10頭立てと少々寂しい頭数になったが、どの馬も一長一短で、人気薄が台頭するチャンスは十分にありそう。馬券的には非常に楽しみな一戦となった。金曜日から土曜日にかけて降ることがほぼ確実な雨が、さらに混戦度合いを増してくれるだろう。人気馬総崩れという展開も、決してないとは言いきれない。

狙ってみたいのはデルアヴァーだ。これまで挙げた勝利は、いずれも福島の新馬戦と1勝クラスの特別戦の2勝。重賞を含め、オープンクラスのレースでは馬券に絡んでいない。戦績的に派手さはなし。ただ、GIホープフルS以外のレースはすべて上がり最速で、非常に中身が濃い。舞台を問わず確実に差してくる脚は、この馬の大きな武器だ。流れが向いたとはいえ、とくに前走のひめさゆり賞の強さは圧巻だった。3コーナーで一気に前団との距離を詰めた際のギアチェンジぶりと、その後の加速力はまさに実力馬のそれ。並の馬ではできない芸当だ。

能力指数は堂々1位。2戦目で東京スポーツ杯2歳S、3戦目でホープフルSを選択したあたりに、陣営の並々ならぬ期待の高さを感じさせる。鞍上が荻野極騎手ということで、過剰に売れる心配もない。道悪はやってみないとわからないが、フランケル産駒は極悪馬場が向かない一方で、稍重程度のソフトな馬場ならむしろ上手にこなせる。京都の天気予報は、雨が降るのは午前中までで、午後は晴れ。ある程度馬場が回復してくれれば、問題なく対応してくれるだろう。

相手は、レベルの高いメンバー相手にきさらぎ賞で4着に入ったショウヘイと、関東に遠征した弥生賞ディープインパクト記念は12着に敗れたが、2戦2勝の京都に戻って見直せるナグルファル。上位人気が予想される面々は、押さえに回した。

■印・買い目と資金配分
◎7デルアヴァー
○8ショウヘイ
▲6ナグルファル
△5エムズ
△4ネブラディスク
△1キングスコール
△9トッピボーン

【馬連】7＝8,6,5,4,1,9（6点）
【3連複/軸1頭】7＝8,6,5,4,1,9（15点）
【3連単/軸1着】7→8,6,5,4,1,9（30点）