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3日間開催の中日となる15日は、中京競馬場でローズSがおこなわれます。メンバー唯一のGI馬レガレイラが1番人気になりそうですが、その中京では先週、馬券にまつわる珍しい記録が2つ飛び出しました。

一つ目は9月7日3レースの2歳未勝利戦。5頭立てのこのレースは2、1、3番人気の順で決着し、3連複の配当は史上最低タイの110円でした。
ちなみに、同じ配当のレースは過去に3例あったものの、直前に取消や除外が発生し、いずれも4頭立て。5頭立て以上では最も低い配当です。

一方、翌8日の3レースでは2番人気のマイネルチケットが勝利し、4番人気シドニーホバートが2着。断然人気のラトラースは3着に敗れました。
このレースは7頭立てで複勝は2着払いでしたが、複勝でも断然人気のラトラースが3着になったことで、マイネルチケットの単勝配当500円に対して、複勝はなんと580円。そして、3連複の配当は470円と単勝、複勝の配当をさらに下回りました。

今回のように、単勝の払い戻しが複勝を下回ることはごく稀にあり、JRAでは昨年10月21日のアイビーSを勝ったダノンエアズロックの単勝配当が290円に対して、複勝は390円。このレースは6頭立てで、今回と同じく断然人気馬が3着に敗れたのが要因ですが、その3着馬こそがローズSに出走するレガレイラ。今回は頭数もまずまず揃い、その時ほど抜けた人気にはならなさそうですが、果たして勝利を手にすることができるでしょうか。

ということで、今回はローズSの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

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◆【ローズステークス2024予想】「5項目」合致馬に信頼の◎　前日“8人気以下”対抗に馬単、ワイド、3連複で勝負！【後編】

（1）前走馬体重
（2）今回の枠順
（3）前走3コーナーの位置取り
（4）前走人気
（5）前走着順
（6）生産牧場
（7）前走上がり
（8）馬主
（9）前走時の馬体重の増減

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記9項目。その中で（1）は前走馬体重について。
小型馬と大型馬が苦戦している当レース。一方、前走馬体重が420kg以上480kg未満、かつ黒鹿毛でブリンカーを装着しない関西馬か、鹿毛の関東馬は［3-3-3-9/18］。勝率16.7％、複勝率50.0％。単勝回収率189％、複勝回収率129％。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝タガノエルピーダ、ラヴァンダ、サフィラ、レガレイラ

（2）は今回の枠順。
中枠有利のローズS。今回の枠が4から6、かつ馬番が偶数だと［4-2-3-6/15］。勝率26.7％、複勝率60.0％。単勝回収率226％、複勝回収率238％と、素晴らしい成績でした。
◇該当馬＝レディーヴァリュー、ラビットアイ、セキトバイースト

（3）は前走3コーナーの位置取りです。
中京や阪神の外回りなど、長い直線を使っておこなわれる当レースは、前走差し・追い込みに回った馬の活躍が目立ちます。具体的には、前走13頭立て以上のレースに出走して3コーナー10番手以下に位置。さらに、斤量が前走と同じかプラスマイナス1キロであれば［2-1-3-6/12］。勝率16.7％、複勝率50.0％。単勝回収率235％、複勝回収率207％。こちらも該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝レガレイラ

次は（4）。前走人気についてで、ここは2パターン紹介します。まずは、前走4番人気以内だった馬。
こちらは、前走からの間隔が中9週から24週で、前走と今回の距離が同じか、距離短縮で臨む馬が［3-2-1-6/12］。勝率25.0％、複勝率50.0％。単勝回収率234％、複勝回収率115％と、やはり該当馬の半数が好走。
◇該当馬＝レガレイラ

また、前走GIで6から9番人気だった馬も［1-1-2-3/7］。勝率14.3％、複勝率57.1％。単勝回収率72％、複勝回収率118％。該当馬は少ないものの、格上の存在だけあってかなりの好成績です。
◇該当馬＝タガノエルピーダ

（5）は前走着順。
ローズSは前走惜敗組が健闘しており、とりわけ前走牝馬限定戦で2から7着だった馬は［3-1-2-5/11］。勝率27.3％、複勝率54.5％。単勝回収率90％、複勝回収率257％と、文句なしの成績を収めていました。
◇該当馬＝クイーンズウォーク、ラビットアイ、セキトバイースト

（6）は生産牧場です。
札幌2歳S、紫苑Sと重賞で2週連続1から3着を独占したノーザンファーム生産馬。中でも、前走東京のレースに出走した同場生産馬は［2-3-2-3/10］。勝率20.0％、複勝率70.0％。単勝回収率73％、複勝回収率125％と、恐ろしい成績でした。
◇該当馬＝クイーンズウォーク、サフィラ、レガレイラ

続いては（7）。前走上がりについて。
（3）とやや重なりますが、ローズSは前走速い上がりを使った馬が強いレース。具体的には、前走馬番が5から18で上がり2位以内。なおかつキャリア7戦以下であれば［2-2-2-4/10］。勝率20.0％、複勝率60.0％。単勝回収率290％、複勝回収率147％。（2）と同じ好走率でした。
◇該当馬＝カニキュル、チェレスタ、ラビットアイ、ザブライド、ハワイアンティアレ

（8）は馬主。
シルクレーシングおよびサンデーレーシング所有馬の好走率が高い当レース。そのうち1から5月生まれは［2-2-1-3/8］。勝率25.0％、複勝率62.5％。単勝回収率136％、複勝回収率110％。好走率は6割を超えています。
◇該当馬＝クイーンズウォーク、チェレスタ、サフィラ、レガレイラ

そして最後は（9）。前走時の馬体重の増減です。
前走時、馬体重減だった馬が活躍している当レース。具体的には前走時、馬体重の増減がマイナス4kg以下、かつ前走馬番が偶数だと［3-0-2-2/7］。勝率42.9％、複勝率71.4％。単勝回収率435％、複勝回収率310％。該当馬は少ないものの、好走率は7割を超えていました。
◇該当馬＝セキトバイースト

【後編】では、これら9項目の買い条件を踏まえ、ローズSの結論（印・買い目）を導き出します。


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