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調教ライター 西村武輝

2024/11/01 18:30

京王杯2歳ステークス2024 最終結論【調教】中間自己ベスト更新!人気でもエイシンワンドの能力を信頼【重賞深掘りPROJECT】

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【アルゼンチン共和国杯 2024|調教診断】自身最高のデキ!重賞初Vの好機到来の実力馬を【S評価】!

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今週の予想コラムはすいませんが、前置きを省略。ではさっそく調教からの「京王杯2歳S」予想に入ります。

調教傾向は過去3年、2023年-2021年の馬券対象馬9例から見ていくことにしましょう。

最終追いはコースが5、坂路4で拮抗。なお坂路組4例で「馬なり」はなくいずれもしっかり負荷が掛けられていました。

中間の坂路&コースの併用組が7例で、やはり総合力が問われる東京重賞とあって併用組が優勢。

なお9例中8例が日曜追いをこなしていました。唯一の例外は2022年2着スピードオブライトでデビュー戦(1着)時に420キロと華奢なタイプとあって、余計な攻めで体重を減らしたくない事情があったと思われます。

以上を踏まえ、まずは「京王杯2歳S」追い切り診断で【8点】【7点】と上位評価された馬を見ていきましょう。

■エイシンワンド【8】
幸騎手騎乗 栗東坂路単走 1週前の坂路追いで4F50秒8を出したのが実質の最終追い。今週は自身初の東京遠征を控えて終いだけ重点の内容をこなした。前後走路に馬がいる状況だったが力まずぴったり折り合って進み、ラストは前に行く馬を見てしっかり気持ちを乗せて切れた。中間は50秒台連発。文句なしの好仕上がりだ。

■クラスペディア【7】
小崎騎手騎乗 栗東CW単走 1週前の坂路で自己ベストを更新しているが、今週も序盤から速いラップを刻む意欲的な調整。いい意味で遊びを感じさせつつ進み、直線序盤で気合いを入れられると体を大きく使って力強く伸びた。中8週を感じさせない好気配。

■シンフォーエバー【7】
松本騎手騎乗 栗東坂路単走 序盤はやや気難しい面を見せたが、鞍上がしっかり制御し坂の中盤あたりからはまとまりのフォームで加速。ラストは渋った馬場ものともせず馬なりを保って伸びた。コンスタントに使われている疲れは感じさせず、以前好調キープ。

■ヒシアマン【7】
助手騎乗 美浦ウッド併せ馬 1週前に速い時計を出しており、今週はゆったり入って4Fから時計を出す併せ馬。準オープン馬を柔軟なコーナリングがら直線手前で取り付いていく。直線では若干だけ勢いで見劣ったが、馬なりのままスッと加速し併入とした。サウジアラビアRCを回避した影響は感じさせず、好仕上がり。

■マイネルチケット【7】
助手騎乗 栗東坂路単走 1週前にある程度速い時計を出しており、今週は輸送と悪い馬場を考慮して14-14程度の内容に留まる。落ち着いて走れており、バランスのいい脚捌きのまま駆け抜けた。中3週を感じさせず、高いレベルで安定。

■ヤンキーバローズ【7】
岩田康騎手騎乗 栗東坂路単走 日曜に坂路4F52秒6を出したのが実質の最終追い。輸送を控える今週は馬場が悪かったこともあり、ゆったり走らせ疲れを残さないことに専念した。時計は平凡だったが、他馬が走路にいる状況でも変に力まずまとまりのあるフォームで最後まで駆け抜けている。乗り込み量は十二分だし、ほぼ万全のデキと言える。

■レモンバーム【7】
嘉藤師騎乗 美浦ウッド併せ馬 先行させた2歳未勝利へコーナーワークで取り付いていき、直線では終始勢いで圧倒。相手に合わせて併走していたが、最後は自然と切れで勝り半馬身ほど抜け出しての先着とした。快勝した前走から中2週だが、デキ落ちはなく好調キープ。

▼「京王杯2歳S」全頭追い切り評価はコチラ
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20158/0/112

新馬戦、そして中京で開催された小倉2歳Sとここまで無傷2連勝のエイシンワンドが調教採点【8】点で最高得点。

この中間は、まず2週前に自己ベストを大幅更新する坂路4F50秒8(強め)をマーク。そして1週前にも同じ50秒8(強め)を出したんですが、2週前のラスト1F12秒1から1週前は1F11秒9とさらに溜めが利いたラップ構成に。時計が出やすい馬場コンディションだったのを差っ引いても秀逸な動きでした。単に行きたがったのではなく、折り合いがしっかりついていたのは2週前、1週前がいずれも加速ラップフィニッシュだったことから明らか。

重馬場は前走でなんなくこなしました。その前走は左回りで若干だけ直線で内へモタれるような面は見せたものの、許容範囲でしょう。

坂路最終追いが馬なり、日曜追いをパスなど引っ掛かる点はあります。しかし前走のパフォーマンスと中間の攻め気配から相殺以上。人気でも逆らえませんね。本命とします。

もしエイシンワンドが取りこぼすとしたら……の対抗はクラスペディア

因縁の間柄というか、デビュー戦でエイシンワンドの2着。そこから中2週、格上挑戦の形で挑んだ小倉2歳Sでもエイシンワンドの2着。着差は新馬戦の1馬身1/4差から前走は3/4馬身差に詰まっており、逃げない競馬で結果を出せたのも大きい。良馬場だったデビュー戦より馬場が渋っていた前走のほうがパフォーマンス良化なら、土曜東京の雨予報は望むところでしょう。

当然レース間隔は◎エイシンと同じ。◎は坂路オンリー、クラスペディアは坂路コース併用。さらに日曜追いもこなしており、逆転の目は十分考えたい。

ヒシアマンは体調が整わずサウジアラビアRCを回避した経緯があることを考えれば、上々の攻め気配。今週は3勝クラスにちょっとだけ気圧されるような面もありましたが、その相手が土曜ひとつ前のレース・ノベンバーSに出走する良血馬ディオスバリエンテなら致し方なしです。先週のタスティエーラもそうでしたが、堀厩舎らしく、このひと追いで本番までにグンと良くなってきそう。

東京は未知数も、新馬戦でアルテヴェローチェ(のちにサウジアラビアRCを勝利)にクビ差2着、未勝利戦を6馬身圧勝なら能力の裏付けは十二分。

ヤンキーバローズ。1週前CW追いでサヴァ(武蔵野Sを予定)に対し楽々追走併入を果たし、日曜の坂路追いでも速い時計をマークと体調はかなり良さそうです。函館2歳Sは大外枠から中団後方で追走、大外を回って直線に向かうというロスの大きな競馬ながら0秒3差4着。今回の距離延長は大きな後押し材料でしょう。

マイネルチケットはこの中間緩すぎる感は否めませんが、前走もそんな感じで好走。頭数は倍(7頭→14頭)、1F短縮、連闘→中3週→中3週というタイトなローテなここが試金石と言えますが、東京での好走経験と中間の落ち着きぶりから押さえておきたい。

1戦1勝のレモンバームは快勝後の中2週でも、前走時とほぼ同じ時計を出せており回復は早かったよう。その前走は東京芝1400m戦で、大外スタートのハンデを苦にせず好位で折り合う高いセンスを見せつけました。同じ舞台なら、重賞の相手関係でも。

以下、最終結論です。どうぞご参考に!

<調教ライター・西村武輝「京王杯2歳S」最終結論>

◎3 エイシンワンド
○10 クラスペディア
▲6 ヒシアマン
☆4 ヤンキーバローズ
△11 マイネルチケット
△12 シンフォーエバー
△13 レモンバーム

【単勝】3(1点)
【馬連】3=10,6,4,11,12,13(6点)
【3連複/フォーメ】3,10=3,10,6,4=3,10,6,4,11,12,13(19点)
【3連単/フォーメ】3,10→3,10,6,4→3,10,6,4,11,12,13(30点)


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