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競馬サロン

齋藤翔人

2025/05/24 18:00

【オークス2025予想】好走データ最多合致 アルマヴェローチェ以上に注目したい過小評価されがちな伏兵◎

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5月16日、2010年のNHKマイルCを制したダノンシャンティが14日に亡くなっていたことが発表されました。18歳でした。

フジキセキ産駒のダノンシャンティは、世界的名門の出身。同じ一族からは、ラーイやタイキシャトルの父デヴィルズバッグ、ジャパンCとドバイワールドCを制したシングスピールなどの名馬。日本では、ヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスのきょうだいに、阪神大賞典勝ちのサンライズアースらが誕生しています。

競走生活のハイライトはなんといってもNHKマイルC。勝ち時計の1分31秒4は当時の日本レコードで、今もレースレコードとして残っています。
複数のGIがおこなわれる東京芝1600mで、3歳馬が5月に日本レコードを出した事実は衝撃であり驚愕。また、道中が超ハイペースだったとはいえ、4角16番手から追い込み、最後は逆に1馬身半突き抜けた内容も衝撃的でした。
ただ、管理する松田国英厩舎の先輩キングカメハメハに次ぐ「変則二冠」を目指したダービーの前日に骨折が判明。残念ながら出走取消となり、その後は屈腱炎を発症したこともあって、結果的にこれが最後の勝利となりました。

ちなみに、今年のNHKマイルCがおこなわれた前日の5月10日には、前述したマイルCでダノンシャンティと人気を分け合い4着だったサンライズプリンスも亡くなっており、そこに運命めいたものを感じずにはいられません。

両馬のご冥福を心よりお祈りいたします。

それでは予想に。

今回は、オークスの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

(1)前走馬体重
(2)前走頭数と前走人気
(3)前走の枠順
(4)乗り替わりの有無
(5)前走着順
(6)父の系統
(7)キャリア
(8)今回の枠順
(9)生産牧場

近年の好走傾向から買い条件となったのは上記9項目。その中で(1)は前走馬体重について。
過去5年の3着内馬15頭中12頭は、前走馬体重が450kg以上480kg以下でした。そのうち、好走しているのは前走3位以内の上がりをマークした馬で[4-3-3-9/19]。勝率21.1%、複勝率52.6%。単勝回収率96%、複勝回収率306%と、文句なしの成績です。
◇該当馬=リンクスティップ、カムニャック

次は(2)。前走頭数と前走人気。
前走、多頭数のレースに出走し上位人気に推されていた馬が結果を残しているオークス。具体的には、前走16頭立て以上のレースで4番人気以内。なおかつ、そのレースの4コーナーで5から12番手に位置していた馬は[3-4-1-6/14]。勝率21.4%、複勝率57.1%。単勝回収率107%、複勝回収率125%。こちらも申し分のない成績でした。
◇該当馬=アルマヴェローチェ、パラディレーヌ、エンブロイダリー

(3)は前走の枠順です。
不思議なことに、前走2枠か3枠からスタートした馬の活躍が目立つ当レース。そのうち、前走時、馬体重が4kg以上プラスか4kg以下のマイナスだった馬は[2-3-2-7/14]。勝率14.3%、複勝率50.0%。単勝回収率73%、複勝回収率342%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=パラディレーヌ、ビップデイジー

(4)は乗り替わりの有無について。
かつて、ダービーは乗り替わりが勝てないレースといわれましたが、オークスに関してはむしろその逆。とりわけ、前走、桜花賞かフラワーCか忘れな草賞に出走した馬が、今回栗東所属騎手か短期免許で来日中の外国人騎手に乗り替わると[2-2-2-6/12]。勝率16.7%、複勝率50.0%。単勝回収率92%、複勝回収率267%。こちらも該当馬の半数が好走しています。
◇該当馬=レーゼドラマ、エンブロイダリー、ブラウンラチェット

(5)は前走着順で、ここは2パターンご紹介します。まずは前走、重賞かリステッド含むオープンで1着だった馬。
こちらは、母父がネイティヴダンサー系かニアークティック系種牡馬だと[2-3-1-5/11]。勝率18.2%、複勝率54.5%。単勝回収率73%、複勝回収率222%で、文句なし。
◇該当馬=レーゼドラマ、エンブロイダリー、サヴォンリンナ

一方、前走が芝。かつ、馬場状態が良か稍重の重賞もしくはリステッド含むオープンに出走。そこで3、4着だったサンデーサイレンス系種牡馬の産駒も[1-2-1-3/7]。勝率14.3%、複勝率57.1%。単勝回収率127%、複勝回収率115%と負けていません。
◇該当馬=リンクスティップ、タイセイプランセス

続いては(6)。父の系統。
前項でサンデーサイレンス系種牡馬の産駒に注目しましたが、出走頭数が少ないのに好走率が高いのはニアークティック系かネイティヴダンサー系種牡馬の産駒。そのうち、生月が1、2の馬は[3-1-1-5/10]。勝率30.0%、複勝率50.0%。単勝回収率125%、複勝回収率230%。勝率の高さは魅力といえるでしょう。
◇該当馬=アルマヴェローチェ、サタデーサンライズ

(7)はキャリアです。
キャリアに注目したとき、好走率、回収率ともに高かったのはキャリア4戦の馬。そのうち、前走馬番が奇数だった馬は[1-2-2-5/10]。勝率10.0%、複勝率50.0%。単勝回収率14%、複勝回収率372%。やはり、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=アルマヴェローチェ、アイサンサン、レーゼドラマ、タイセイプランセス、サヴォンリンナ

(8)は今回の枠順について。
勝ち切れていないものの、近年のオークスは4枠からスタートした馬が好調で[0-2-3-5/10]。複勝率50.0%、複勝回収率429%。2020年の3着ウインマイティーは13番人気。2021年の同じく3着ハギノピリナは、なんと16番人気の低評価を覆しました。
◇該当馬=レーゼドラマ、サタデーサンライズ

そして最後は(9)。生産牧場。
オークスで出走数、3着内数ともに多いのは、やはりノーザンファーム生産馬。そのうち、毛色が鹿毛。かつ、今回偶数番を引いた馬は[1-2-1-3/7]。勝率14.3%、複勝率57.1%。単勝回収率65%、複勝回収率198%。該当馬は少ないものの、文句なしの成績です。
◇該当馬=ビップデイジー、タイセイプランセス、ブラウンラチェット、ゴーソーファー

これら9つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとしました。

◎7レーゼドラマ
○1アルマヴェローチェ
▲10タイセイプランセス
☆9エンブロイダリー
△6ビップデイジー
△5リンクスティップ
△3パラディレーヌ
△12ブラウンラチェット

【単勝】7
【馬単/マルチ】7⇔1,10,9,6,5,3,12(14点)
【ワイド】7=1,10,9,6,5,3,12(7点)
【3連複/フォーメ】7=1,10,9=1,10,9,6,5,3,12(15点)

本命は、唯一4項目に合致したレーゼドラマ。以下、3項目に合致した馬が3頭いました。

ここまでの4戦すべてで4番人気以下と過小評価されながら、2勝をあげているレーゼドラマ。今回のメンバーで2400mのレースに出走経験があるのは、レーゼドラマだけです。

重賞初制覇を成し遂げた前走のフラワーCは、淀みないペースを2番手で追走し、早目先頭から2馬身半差の完勝。持久力タイプだけに、今回も積極的な競馬で自らレースを動かすような展開に持ち込めば、府中の長い直線でもチャンスはあるとみました。
また、最近は急速に馬場が回復するため、翌日の状態さえ読むことは困難ですが、もし時計がかかるようなら、それもプラスに働きそう。デビューからオークスを見据えたようなローテーションを組んできたレーゼドラマが、樫の女王戴冠を目指します。

馬券はまず、レーゼドラマの単勝と同馬からの馬単マルチ、ワイドを購入。そして、1列目にレーゼドラマ。2列目に○▲☆の3頭。3列目にレーゼドラマ以外の印7頭を塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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