競馬サロン
UMAJIN.net編集部
2024/10/07 17:00
【今週の重賞】[秋華賞]チェルヴィニアとステレンボッシュ、牝馬二冠を果たすのはどちら?
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【今週の注目重賞】
■秋華賞
10月13日(日)、京都競馬場で第29回・秋華賞(3歳牝馬、GI、馬齢、芝2000m)が行なわれる。
チェルヴィニア(牝3、美浦・木村)はオークスと秋華賞の牝馬二冠を狙う。未勝利、アルテミスSと快勝し、阪神JFでは最有力視されるも、左後肢に違和感を覚えて回避。その後復調に手間取り、長休明けのぶっつけ出走となった桜花賞は13着に大敗。だがオークスは内から伸びた桜花賞馬・ステレンボッシュを外から豪快に差し切り。半馬身の着差以上に強い勝ちっぷりで樫の女王に輝いた。オークスからの直行ローテは昨年の1、3着馬もこなしているので問題なし。関西遠征さえクリアすれば、二冠達成は濃厚だ。
ステレンボッシュ(牝3、美浦・国枝)が最大のライバル。阪神JFで後塵を拝したアスコリピチェーノを桜花賞では逆転し、桜の女王に。しかし1番人気で臨んだオークスは前出・チェルヴィニアの末脚に屈した。デビュー6戦すべて連対を果たし、そのうち3戦はGIレース。また関西圏でもパフォーマンスを落とすことはなく、安定感はチェルヴィニアをも凌ぐ。管理する国枝厩舎は秋華賞を3勝しており、調整方法は熟知。経験や蓄積を生かして、こちらは桜花賞との牝馬二冠制覇を目指す。
クイーンズウォーク(牝3、栗東・中内田)は二冠達成の阻止に動く。春はクイーンCを制し、桜花賞は8着と崩れたものの、オークスは3着にクビ差の4着と、善戦。ローズSは1馬身半差の快勝を収め、夏の上がり馬たちに力の違いを見せつけた。ただし上位入線馬やタイムを考慮すると、オークスの上位2頭に迫れるパフォーマンスであったかは疑問。休み明けを使われて、さらなる上昇を見せられるかどうかに注目。
コガネノソラ(牝3、美浦・菊沢)は伏兵筆頭候補か。4戦目の未勝利を勝ち上がると3連勝でスイートピーSを制覇。オークスは12着大敗も、古馬初対戦のクイーンSで差し切りを収め、重賞タイトルをゲットした。全4勝が1800mで、2000mは未経験だが、兄のマイネルマーティンは芝2000mで全3勝を挙げるなど、血統面から距離不安は感じられない。クイーンS勝利は51キロの軽斤量に助けられた面はあるものの、昨年も同レース勝ち馬のドゥーラは3着にハナ差の4着に健闘している。展開次第で上位陣の一角は崩せるかも。
クリスマスパレード(牝3、美浦・加藤士)はここに来て急上昇。新馬、水仙賞と連勝。フローラSも4着に善戦したが、関東オークスはダートが合わずに大敗を喫する。しかし3カ月の夏休みを経て臨んだ紫苑Sは、1分56秒6のコースレコードを記録して優勝。しかも2番手先行から押し切ったもので、他力本願のレコードでなかった点は特筆に値する。秋華賞は差し優勢なレースではあるものの、今年は強力な先行馬が少なく、自分のペースに持ち込めば好走のチャンスはあるかもしれない。
そのほかには、GI・NHKマイルC以外の重賞4戦ではすべて馬券内に食い込んでいるボンドガール(牝3、美浦・手塚)、春のフラワーCに勝ち、紫苑Sでは2着好走のミアネーロ(牝3、美浦・林)、春のフローラS優勝馬・アドマイヤベル(牝3、美浦・加藤征)、チューリップ賞2着、ローズS3着のセキトバイースト(牝3、栗東・四位)、忘れな草賞勝ち馬・タガノエルピーダ(牝3、栗東・斉藤崇)なども出走を予定している。
【そのほかの重賞】
■府中牝馬S
10月14日(月・祝)、東京競馬場では第72回・府中牝馬S(3歳上、牝馬、GII、別定、芝1800m)が行なわれる。1着馬にはエリザベス女王杯への優先出走権が付与される。主な出走予定馬は、ローズSと阪神牝馬Sに勝ち、秋華賞では2着好走のマスクトディーヴァ(牝4、栗東・辻野)、昨年のエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ(牝4、美浦・宮田)、ターコイズS優勝、ヴィクトリアマイルは2着のフィアスプライド(牝6、美浦・国枝)、福島牝馬S1着、小倉記念2着のコスタボニータ(牝5、栗東・杉山佳)、昨年の紫苑Sを制したモリアーナ(牝4、美浦・武藤)など。
(Text:Hattori)
■秋華賞
10月13日(日)、京都競馬場で第29回・秋華賞(3歳牝馬、GI、馬齢、芝2000m)が行なわれる。
チェルヴィニア(牝3、美浦・木村)はオークスと秋華賞の牝馬二冠を狙う。未勝利、アルテミスSと快勝し、阪神JFでは最有力視されるも、左後肢に違和感を覚えて回避。その後復調に手間取り、長休明けのぶっつけ出走となった桜花賞は13着に大敗。だがオークスは内から伸びた桜花賞馬・ステレンボッシュを外から豪快に差し切り。半馬身の着差以上に強い勝ちっぷりで樫の女王に輝いた。オークスからの直行ローテは昨年の1、3着馬もこなしているので問題なし。関西遠征さえクリアすれば、二冠達成は濃厚だ。
ステレンボッシュ(牝3、美浦・国枝)が最大のライバル。阪神JFで後塵を拝したアスコリピチェーノを桜花賞では逆転し、桜の女王に。しかし1番人気で臨んだオークスは前出・チェルヴィニアの末脚に屈した。デビュー6戦すべて連対を果たし、そのうち3戦はGIレース。また関西圏でもパフォーマンスを落とすことはなく、安定感はチェルヴィニアをも凌ぐ。管理する国枝厩舎は秋華賞を3勝しており、調整方法は熟知。経験や蓄積を生かして、こちらは桜花賞との牝馬二冠制覇を目指す。
クイーンズウォーク(牝3、栗東・中内田)は二冠達成の阻止に動く。春はクイーンCを制し、桜花賞は8着と崩れたものの、オークスは3着にクビ差の4着と、善戦。ローズSは1馬身半差の快勝を収め、夏の上がり馬たちに力の違いを見せつけた。ただし上位入線馬やタイムを考慮すると、オークスの上位2頭に迫れるパフォーマンスであったかは疑問。休み明けを使われて、さらなる上昇を見せられるかどうかに注目。
コガネノソラ(牝3、美浦・菊沢)は伏兵筆頭候補か。4戦目の未勝利を勝ち上がると3連勝でスイートピーSを制覇。オークスは12着大敗も、古馬初対戦のクイーンSで差し切りを収め、重賞タイトルをゲットした。全4勝が1800mで、2000mは未経験だが、兄のマイネルマーティンは芝2000mで全3勝を挙げるなど、血統面から距離不安は感じられない。クイーンS勝利は51キロの軽斤量に助けられた面はあるものの、昨年も同レース勝ち馬のドゥーラは3着にハナ差の4着に健闘している。展開次第で上位陣の一角は崩せるかも。
クリスマスパレード(牝3、美浦・加藤士)はここに来て急上昇。新馬、水仙賞と連勝。フローラSも4着に善戦したが、関東オークスはダートが合わずに大敗を喫する。しかし3カ月の夏休みを経て臨んだ紫苑Sは、1分56秒6のコースレコードを記録して優勝。しかも2番手先行から押し切ったもので、他力本願のレコードでなかった点は特筆に値する。秋華賞は差し優勢なレースではあるものの、今年は強力な先行馬が少なく、自分のペースに持ち込めば好走のチャンスはあるかもしれない。
そのほかには、GI・NHKマイルC以外の重賞4戦ではすべて馬券内に食い込んでいるボンドガール(牝3、美浦・手塚)、春のフラワーCに勝ち、紫苑Sでは2着好走のミアネーロ(牝3、美浦・林)、春のフローラS優勝馬・アドマイヤベル(牝3、美浦・加藤征)、チューリップ賞2着、ローズS3着のセキトバイースト(牝3、栗東・四位)、忘れな草賞勝ち馬・タガノエルピーダ(牝3、栗東・斉藤崇)なども出走を予定している。
【そのほかの重賞】
■府中牝馬S
10月14日(月・祝)、東京競馬場では第72回・府中牝馬S(3歳上、牝馬、GII、別定、芝1800m)が行なわれる。1着馬にはエリザベス女王杯への優先出走権が付与される。主な出走予定馬は、ローズSと阪神牝馬Sに勝ち、秋華賞では2着好走のマスクトディーヴァ(牝4、栗東・辻野)、昨年のエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ(牝4、美浦・宮田)、ターコイズS優勝、ヴィクトリアマイルは2着のフィアスプライド(牝6、美浦・国枝)、福島牝馬S1着、小倉記念2着のコスタボニータ(牝5、栗東・杉山佳)、昨年の紫苑Sを制したモリアーナ(牝4、美浦・武藤)など。
(Text:Hattori)
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