◆【随時更新中｜10/14(月)的中速報】古牝馬も2強対決！秋華賞3連単万券的中の齋藤翔人らが、3日間開催オーラスを攻略！【府中牝馬S2024予想】

歴代最強のマイラーといえば、どの馬を思い浮かべるでしょうか。

古くはニホンピロウイナーやタイキシャトル、近年ではグランアレグリアなどが候補にあがりそうですね。ただ、1993年の府中牝馬Sを制したノースフライトも、これらの名マイラーに匹敵する馬だったと思います。

デビューこそ3歳の5月と遅れたものの、初戦と2戦目を圧勝し3戦2勝としたノースフライトは、2階級の格上挑戦で臨んだ府中牝馬Sを快勝。続くエリザベス女王杯（当時は3歳限定戦）でも2着に惜敗し、世代トップクラスの実力を証明しました。
その後、重賞を3連勝して迎えた安田記念は外国調教馬が上位人気となり、ここまでコンビを組んできた武豊騎手も仏国のスキーパラダイスを選択。ノースフライトは5番人気でした。
しかし、この評価に反発するように府中の長い直線で躍動したノースフライトは、2着に2馬身半差の完勝。日本の牙城を守り抜き、引退レースとなった秋のマイルCSでも、スワンSで敗れたサクラバクシンオーに雪辱して牝馬初の春秋マイルG?制覇を成し遂げ、有終の美を飾りました。

1600ｍと1700ｍは7戦全勝で、熱発とフケが原因で5着に敗れた3戦目以外はすべて連対という、ほぼ完璧な成績を残したノースフライト。母として重賞勝ち馬を送り出すことは叶わなかったものの、3番仔で種牡馬となったミスキャストから天皇賞馬ビートブラックが誕生し、GI馬の血統表にも名を残している名馬中の名馬です。

それでは予想に。

今回は、府中牝馬Sの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

（1）生月
（2）前走人気
（3）前走レース
（4）前走上がり
（5）生産牧場
（6）前走距離
（7）今回の馬番
（8）母父の系統
（9）今回の枠順

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記9項目。その中で（1）は生月について。
初っ端から「どういうわけか」で申し訳ありませんが、府中牝馬Sはどういうわけか2月生まれが強く、昨年まで5連勝中。そのうち、前走1着か勝ち馬からの着差が0秒5以内だった馬は［5-1-1-7/14］。勝率35.7％、複勝率50.0％。単勝回収率537％、複勝回収率183％。該当馬の半数が好走しているのはもちろん、勝率の高さは魅力です。
◇該当馬＝セントカメリア

（2）は前走人気。
前走、上位人気に推された馬を信頼できる当レース。ただ、前走ハンデ戦に出走した馬は不振でした。
逆に、前走ハンデ戦以外で5番人気以内、かつ父がネイティヴダンサー系以外の種牡馬。さらに、非市場取引馬は［3-3-1-7/14］。勝率21.4％、複勝率50.0％。単勝回収率226％、複勝回収率137％。（1）と同じく該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝アスコルティアーモ

次は（3）の前走クラスで、2パターンご紹介します。まずは前走GIII組。
こちらは、前走GIIIの中でも関屋記念かクイーンSかエプソムCに460kg以上で出走。なおかつ、毛色が鹿毛か黒鹿毛だと［2-4-1-6/13］。勝率15.4％、複勝率53.8％。単勝回収率120％、複勝回収率186％と、文句なしの成績。
◇該当馬＝モリアーナ、コンクシェル

一方、前走GIかGIIに出走した4歳馬も、勝ち切れてこそいませんが［0-1-3-3/7］。複勝率57.1％、複勝回収率171％と、十分な成績でした。
◇該当馬＝ハーパー、ブレイディヴェーグ、マスクトディーヴァ

（4）は前走上がりで、ここも2パターンご紹介します。まずは、前走17頭立て以上のレースに出走した馬。
こちらは、前走上がりが5位以下だと［2-2-3-5/12］。勝率16.7％、複勝率58.3％。単勝回収率112％、複勝回収率179％と、6割に迫る好走率。
◇該当馬＝フィアスプライド

一方、前走15頭立て以下のレースに出走し、2位以内の上がりをマークした馬も［3-1-0-4/8］。勝率37.5％、複勝率50.0％。単勝回収率772％、複勝回収率206％。該当馬は多くないものの、やはり半数が好走していました。
◇該当馬＝セントカメリア

（5）は生産牧場です。
芝のマイル以上であれば、あらゆる重賞で好成績を収めているといっても過言ではないノーザンファーム生産馬。とりわけ、前走と同じ騎手が騎乗（継続騎乗）し、前走斤量が54キロか55キロだった同場生産馬は［3-2-2-5/12］。勝率25.0％、複勝率58.3％。単勝回収率280％、複勝回収率154％。こちらも好走率は6割に迫ります。
◇該当馬＝ブレイディヴェーグ

（6）は、前走距離について。
近年の府中牝馬Sは、前走2000ｍのレースに出走した馬が［0-1-0-14/15］と不振。一方、前走が2000ｍ以外でキャリア16戦以上。なおかつ、今回ブリンカーを使用しない馬は［4-2-0-6/12］。勝率33.3％、複勝率50.0％。単勝回収率570％、複勝回収率192％。こちらも、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝フィアスプライド、フィールシンパシー、ライラック、ルージュリナージュ

続いては（7）。今回の馬番。
一般的に、競馬では後入れとなる偶数番を引いた馬が有利といわれています。府中牝馬Sもその典型のようなレースで、今回の馬番が偶数、かつ前走枠が4から8。さらに、前走3コーナーで7番手以下に位置していた馬は［2-2-2-4/10］。勝率20.0％、複勝率60.0％。単勝回収率270％、複勝回収率235％と、素晴らしい成績でした。
◇該当馬＝モリアーナ、マスクトディーヴァ

（8）は母父の系統についてで、ここも2パターンご紹介します。まずは、ネイティヴダンサー系種牡馬を母父に持つ馬。
こちらは前走時、馬体重がマイナスだった馬が［2-0-3-5/10］。勝率20.0％、複勝率50.0％。単勝回収率416％、複勝回収率210％と、またまた該当馬の半数が好走。
◇該当馬＝ルージュリナージュ

一方、母父がニアークティック系種牡馬かロイヤルチャージャー系種牡馬であれば、前走からの間隔が中5週から9週だと［3-1-0-3/7］。勝率42.9％、複勝率57.1％。単勝回収率481％、複勝回収率177％。該当馬は少ないものの、文句なしの成績でした。
◇該当馬＝シンティレーション、セントカメリア、モズゴールドバレル

そして最後は（9）。枠順です。
秋華賞の傾向と同じく、やたらと4枠が強い当レース。過去5年の成績は［4-1-0-4/9］で、勝率44.4％、複勝率55.6％。単勝回収率784％、複勝回収率194％。（1）と同じく勝ち切っている点は魅力といえます。
◇該当馬＝マスクトディーヴァ、フィアスプライド

これら9つの買い条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとしました。

◎6マスクトディーヴァ
○7フィアスプライド
▲11セントカメリア
☆5ブレイディヴェーグ
△4モリアーナ
△15ルージュリナージュ
△1ハーパー
△13モズゴールドバレル

【単勝】11
【馬単/マルチ】6⇔7,11,5,4,15,1,13（14点）
【ワイド】6＝7,11,4,15,1,13（6点）
【3連複/フォーメ】6,7,11＝6,7,11＝6,7,11,5,4,15,1,13（16点）

本命候補は、3項目に合致したマスクトディーヴァ、フィアスプライド、セントカメリアの3頭。その中で、マスクトディーヴァを本命としました。

前走のヴィクトリアマイルで3着と惜敗したマスクトディーヴァ。直線に入ってしばらく前が詰まり、追えたのは実質200ｍほど。負けて強しの内容でした。
また、2走前にマイルの重賞を勝ってはいるものの、ローズSや秋華賞の内容から、マスクトディーヴァが最も力を発揮できる距離は1800ｍや2000ｍだと感じていました。休み明けで出遅れの心配があり、人気もするので馬券的な妙味はありませんが、なんとか結果を出して欲しい一戦です。

馬券はまず、マスクトディーヴァからの馬単マルチとワイドを購入。さらに、セントカメリアの単勝と、本命候補3頭を1、2列目に、印全馬を3列目に塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは月曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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