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※2025年6月12日時点の見解であり、実際の結論（印・買い目）は週末の予想コラムにてご確認ください。

・インビンシブルパパ
砂のスプリント戦を逃げ戦法で制してきた馬。そのスピードは魅力だが、快速馬が揃った開幕週の芝重賞で即通用かと言われたら疑問符を付けざるを得ない。芝で狙うなら時計のかかる馬場コンディションにあたったタイミングだろう。

・ウイングレイテスト
昨年の本レース2着馬。当時は斤量59キロと厳しい条件だったにもかかわらず、のちのGI馬サトノレーヴに0秒2差の戦いを演じた。開幕週の芝成績は【1-3-2-1】。得意条件で臨むここは巻き返しを警戒する。

・カピリナ
重賞を使われた近2走は4→3着。それぞれ異なる馬場・距離・コースで大崩れしなかった点は高く評価すべきだろう。当距離の持ち時計1分7秒1はメンバー中2位にランクされるもの。洋芝＝時計のかかる馬場が定説だったが近年は1分7秒台の決着も珍しくないし、距離短縮ローテの成績【2-0-0-0】も見逃せない。

・カルチャーデイ
前走米子城Sは2歳時のファンタジーS以来の勝利。時計のかかる馬場だったとはいえ、600m通過33秒8のハイペース逃げで押し切ったのだから到底フロックとは言えない内容だ。ファインニードル産駒は札幌・函館の洋芝で【7-3-6-20】馬券内率44％。ノーマークにはできない。

・ジューンブレア
芝1200mは【4-0-0-0】といまだ負け知らず。そのなかには函館芝1200mも含まれており、洋芝も問題なくこなせるタイプだ。目下の勢いは魅力も、近2走で負かした馬でのちに勝ち上がった馬はわずか1頭。レースレベルで見劣りする感は否めず、押さえが精いっぱいか。

・ジョーメッドヴィン
芝1200mで挙げた全4勝の勝ち時計は1分8秒台以上。開幕週で1分7秒台が想定される函館芝替わりがプラスに働くとは思えない。

・ステークホルダー
オープンクラス昇級後の2戦はいずれもフタ桁着順。変わり身は望み薄か。

・ゾンニッヒ
斤量57キロ以上の重賞は【0-0-0-6】と苦戦傾向。昨年6着のレースで上位進出は至難の業と言える。

・ドンアミティエ
ダートを3連勝の馬がスプリント戦に見参。ローレルゲレイロ、ディープボンドら芝GIでの好走馬が目立つ血統ではあるものの、開幕週の芝で1分7秒台の決着は濃厚。その時計に対応できるとは思えず、芝なら時計のかかる馬場コンディションのタイミングを待ちたい。

・ナムラクレア
悲願のGI制覇を目指した前走高松宮記念。結果は2着と、3年連続銀メダルでまたしてもビッグタイトルに手が届かなかった。仕切り直しとなる今回はローカルGIII。格は一枚も二枚も上だが、テンにいけなくなってきた近走×開幕週の馬場×斤量57キロは最悪の”三重苦”。ここは取りこぼしを想定すべきか。

・フィオライア
オープンクラス初戦の前走は13着と惨敗。クラス通用にはもう少し時間がかかりそうだ。

・プルパレイ
リステッド競走でも掲示板外に敗れてしまう現状。厳しい。

・ペアポルックス
前走高松宮記念は18頭立ての18着。昨年秋からコンスタントに使われ続けたローテーションと、自身初の左回りが堪えた印象を受けた。右回りの良馬場芝は【3-4-1-0】と抜群の安定感。開幕週の馬場＋休養を挟んで臨むここは穴妙味ある1頭と捉えたい。

・ミリアッドラヴ
今回が初めての芝レースを迎える馬。斤量52キロは魅力も、芝のオープンクラスで【0-0-0-5】のニューイヤーズデイ産駒でもあり、ここは様子見が妥当か。

・モリノドリーム
全5勝が洋芝という洋芝巧者。勝利時の勝ち時計はいずれも平凡だったが、その芝適性を無視するわけにはいかないだろう。何らかの印は必要か。

・レイベリング
この馬で注目すべきは5走前。リステッド競走の信越S勝利時の600m通過は33秒4……芝1400mとしてはかなりのハイペースだが、それを4角3番手から悠々押し切った内容は強かった。淀みない流れが合う本馬にとってスプリント戦かつ快速馬が揃ったここは好条件。【2-0-0-1】の洋芝成績も含め、穴妙味を感じる1頭だ。

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