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競馬サロン

田原基成

2018/09/06 18:10

秋競馬の攻略ポイントおさらい

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はじめに、台風21号による被害に遭われたすべての皆さま、そして本日発生した北海道地震の被害に遭われたすべての皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。

園田競馬や門別競馬が開催中止を発表していますが、安全が確保できない以上、賢明な判断でしょう。今はこれ以上被害が拡大しないことを切に願います。

さて、ここからはガラリと話題を変えたい。

新潟記念は◎▲△で3連複25300円(回収率1686%)的中。

シルクレーシングのコラムを書いた先週の内容から本命ブラストワンピースはほぼ規定路線だった。ここで注目すべきはシンガリ人気で3着に食い込んだショウナンバッハ。後付けと思われるかもしれないが、6走前に左回り芝2000m重賞4着がある馬に新潟芝外回り2000m巧者の鞍上が跨るとなればノーマークの判断は早計というものだろう。

何度もお伝えしていることだが、重箱の隅をつつくのが人気馬だとしたら、穴馬は良いところだけを褒めてあげれば良い。何しろ「穴馬」と呼ばれるぐらいだから死角の数は片手で足りないぐらいだ。だが、その死角を埋めるだけの魅力が穴馬にはある。これは競馬予想において絶対に忘れてはいけないことだ。

さて、今週のテーマは「秋競馬の攻略ポイントおさらい」。

秋競馬は「夏全休の馬が始動する時季」だ。3歳馬で言えばオークス・ダービー、古馬の場合は安田記念・宝塚記念。春のGI戦線で主役の座を争った馬が続々とターフに姿を現す。実績上位と称されるだけあって、秋初戦から真価を発揮するパターンが第一に想定されることだろう。

……が、今週行われる秋華賞トライアル・紫苑Sでは面白い傾向が出ている。

まずは過去の連対馬をご覧いただきたい。

・2017年→ディアドラ、カリビアンゴールド
・2016年→ビッシュ、ヴィブロス
・2015年→クインズミラーグロ、ホワイトエレガンス

6頭中5頭が前走夏競馬を使われた馬。前走オークス組は【1-0-4-19】と精彩を欠いており、凡走を喫した馬にはピュアブリーゼやスピードリッパー、アイスフォーリスといった春の活躍馬がズラリと並ぶ有様だ。

一体なぜか?

その理由として挙げられるのはコース形態。中山芝2000m内回りは牝馬クラシック王道路線を歩む馬には縁のない条件だ。何しろ主要レースは阪神芝外回り、東京でしか行われないのだから。

2015年以降、前走オークス組で馬券圏内に入った馬はビッシュ、フロンテアクイーンの2頭。この2頭には「中山芝での勝利実績」があった。紫苑Sを紐解くヒントとして見逃せないところだろう。

また、秋開催は気温にも要注意。

9月に差しかかってもなお、依然として連日30度超えの暑さに見舞われる本州。「秋競馬」と呼ぶには無理がある気温だ。9月半ば頃までの開催は夏競馬の延長戦??夏の余力で対応可能な開催と捉えて臨むべきだ。秋の中山・阪神が夏の新潟・小倉と同じオール野芝で施行される点も意識しておきたい。

GIシーズン開幕までに向けた助走期間となるこの時季。馬券的な部分で言えば次走を目標にする馬とGI出走権確保を目指す上がり馬が競うトライアルは「荒れるレース」と言えよう。波乱を生み出す要因には先に挙げた芝質や気候、コース適性が大きく関係してくる。

「春競馬と秋競馬は切り離して考える」
「夏競馬と秋競馬は一緒くたに考える」

この2つを意識するだけでも9月開催攻略にグッと近づくのではないだろうか。

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