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競馬サロン

馬体アナリスト 伊藤

2024/12/06 18:30

中日新聞杯2024 最終結論【馬体】スローの上がり勝負が定番 瞬発力型の◎から手広く流す【重賞深掘りPJ】

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《中日新聞杯の馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

先週のチャンピオンズCは前がかりの展開になると見て、差せるガイアフォースを本命に抜擢したのですが、道中の位置取りと外枠が大きくこたえる結果に。

押さえの馬単は当たったものの、すっきりしない結果に終わってしまったため今週は改めて頑張っていきます。

そして毎回手前味噌で恐縮ですが、重賞深掘りプロジェクトで予想コラムを公開するようになって以降の回収率はトータルで108.6%を記録中。先週のステイヤーズSで3連複4万馬券を取れたのが大きかったですね。

券種では馬連の回収率が162.2%ですから、ここが狙い目です。さらに当てられている条件を見ていくと4月中旬以降の3000m以上の重賞では、天皇賞・春、菊花賞、ステイヤーズSと全て的中できています。だいぶ限られてしまいますが

「馬連なら馬体アナリスト伊藤」
「長距離重賞なら馬体アナリスト伊藤」

と覚えていただければ幸いです。

それでは中日新聞杯の予想を進めていきます。

まず中日新聞杯の過去ラップ分析ですが、12月に再び施行されるようになった近7年を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。

------------------------------
2017年 前半5F60秒6 後半5F58秒6⇒超後継
2018年 前半5F58秒7 後半5F60秒6⇒前傾
2019年 前半5F60秒8 後半5F58秒4⇒超後継
2020年 前半5F61秒5 後半5F58秒6⇒超後継
2021年 前半5F61秒1 後半5F58秒7⇒超後継
2022年 前半5F61秒9 後半5F57秒5⇒超後継
2023年 前半5F60秒2 後半5F58秒6⇒後継
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※前半と後半の5Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、2秒以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。

2018年に前傾ラップが記録されましたが、マイスタイルがかなり速いペースで飛ばした結果ですね。

中日新聞杯が行われる中京芝2000mはスタンド側直線の坂下がスタート地点で、都合2回の坂越えもある関係上、前半からペースが上がることが少なく、本重賞ではスローの上がり勝負がド定番となっています。前・内をぴったり回れる馬か、一瞬の瞬発力に優れる馬でないと対応が難しいですね。

スローの上がり勝負なら曲飛の馬の出番ですが、ラップと飛節の連動性は微妙なところ。今回は深く考えないことにします。


続いて過去好走馬の馬体分析ですが、今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」という2つの尺度から見ていきます。

「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。

勝ち馬の特徴は次の通りです。

--------------------------
2017年 メートルダール 中間/中間
2018年 ギベオン 瞬発/シャープ
2019年 サトノガーネット 瞬発/シャープ
2020年 ボッケリーニ 瞬発/中間
2021年 ショウナンバルディ 瞬発/シャープ
2022年 キラーアビリティ 中間/ボリューミー
2023年 ヤマニンサルバム 瞬発/シャープ

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キラーアビリティのような例外的な存在もいますが、多くの馬は瞬発力タイプかつシャープな馬体をしています。まずスローの上がり勝負になることを思うと、馬体に偏りが発生するのは納得ですね。重賞を勝つ能力があることが前提となりますが、ギベオン、サトノガーネット、ショウナンバルディ、ヤマニンサルバムのような馬体を見つけられれば正解にグッと近づけそうです。


それでは今年の有力馬を見ていきましょう。

今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」は次の通りです。

--------------------------
キングズパレス 瞬発/中間
デシエルト 瞬発/ボリューミー
コスモキュランダ 中間/中間
ロードデルレイ 瞬発/シャープ

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キングズパレス、デシエルト、ロードデルレイの3頭は瞬発型ですが、うち筋肉の付き方がシャープなのはロードデルレイ1頭だけです。

同馬はデビュー7戦6連対の素質馬ですが、6月の鳴尾記念はハ行で除外となり、ハ行明けのアンドロメダSは捌きに硬さがありましたね。

ただし、そこから中2週を陣営が選択してきた以上は脚元は走れる態勢にあるはずです。

本馬のデビュー以降の走りを見ていくと、新馬戦ではアサカラキング(後に阪急杯2着)相手に圧勝。つばき賞ではドクタードリトル相手に完勝。ウェルカムSではリフレーミング(後に小倉記念勝ち)に先着し、白富士Sではバトルボーン(後にメトロポリタンS勝ち)やシュヴァリエローズ(後に京都大賞典とステイヤーズS勝ち)にも先着。ただ弱い相手に実績を重ねてきたわけではありません。

アンドロメダSではまんまとデシエルトに逃げられてしまいましたが、デシエルトに最高に乗られた結果で二番が利くかは微妙なところ。ベリーヴィーナス、マテンロウレオ、デシエルトの逃げ争いを見つつ、4、5番手を確保できれば直線では着実に伸びてきそうです。スローの上がり勝負が定番のここなら本馬が混戦を断つと見ます。

他にも枠順、展開、各馬の調整過程、先週の中京芝の傾向などを考慮した最終結論は次の通りです。

《中日新聞杯の最終結論》
◎10ロードデルレイ
○8デシエルト
▲3キングズパレス
☆9コスモキュランダ
△2マテンロウレオ
△5トーセンリョウ
△13フライライクバード
△14ドクタードリトル
△15ジェイパームス

本命はロードデルレイ。スローの上がり勝負なら33秒台前半の上がりを使ってくれそうです。

対抗評価はデシエルト。前回のように楽な逃げになるかは微妙も、中日新聞杯は前・内有利なレースですから、最後まで踏ん張れるかもしれません。

単穴評価はキングズパレス。左右の回りを問わず堅実な脚を使えるのが本馬。ただし、今の馬場だとここ最近と同様に2着、3着までのイメージ。

☆評価はコスモキュランダ。中京芝だと動くタイミングが難しそうですが、皐月賞時のパフォーマンスを発揮できれば58キロの重ハンデで楽勝まであるかもしれません。ただし、個人的には中山芝向きと見ています。

馬券はロードデルレイを軸に馬連と3連複で勝負。混戦模様なため手広く流します。

《中日新聞杯の買い目》
◎10ロードデルレイ
○8デシエルト
▲3キングズパレス
☆9コスモキュランダ
△2マテンロウレオ
△5トーセンリョウ
△13フライライクバード
△14ドクタードリトル
△15ジェイパームス

【馬連】10=8,3,9,2,5,13,14,15(8点)
【3連複/フォーメ】10=8,3,9=8,3,9,2,5,13,14,15(18点)

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

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