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石川豊

2025/03/08 17:30

【弥生賞】無敗の人気一角に「0.1.0.4」で初黒星濃厚 ◎複勝率75%+前走フロック視なら妙味あり 馬連5点+3連単36点

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まず、はじめに「前提」を。

「1番人気の勝率は3割」

1番人気が負ける確率は7割もあり、逆に言えば2番人気以下は勝率7割もある。「危険な人気馬理論」とは、想定1-4人気ゾーンの人気一角を「消し」とし、妙味を追い続ける馬券術である。

なお、SPREADさん連載スケジュールの都合上、想定と実際の人気がズレることはあるのであしからず。

「当てたいのか、勝ちたいのか」

極論を言えば、当てたいだけなら全18頭の単勝でも買えばいい。仮に1鞍回収率500%の馬券なら、5回に1回以上あれば、的中率20%でも収支はプラス。当てるのではなく、勝ちにいく。負けを恐れず、勝ちにいけ。

そのハズレ馬券は決して紙くずではなく、勝利への招待状である。

無敗でも黒星を喫しやすい舞台

新馬、エリカ賞と、ともに京都の芝2000mを連勝し、クラシック戦線に殴り込みをかけるナグルファル。2戦とも好位から上がり最速の末脚で、他を寄せ付けない快勝劇を演じている同馬が、今回の「危険な人気馬」のターゲットだ。

ナグルファルは、まだ負けていない、という点で注目度は高まるが、3連勝で弥生賞を突破することは容易ではない。過去10年、2戦2勝で臨んだ馬は【2.2.0.7】と4頭が連対を果たしているが、勝った2015年サトノクラウンと、16年マカヒキは、2戦目でオープン、または重賞を勝ち上がった上で3連勝を決めている。

一方、新馬→1勝クラスの2連勝で駒を進めてきた馬は【0.1.0.4】と、勝利を手にすることはできておらず、弥生賞で初黒星を喫することが濃厚。ナグルファルにとっては、エリカ賞をステップにしてきたことが、凶と出る可能性は高い。

そのエリカ賞では、後続に4馬身差の圧勝だったが、2着のワンモアスマイルは、先日の共同通信杯で9着に大敗、3着イガッチも次走のあすなろ賞で6着に敗れるなど、メンバーに恵まれた公算は高い。

なお、前走0.6秒以上の大差で勝利した馬は、過去10年の弥生賞で【1.0.0.2】。勝ったのは18年ダノンプレミアムで、その前走はGI朝日杯FS。一方、負けた2頭の前走は未勝利戦や1勝クラスで、比較的相手関係に恵まれた上での楽勝は、鵜呑みすることは禁物だ。

近9年の弥生賞勝ち馬は、ディープインパクト産駒の6頭を筆頭に、ドゥラメンテ、サトノクラウン、アルアインと、現役時代に皐月賞や弥生賞を制したことがある種牡馬たち。

ナグルファルの父エピファネイアや、現役時代に弥生賞4着、皐月賞2着とこの舞台で勝ち星は上げておらず、産駒の弥生賞での成績も【0.0.0.4】と未だ相性は良くない。この点も踏まえると、ナグルファルも取りこぼす危険は高そうだ。

きさらぎ賞を制したサトノシャイニングや、フェアリーSを制したエリカエクスプレスなど、現在関西リーディングをひた走る好調、杉山晴師に川田騎手とのタッグ。ゆえに人気も沸騰しそうな印象だが、上記の不安材料を持ち合わせており、そこまでの信頼感を寄せられず、妙味を考慮すると、今回は思い切って「消し」でいってみたい。

主要ステップのGI、3着で人気薄なら積極的に買いたい

本命にはファウストラーゼンを抜擢する。前走のホープフルSでは、スタート後にごちゃつき、後方からの競馬を強いられたが、向正面で一気にマクって先頭に躍り出ると、最後まで長く脚を使って粘って見せた。3歳牡馬戦線のトップを走るクロワデュノールと熱戦を演じた点は大いに評価できるだろう。

東スポ杯2歳Sでクロワデュノールの2着に敗れたサトノシャイニングが、きさらぎ賞を制覇、ホープフルS11着だったマスカレードボールが共同通信杯を制するなど、クロワデュノールに敗れた馬たちが、明け3歳の重賞戦線で再度クラシックでのリベンジへ向けて名乗りを上げているように、今年のトライアルは、クロワデュノールの敗戦馬による巻き返しがテーマ。今回はファウストラーゼンが、その最右翼だ。

2018年以降の弥生賞で、前走ホープフルS(GI昇格以降)組の弥生賞での成績は【1.3.6.5】で、3着以内の馬21頭中、半数近くの10頭は、ホープフルS組が好走している。5着以内に絞れば【1.3.5.3】と、複勝率は75%に跳ね上がり、最重要ステップといっても過言ではない。

前走のようなトリッキーな戦法だけではなく、2走前のように、中団から瞬時の加速力を発揮できる競馬もできる馬だけに、レースぶりに幅がある点も強みだろう。17番人気による激走で、フロック視される面はあるが、かえって人気を落とすようなら、おいしい穴馬。妙味を考えると、ここは買いの1頭だ。

相手には朝日杯FS2着のミュージアムマイルが筆頭。朝日杯FS組も、過去10年で【1.3.2.1】と、複勝率85.7%の主要ステップ。2走前の黄菊賞で芝2000mを経験して勝っている点も強みで、大崩れすることはないだろう。

馬券は単勝と馬連を手広く。3連単をお好みで。

それでは皆さま、ボナ・フォルトゥーナ(あなたに幸運を)。

弥生賞予想【印・買い目】

◎8 ファウストラーゼン
○11 ミュージアムマイル
▲6 ジュタ
☆7 アロヒアリイ
注1 レディネス
注9 アスクシュタイン
△12 クラウディアイ

【単勝】8(1点)
【馬連】8=11,6,7,1,9(5点)
【3連単/フォーメ】
8→11,6,7→11,6,7,1,9,12(15点)
11,6,7→8→11,6,7,1,9,12(15点)
11,6,7→11,6,7→8(6点)

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