンドリーム、ダノンデサイル、シュガークン

【後編】では、これら8項目の買い条件を踏まえ、日本ダービーの結論(印・買い目)を導き出します。

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