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田原基成

2023/06/09 18:55

【ジューンS】重賞レース同様に全頭分析を実施。粒ぞろいの一戦で評価すべき3つのポイントとは?/函館7R/阪神12R

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今週から重賞のない土曜競馬が続く。そこで非重賞レースにあたる土曜メインでも【全頭分析】を行いたい。ジューンSの出走馬全18頭を分析することでレースの全体像を掴みたいところだ。

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【東京11R ジューンS】

・1枠1番 エドノフェリーチェ
新馬戦を含めた中2カ月以上の休み明け成績は【0-0-1-4】。ここは次走への叩き台だろう。

・1枠2番 アイブランコ
ダート替わりの前走3着から一転、今回は芝レースに参戦。ローテーションに一貫性がない点は気がかりだ。

・2枠3番 ジャンカズマ
昇級後の近2走はいずれも掲示板外。クラス通用にはもう少し時間がかかりそうだ。

・2枠4番 ヒシゲッコウ
右回りの成績【3-0-2-7】に対し、左回りでは【0-0-2-3】。東京開催でお馴染みのD.レーン×堀コンビは要警戒も、据えるなら2.3着のゾーンかもしれない。

・3枠5番 ダノングロワール
3勝クラスでは【0-0-0-8】と厚い壁に跳ね返されている馬。長期休養明けを使われたあと、また長期休養明けのローテーションにも不安が残る。

・3枠6番 タイセイシリウス
現級では頭打ちの印象。厳しい。

・4枠7番 シュトルーヴェ
3走前に当舞台での勝利があり、現級初戦の前走も2着。能力は申し分ないが、前走から間隔があくと勝ち切れていない点は少々気がかりだ。

・4枠8番 ロードプレジール
前走は雨降りしきる不良馬場の特殊な馬場コンディション。その状況が向いた感は否めず、2度走って勝ち馬と0秒8以上離されている芝2400mへの距離延長ローテもマイナスだ。

・5枠9番 サンセットクラウド
芝2400mでは【2-1-0-0】と安定。ただ近走の相手がハイレベルとは言い難く、距離適性を加味しても押さえ程度が妥当か。

・5枠10番 フォルテデイマルミ
年明け以降に先着を許した馬が複数出走する組み合わせ。苦戦は免れられないか。

・6枠11番 タイムオブフライト
近走は馬券外が続いているものの、上がり3Fはそれなりの脚だった。開催終盤で馬場を目いっぱいに使うシチュエーションなら同馬のスタミナが活きる可能性は想定したい。

・6枠12番 ジロー
芝を使われた2戦はいずれも掲示板外。厳しい。

・7枠13番 サクセスシュート
昇級後もコンスタントに上がり3F最速をマーク。前残りの展開をただ1頭差して馬券内の前走は着順以上に評価できるもので、開催終盤の馬場替わりで前進が期待できる1頭だ。

・7枠14番 ワイドエンペラー
前走は1000m通過62秒6の超スロー。前残りの展開を先行した利は大きかったもの、当舞台は【1-2-0-0】と抜群の安定感だ。同馬とのコンビで【2-1-0-0】のC.ルメール騎乗も含め、極端に評価は落とせない。

・7枠15番 マイネルミュトス
3勝クラスでは勝ち馬と1秒以上離される競馬が続く馬。ここも厳しい戦いが予想される。

・8枠16番 キングズパレス
ブリンカー着用の影響か、近走はある程度の位置をとれるようになった。前走のレースレベルも高く、当舞台の成績【1-2-0-0】も見逃せない。

・8枠17番 ワープスピード
東京芝2400mで3勝を挙げる舞台巧者。ただ条件戦の2勝は少頭数の恩恵もあったレースで、多頭数かつ外枠で勝ち切るのは容易ではなさそうだ。

・8枠18番 サザンナイツ
逃げ切り勝ちを収めた2戦は馬番2番から距離ロスなく運んだもの。18頭立ての大外枠では分が悪い。

レースのポイントは3点。

1.馬場コンディション
2.展開
3.乗り替わり

昼時点で稍重発表の東京芝。雨が降らなければ良馬場への回復が見込めるとはいえ、開催終盤にさしかかりタフな馬場コンディションであることは間違いない。道悪適性は重要なファクターだ。

メンバーを見渡すと、確たる逃げ先行馬はサザンナイツとワープスピードが目立つ程度。スローペースゆえ前残りを狙いたくなるが、前述の馬場でインが荒れる可能性を考えると必ずしも先行馬優位とは言えないだろう。

3場開催で騎手がバラけており、乗り替わりが多く発生している本レース。そのなかで一貫して騎手を変えない陣営も多く、折り合いが重要な当舞台において継続騎乗のアドバンテージは重視したいところ。

以上を踏まえ、本命はキングズパレス。

3歳時にプリンシパルSで2着に入った馬。3勝クラスにいるのが不思議なぐらいだが、出世の妨げとなっていた後方待機の脚質はブリンカー着用で解消されつつある。タフな馬場実績も豊富かつ、松岡正海が手綱を離さない馬。適鞍のここを制してオープン入りを決めるのが陣営の腹づもりだろう。

【東京11R ジューンS予想の印】
◎16 キングズパレス
〇11 タイムオブフライト
▲13 サクセスシュート
☆14 ワイドエンペラー
△7 シュトルーヴェ
△4 ヒシゲッコウ
△9 サンセットクラウド
△17 ワープスピード

【単勝】16(1点)
【馬連/ながし】16-11,13,14(3点)
【3連複/ながし】16-11,13,14,7,4,9,17(21点)
【3連単/フォーメ】16→11,13,14→11,13,14,7,4,9,17(18点)


次に、自信の一鞍。

【函館7R 3歳上1勝クラス】

ダービーが終わり、3歳馬が古馬混合戦に戦いの場を移した。平場レースは3歳馬が減量騎手の恩恵を目論むケースが多く、この次の8Rに組まれたダート戦は7頭が減量騎手起用と傾向は明確と言えるのだが……。

このレースでの私の本命は3歳馬のシャンドゥレール。なぜ減量の恩恵を得られない馬に白羽の矢を立てたのかというと、この馬が戦ってきた相手がかなり強かったから。

アイビーSはオープンファイアとゴールデンハインド。
葉牡丹賞はバルサムノートとパクスオトマニカ。

のちのオープンクラス勝ち馬と重賞連対馬を下していたのだ。

本レースの減量騎手は芝で掲示板内すらないアレナリアに跨る佐々木大輔ただひとり。斤量差が勝利への障壁になるリスクは少なく、昨年一度使われた洋芝はスタートで大きく出遅れており参考外。スムーズに運べる利が働く少頭数の馬番9番なら確勝級の評価を下す。

【函館7R 3歳上1勝クラス予想の印】
◎9 シャンドゥレール
〇4 ディープレイヤー
▲6 カトルショセット
☆3 ハガネ

【単勝】9(1点)
【馬連/ながし】9-4,6,3(3点)
【ワイド/ながし】9-4,6,3(3点)


最後に太鼓判レース。

【阪神12R 3歳上1勝クラス】

ここは私が復帰を待ちわびた馬がついに登場。前走のレースを観たあと、即座に私が気になった馬を入れる“馬柱探偵調査リスト”へと格納した馬に迷わず本命の印を託す。

本命は7枠10番、オーサムリザルト。ダートの新馬戦としては異例の勝ち方をした当時を振り返ると、道中は終始砂を被るポジションに待機。外枠から砂を被らずに運んだ2着馬クールミラボー(先週2勝クラスで2着)が早め先頭に立ったのち、進路を切り替えるとあっさり差し切ってみせた。間違いなくオープン級の馬だ。

サクセスドレークも戦ってきた相手は強力だが、初ダートの内枠は砂を被った際のリスクが大きい。ローカルの牝馬限定戦で勝ち切れなかったスパークルアイズも阪神替わりが不安となれば、初の古馬相手でもオーサムリザルトのほうに魅力を感じる。

【阪神12R 3歳上1勝クラス予想の印】
◎10 オーサムリザルト
〇13 インヒズアイズ
▲4 サクセスドレーク
☆6 ダンテバローズ
△12 スパークルアイズ
△9 スズノハマヤ

【単勝】10(1点)
【馬連/ながし】10-13,4,6(3点)
【3連複/ながし】10-13,4,6,12,9(10点)
【3連単/フォーメ】10→13,4,6→13,4,6,12,9(12点)

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