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田原基成

2024/11/08 18:50

【武蔵野S】「いつでも、どこでも、誰とでも」勝負ローテに本命◎ 穴は「4.1.2.1」該当馬

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「いつでも、どこでも、誰とでも」

そんなキャッチフレーズで2017年に発売を迎えた「Nintendo Switch」。あれから7年の月日が経ち、幅広く市民権を得る家庭用ゲーム機として定着した。

競馬界に目を向けると、2017年の平地ではキタサンブラック、障害ではオジュウチョウサンというスターホースが席巻。特に後者はその翌年に有馬記念参戦をはたすなど、多くの話題を振りまいた。「いつでも、どこでも」障害レースで手綱を握ったのは石神深一だ。

今度は私自身に目を向ける。あの時いったい何をしていたのか……記憶を辿ると「いつでも、どこでも、誰とでも」横浜DeNAベイスターズの試合を観に行っていた記憶がある。

生まれも育ちも神奈川(鶴見)の私は根っからのベイスターズファン。その熱量の微妙な上げ下げこそあれ、競馬と同じぐらい愛しているチームだ。正直に告白するが、クライマックスシリーズから日本シリーズまで激闘を繰り広げたこの1カ月間、私の頭は常にベイスターズで独占されていた。

ファイナルステージ1戦目。
日本シリーズ1戦目。

現地観戦できたのは2戦にとどまったが(人気すぎてチケット取れない)、それ以外の試合は「どこでも、誰とでも」観戦していた。ひとりでは勝った喜びも負けた悲しみも抱えきれないと思ったからだ。7年前もそうだった。

都内のHUBで迎えた日本一の瞬間。ふと周りに目をやると、ベイスターズのユニフォームを着た男性が一筋の涙を流していた。私もこみ上げてくるものを抑えきれず、泣いた。キズナの日本ダービー勝利時と同じぐらいの涙だ。

“日本一パレード”が行われるのは11月30日(土)が濃厚。とある先輩には「次の日本一は26年後になるかもしれないし、行ってみたら?」と言われたが、本当にそうなるのが怖いので観に行くと思う。いやぁ、今回の下剋上はさすがに震えたなぁ……。

競馬も同じだが、ひとつのものを追いかけ続けるとその先には必ず“ご褒美”がある。弱い時代、悲惨な時代、地獄の時代……それでもなお、あきらめなかったのは選手もファンも同じだ。来年こそはリーグ優勝から日本一を。横浜DeNAベイスターズのストーリーはまだまだ続く。

さて、ここからは武蔵野Sの話に移る。

国内トップクラスの馬はBCクラシック、もしくはJBCクラシックorスプリントに出走。チャンピオンズCにつながる舞台・コース形態でもなく、独立したひとつのダート重賞と捉えてよさそうだ。

メンバーを見渡すと、近3走以内で逃げた馬はわずか1頭。該当馬メイショウテンスイを各馬が追いかけるとは考えにくく、スローペースで流れる展開が予想される。1400mベストのタイプでも十分に対応可能と言えるだろう。

となると、エンペラーワケアの本命は揺るがない。

ダートでは【6-2-0-0】と抜群の安定感を誇る馬。ダートにおいて1400mしか経験していない点は気がかりも、良馬場で1分22秒台を複数マークしつつ斤量59キロもクリアするなど、やれることはすべてやってきた感覚を抱いてしまう。

阪神。
東京。
非重賞デーの東京。
非重賞デーの中京。

鞍上の川田将雅が「いつでも、どこでも」乗りに行くエンペラーワケア。陣営は「誰とでも」というわけにはいかず川田将雅を指名しているが、それだけ絆の深いコンビという見方もできる。このあとのチャンピオンズCは気にしていない。来年のフェブラリーSに向けた賞金加算を実現する一戦だ。

今回は中2カ月の休み明け。それだけの準備期間があれば馬をマイル仕様に変化させるには十分すぎるほど。5枠10番かつ自身より外に目立った先行馬は不在。エンペラーワケア×川田将雅の本命に迷いはない。

相手本線に抜擢するのはペイシャエス。

地方交流重賞を含めて重賞3勝目を挙げた前走。ドゥラエレーデが勝ったかと思われたところ、斤量58キロをものともせずねじ伏せたレースぶりには目を見張るものがあった。良馬場の東京ダート1600mは【2-0-0-0】と負け知らず。再度の好走を警戒。

タマモロックも要警戒。

東京ダート1600mは【3-2-2-2】ともっとも相性の良い舞台。馬場不問で好パフォーマンスを披露している点から、よほど芝スタートのワンターンが合うのだろう。もともと間隔を詰めたほうが走るタイプで、ローテーション面も含めて高評価を与えられる。

穴っぽいところではエルゲルージ。

この馬で注目したいのは馬場適性。稍重ダートの成績【0-2-0-2】に対し、良馬場ダートは【4-1-2-1】とほとんど大崩れがなく、そのなかには当舞台で挙げた1分35秒7での勝利実績も含まれている。稍重が続いた近2走は参考外。叩き2戦目と得意の馬場想定、左回り替わりでの一変が見込める穴馬候補だ。

【東京11R 武蔵野S予想の印】
◎10 エンペラーワケア
〇9 ペイシャエス
▲12 タマモロック
☆7 エルゲルージ
△14 サンライズホーク
△11 ショウナンライシン
△13 カズペトシーン
△4 ペリエール

【単勝】10(1点)
【馬連】10=9,12,7(3点)
【3連複/軸1頭】10=9,12,7,14,11,13,4(21点)
【3連単/フォーメ】10→9,12,7→9,12,7,14,11,13,4(18点)

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