UMAJIN.net

競馬サロン

馬体アナリスト 伊藤

2024/11/30 18:00

チャンピオンズカップ2024 最終結論【馬体】今年の南部杯はキツいレース レモンポップは強いが、軽さのある◎を狙う【重賞深掘りPJ】

119


《チャンピオンズカップの馬柱》


-------------

競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

本日11月30日(土)は中山でステイヤーズS、京都でチャレンジCが行われましたが、ステイヤーズSはシュヴァリエローズが勝利し、チャレンジCはラヴェルが優勝。

チャレンジCは脚部不安明けの◎ボルドグフーシュが見せ場をつくりましたが、最後は脚が上がって4着。最終2番人気はちょっと人気し過ぎでしたが、強さは見せてくれたと思います。

一方、ステイヤーズSは◎シュヴァリエローズが期待通りのレースをしてくれて優勝。2着には12番人気の△シルブロンで、3着が6番人気の▲ダンディズム。

シルブロンは昨年のレースに出走していたこと、ダイヤモンドS3着の経験があることから押さえたのですが、馬連・3連複ともド高めの的中となりました。

馬連1万9340円、3連複4万7370円の的中を加算できたことで、年間収支もプラ転ですね。


さて、明日12月1日(日)は文字通り砂の王者を決めるチャンピオンズCが行われます。

その前に手前味噌で恐縮ですが、私のGI/JpnIの成績を軽く振り返っておきます。

先週のジャパンカップは残念な結果でしたが、予想公開後のGI/JpnIのトータル回収率は106.3%で100%オーバーを記録中。

3連複が少し足を引っ張っていますが、馬連の回収率は220.9%を記録。どうぞ「馬体アナリスト=馬連の鬼」として覚えてください。

それではチャンピオンズカップの予想を進めていきます。

まずチャンピオンズカップの過去ラップ分析ですが、近10年を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。

------------------------------
2014年 前半5F62秒3 後半5F60秒6⇒後傾
2015年 前半5F60秒2 後半5F62秒4⇒超前傾
2016年 前半5F60秒6 後半5F61秒3⇒前傾
2017年 前半5F61秒6 後半5F61秒2⇒イーブン
2018年 前半5F61秒9 後半5F60秒5⇒後傾
2019年 前半5F60秒8 後半5F59秒8⇒後傾
2020年 前半5F60秒3 後半5F60秒8⇒イーブン
2021年 前半5F61秒4 後半5F60秒4⇒後傾
2022年 前半5F62秒4 後半5F62秒1⇒イーブン
2023年 前半5F60秒9 後半5F61秒8⇒前傾
------------------------------
※前半と後半の5Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、2秒以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。

チャンピオンズCは年によってラップ構成がバラバラですね。ラップの決め打ちができないレースと考えていいでしょう。

なお、前半5Fが61秒6以上かかっていたケースは前残りで決まっていたため、前半5Fの通過タイムは大きな注目ポイントです。

ラップと飛節の連動性については、ラップがそもそもバラバラのため考えないことにします。


続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」という3つの尺度から見ていきます。

「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。

勝ち馬の特徴は次の通りです。

--------------------------
2014年 ホッコータルマエ 中間/中間
2015年 サンビスタ 瞬発/シャープ
2016年 サウンドトゥルー 中間/中間
2017年 ゴールドドリーム 中間/中間
2018年 ルヴァンスレーヴ 中間/中間
2019年 クリソベリル 瞬発/ボリューミー
2020年 チュウワウィザード 瞬発/シャープ
2021年 テーオーケインズ 瞬発/シャープ
2022年 ジュンライトボルト 瞬発/中間
2023年 レモンポップ 中間/ボリューミー

--------------------------

何でもありと言えばそうなのですが、注目は2019年以降は瞬発力タイプかつシャープな馬体の馬の台頭が目立つこと。その代表例が2020年のレースに勝ったチュウワウィザードと2021年のレースに勝ったテーオーケインズです。

その2年とも1分49秒台の決着でしたから、ゴリゴリのパワータイプと比べて芝にも対応できそうなスラッとした見た目の馬が速い時計の対応を得意としているかもしれませんね。

昨年の勝ち馬レモンポップはボリューミーな馬体ですが、つくりや走りは軽いです。どうしても定性的な言葉になってしまいますが、ダートに完全に特化した馬体ではないですね。

で、今回は近年のトレンドになりつつある「瞬発/シャープ」な馬体の馬がいないか、チェックをしていきます。


それでは今年の有力馬を見ていきましょう。

今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」は次の通りです。

--------------------------
レモンポップ 中間/ボリューミー
ペプチドナイル 瞬発/中間
ウィルソンテソーロ 中間/中間
ガイアフォース 瞬発/中間

--------------------------

「瞬発/シャープ」なタイプはいませんが、ペプチドナイルとガイアフォースは瞬発力タイプの見た目。レース適性は高そうですね。

ここからは4頭を1頭ずつ語っていきます。

レモンポップは昨年の優勝馬でここが引退レース。馬体は昨年とほぼ変わりがなく、中間の稽古も前回のような併せ遅れはなく順調そのもの。国内ダートマイル路線における最強馬で、素直に考えればこの馬でしょう。

ただし、少し気になるのはペプチドナイルにずっとマークを受けた南部杯がかなりタフなレースだったことと、同型となるウィルソンテソーロとミトノオーの存在です。この2頭に内へと押し込まれると少しだけ怖いですね。

ペプチドナイルは出る部分はゴリゴリと盛り上がっていますが、とても軽いつくりをしています。南部杯の段階でかなり出来上がっていたので、さらに上昇という雰囲気はありませんが、デキは良さそうですね。ただし、レモンポップと同様に南部杯の競馬がタフだったのは気になります。

ウィルソンテソーロは昨年の2着馬で今年はGI級の勝ち馬になって参戦。逃げ、先行、差し、マクリとどんな競馬もできるのが強みです。馬体のシルエットはゴールドドリームに近い印象があり、この馬のレース適性も高いと考えられます。課題は川田騎手がレモンポップを序盤から内へと押し込みに行った場合で、そうなると先行勢はキツくなりそうです。

ガイアフォースは休み明けでも安田記念出走時と変わらない馬体で出走できそう。東京のような左回りのワンターンが理想ですが、前が早くなりそうなここは中団からジワジワと差し込めそうです。

今年のフェブラリーSはハイレベルレースで、4着タガノビューティーはその後JBCスプリントを制覇、5着キングズソードは帝王賞に勝ち、8着ウィルソンテソーロはJBCクラシックに勝利。ペプチドナイル相手は分が悪いものの、前が過熱するようなら展開利はガイアフォースにあると見ます。

他にも枠順、展開、各馬の調整過程、中京ダートの傾向などを考慮した最終結論は次の通りです。

《チャンピオンズカップの最終結論》
◎16ガイアフォース
○2レモンポップ
▲8ウィルソンテソーロ
☆4ペプチドナイル
△1クラウンプライド
△3ハギノアレグリアス
△7セラフィックコール
△12サンライズジパング

本命はガイアフォース。大外枠は考えものですが、内で包まれるよりはマシと判断。長岡禎仁騎手もこのくらいの人気なら気楽に騎乗できるはずです。

対抗評価はレモンポップ。前半過熱することなく流れたらあっさりまでありそう。

単穴評価はウィルソンテソーロ。川田騎手の仕掛け次第ですが、レモンポップを執拗にマークすると少し甘くなるかもしれません。

☆評価はペプチドナイル。こちらもレモンポップ徹底マークで進めそうですね。

馬券はガイアフォースを軸に馬連と3連複で勝負。レモンポップ、ウィルソンテソーロ、ペプチドナイルの馬単BOXは念のため押さえておきます。

《チャンピオンズカップの買い目》
◎16ガイアフォース
○2レモンポップ
▲8ウィルソンテソーロ
☆4ペプチドナイル
△1クラウンプライド
△3ハギノアレグリアス
△7セラフィックコール
△12サンライズジパング

【馬連】16=2,8,4,1,3,7,12(7点)
【馬単/BOX】2,8,4(6点)
【3連複/フォーメ】16=2,8,4=2,8,4,1,3,7,12(15点)

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

《重賞深掘りPROJECT関連動画》
【チャンピオンズカップ2024|血統診断】絶対王者を越えてゆけ!秋のダート王決定戦を深掘り!


JC◎ドウデュースで3連複&3連単ダブル万馬券!!【2024年チャンピオンズカップをデータで的中!】3つの好走データに合致する注目馬とは!? レモンポップもウィルソンテソーロも不安データ発見!


【チャンピオンズC 2024|調教診断】レモンポップ盤石も… GI制覇狙う中京巧者を【S評価】!


この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)

エール0

この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます

お気に入り登録
競馬サロン TOP

人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!

先着800名様限定!
30日間無料キャンペーン実施中

月額コースはコチラ

ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!

全コラムが見放題
月額コースはコチラ

月額コース購入に進む

この記事のみをご覧になりたい方はコチラ

単品購入(500pt)に進む

本記事は単品購入限定となります

PAGE TOP