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石川豊

2025/02/21 18:30

【サウジカップ】連対例ない血統面に懸念、有力一角をバッサリ ◎主役から伏兵含む馬連3点+3連単36点

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まず、はじめに「前提」を。

「1番人気の勝率は3割」

1番人気が負ける確率は7割もあり、逆に言えば2番人気以下は勝率7割もある。「危険な人気馬理論」とは、想定1-4人気ゾーンの人気一角を「消し」とし、妙味を追い続ける馬券術である。

サウジCでもこちらの前提は頭に入れて予想。今年は、国内ダート界の総大将フォーエバーヤングを筆頭に、日本調教馬が4頭参戦する。対して香港の英雄ロマンチックウォリアーが日本馬の前に立ちはだかる構図だ。

フォーエバーヤングが主役も、懸念点アリ

今年のサウジCは、昨年のBCクラシック覇者シエラレオーネや、1月のペガサスワールドC招待Sを制したホワイトアバリオ、昨年のドバイWC覇者ローレルリバーなど、大物の出走回避が相次ぎ、やや寂しいメンバーとなった。特にダート大国、米国勢の参戦は1頭のみとなり、日本調教馬vs.ロマンチックウォリアーの構図が色濃くなった。

日本の総大将フォーエバーヤングは、昨年はジャパンダートクラシックで世代の頂点に立ち、前走の東京大賞典では古馬も撃破して国内を統一。次なるターゲットは世界統一で、昨年、ともに3着に敗れたケンタッキーダービー、BCクラシックの雪辱を念頭に、まずはサウジCからドバイWCと、中東制圧が今春の目標だろう。

昨年、サウジダービー、UAEダービーと連勝しており、中東遠征はお手のもの。コース経験がある点は有利な材料で、米国で戦ってきたようなメンバーを考えると、今回はくみしやすい相手。初の海外GI制覇へ向けて視界は良好に見える。

重箱の隅をつつくとすれば、長らく2000mを使ってきただけに、1800mへ距離が短くなる点や、サウジダービー以来となるワンターンコースで戦うこと。そして大外14番ゲートからの発走。ややスタートに難があるので、好位置を取れなければ、外々を回らされ、勝負どころでズブさを見せる面もあり、距離ロスを引き起こし、前で粘る馬を捉えきれず、というシーンも考えられる。このあたりは鞍上の手綱捌きに期待を懸けたい。

初ダートの香港最強馬は連対例がない父系統

香港の最強馬、ロマンチックウォリアーは、7歳を迎えてもさらに強くなっている印象。一昨年のコックスプレートから、芝GI7勝を含む8連勝中で、その間、2度の香港カップやクイーンエリザベス2世C、安田記念と、日本馬の前に立ちはだかり、先着を許すことはなかった。

初のUAE遠征となった前走のジェベルハッタも、好位から楽に抜け出し、コースレコードで2着に4.51馬身差をつける快勝。芝とダートの違いはあるが、ワンターン1800mでの圧勝劇は、良いイメージを持って本番へ臨めることだろう。

カギは初めてのダートへの適応力。サウジCでは、2021年ミシュリフや、23年パンサラッサと、芝で活躍した馬が制するなど、キングアブドゥルアジーズコースは、芝馬でも適応できるダートの質とされている。だが、両馬ともダート戦の経験は持ち合わせており、全くの未経験ではなかった点は見逃せない。

昨年のBCクラシックで、ダート未経験だった英ダービー馬シティオブトロイが、8着に大敗した例があるように、バリバリの芝馬がダートではコロッと負けてしまうことは多々ある。血統面でも、サウジCでは父ミスタープロスペクター系やエーピーインディ系が強く、ロマンチックウォリアーの父ノーザンダンサー系は連対例がない点も懸念材料だ。

フォーエバーヤングが2着なら好配当の旨味あり

日本馬は前走東京大賞典の1-4着で、フォーエバーヤングは勝負付けが済んでいるメンバー。ウィルソンテソーロは昨秋、厳しいローテで5戦連続連対と安定した戦いを演じているが、勝ち味に遅い点も事実。中東で連対率100%のウシュバテソーロは、8歳を迎え、さすがに力の衰えを感じざるを得ない。ラムジェットは、ハマれば爆発力も秘めているが、初めての海外遠征がどうなるか。いずれにしても、馬券圏内の可能性はあるが、フォーエバーヤングは彼らに先着を許さないと見る。

相手筆頭は、米国から唯一参戦する不気味な存在・ラトルンロール。GI実績は2歳時に制した1勝のみだが、昨年のサウジC覇者セニョールバスカドールと同様に、サウジアラビアの馬主が権利の一部を買収し、二匹目のどじょうを狙う算段。前哨戦のGIII二聖モスクの守護者杯で4馬身3/4差の快勝を演じており、コースを経験している点は強みだ。

フランスから参戦、昨年のドバイターフ勝ち馬ファクトゥールシュヴァルも侮れない存在。こちらも芝で活躍してきた馬だが、初ダートの前走アルマクトゥームチャレンジで、馬込みの中からしぶとく脚を伸ばして3着に食い込んで見せた。このダートの経験値を活かせば、本番でも好走を見せることは可能だろう。

また、アルゼンチンの最強馬エルコディゴは、サウジアラビアに移籍しての参戦。芝ダートの二刀流で、GI5勝中3勝をダートでマークしている実力者だ。長らくクラシックディスタンスを使われてきており、1800mへの距離短縮がカギを握りそうだが、他馬との能力比較も難しく、アッサリがあっても驚けない実績はあるので注意したい。

馬券は、フォーエバーヤングを本命視するが、鉄板と評するほどの信頼度はなく、取りこぼしも想定して3連単フォーメーションを組む。ロマンチックウォリアーはダートで沈む可能性が高いとみて、今回はバッサリ切る。

サウジカップ予想【印・買い目】

◎5フォーエバーヤング
○8ラトルンロール
▲4ファクトゥールシュヴァル
☆3エルコディゴ
△13ウィルソンテソーロ
△10ウシュバテソーロ
△7ラムジェット
△12ウォークオブスターズ

【馬連】5=8,4,3(3点)
【3連単/フォーメ】
5→8,4,3→8,4,3,13,10,7,12(18点)
8,4,3→5→8,4,3,13,10,7,12(18点)



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